1.調査概要
・調査対象者:3歳以下の子どもを持つ20代~40代の男女847名
・調査期間:2024年6月17日~2024年6月18日
・調査方法:インターネット調査
・エリア:全国
2.調査結果
【子育て中の悩み】
■ 55.5%の方が「子の睡眠」に悩んだ
・「お子さまが生まれたあと2年間の子育ての中で悩んだこと」として最も多かったのは「子の睡眠(例:夜泣き・寝かしつけ)」(55.5%)である。
・2人に1人が子の睡眠について悩んでおり、男女別では女性49.4%に対して男性61.6%と、男性の方が「子の睡眠」に悩んでいる。
【子育てと仕事の両立】
■ 子の夜泣きなどによる自身の睡眠不足が子育てと仕事の両立を妨げる
・「仕事と育児の両立で実際に大変だと感じたこと」として「子の体調不良による年休取得や欠勤が多くなり申し訳なさを感じた」に次いで、39.4%が「子の夜泣きなどにより自身の睡眠不足があり体力的に辛かった」と回答。
・男女別にみると、女性は30.8%なのに対して男性は46.2%と、男性の方が子の睡眠トラブルで辛さを感じている。
■
子の誕生後1年間は精神的な悩みを抱えやすい
・全体の64.7%が、「お子さまが生まれたあと2年間で気分が落ち込んだ・元気が出ない・絶望的な気分になったなど」が「よくあった・ときどきあった」と回答。
・男女別では、女性の73.0%が「よくあった・ときどきあった」と回答。
・「よくあった・ときどきあった」と回答した方に「落ち込みがひどかった時期」を聞くと、78.5%が「生まれてから1年未満」(生まれてから半年未満・半年~1年未満の計)と回答。
■ 育休中の社員は職場とのコミュニケーションの機会を求めている
・育休を取得した方のうち76.5%が「育休中に職場(上司や人事担当者)とコミュニケーションをとる機会」が「十分にあった・まあまああった」と回答。
・同じく、69.8%が「育休中に職場の様子や復帰について職場(上司や人事担当者など)とコミュニケーションの機会が(もっと)あったらよい」と「強く思う・やや思う」と回答。
・職場とのコミュニケーションをとる機会が「十分にあった」と回答した方のうち、実に56.5%が、育休中の職場とのコミュニケーションの機会を強く望んでいる。
※構成比(%)は小数点第2位以下を四捨五入しているため、合計が100%にならない場合があります
※0歳以上~2歳未満のお子さまをお持ちの方には調査実施時点までの状況を、2歳以上~3歳未満のお子さまをお持ちの方にはお子さまが0~2歳だった時期を思い出して回答いただいています
3.調査結果まとめ
子育て世帯にとって、子育てと仕事の両立は非常に重要なテーマです。今回の調査では、そんな子育て世帯にとって、子の睡眠トラブルが子育てと仕事の両立を妨げる要因の1つであることが分かりました。子の誕生後1年間は精神的な悩みを抱えやすい時期でもあり、睡眠時間が削られ体力的にも辛い状況が続けば、社員のパフォーマンスの低下にもつながりかねません。
また、育休中に職場とのコミュニケーションが活発だった方ほど、職場とのコミュニケーションを強く望んでいることも今回の調査で明らかになりました。企業側も、育休取得の促進には積極的でも、育休中の社員とのコミュニケーションまではケアできていないケースも多いのではないでしょうか。育休中の社員とのコミュニケーションは、社員個人の復職をスムーズにするだけでなく、職場の多様性と包括性を促進し、職場文化を豊かにする要素にもなりえます。企業側としても、制度面の整備にとどまらず、積極的に育休中の社員とのコミュニケーションの機会を設けてみてはいかがでしょうか。
バイタルネットは、乳幼児の睡眠トラブルに悩むご家族に寄り添うとともに、「育休からの職場復帰」や「子育てと仕事の両立」を支援するためのサービスを開発中です。
株式会社バイタルネット
バイタルネットは創業以来、地域に根差して、生命関連商品である医薬品を安全・安心、そして確実に医療機関等へお届けすることを使命に事業活動を行っています。この使命のもと、事業エリアの医療機関、薬局、介護施設、自治体の皆様と連携しながら、様々な医療課題の解決に取り組んでいます。
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