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市場開放とグローバル化のなかで急激な経済成長を遂げた中華圏。2000年代以降の社会とテクノロジーの変化のなかで中華圏のグラフィックデザイナーたちは何に挑戦してきたのか、その姿勢や発想を北京、上海、香港、台湾ほか15都市56組のデザイナーたちの実践に探る初めてのビジュアルドキュメント。

本書では、繁体字文化圏（台北、香港、マカオ等）、簡体字文化圏（北京、南京、上海、杭州、長沙、広州等）、および海外各都市で活動するグラフィックデザイナーに取材。多種多様なその実践を紹介するのみならず、その社会的背景や周辺事項についてもレポート。東アジア圏のデザインに秘められた可能性を考えるための、貴重な視点を提供します。

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著者プロフィール

後藤哲也（ゴトウテツヤ）

デザイナー／キュレーター／エディター。大阪を拠点にグラフィックデザインの実践と研究を行う。著書に『K-GRAPHIC INDEX』（グラフィック社）、『YELLOW PAGES』（誠文堂新光社）がある。主な展覧会企画に「Typojanchi」（Culture Station 284、2013&2015）、「グラフィズム断章：もうひとつのデザイン史」（クリエイションギャラリーG8、2018）、「GRAPHIC WEST 7: YELLOW PAGES」（京都dddギャラリー、2018）、「FIKRA GRAPHIC DESIGN BIENNIAL」（シャルジャ、2018）、「GRAPHIC WEST 9: Sulki & Min」（京都dddギャラリー、2021）、「ddd DATABASE 1991-2022」（京都dddギャラリー、2022）、「もじイメージ Graphic 展」（21_21 DESIGN SIGHT、2023）など。近畿大学文芸学部文化デザイン学科准教授、大阪芸術大学客員教授。Instagram: @tetsuya_goto

はじめに／カバーデザイン作品集／第1章：繁体字文化圏のグラフィックデザイナーたち：形容事物所、一歩工作室、ddd.pizza、圭島設計 by tsaichiahao、洪彰聯／Elf-19、HOUTH、O.OO™、Oval graphic、Sydney Sie、TINGANHO.INFO、Eddie The Studios、for&st、makkaihang design、Nous、RGBK、SomethingMoon、Untitled Macao／〈コラム〉C-GRAPHIC の背景を知る（繁体字編）：台北在住デザイナー、チャン・プーフイが見る台北のデザイン事情／第2章：簡体字文化圏のグラフィックデザイナーたち：大田作物設計工作、LAVA 北京、一千遍、ori.studio、PANGOLIN、PAY2PLAY、United Design Lab、4aC Design、曲閔民&蒋茜設計事務所、Allergy Studio、大気設計、Ginko、KAUKAU、Made by Sandwich、MORE studio、notadesign、PAGE OF、有関設計部門、STUDIO DPi、Studio Yuan、W_W_W Design、workbyworks、XYZ Lab、quinsay design、非白工作室、Studio Pianpian He and Max Harvey、another design、a one and a two design、TEN BUTTONS、Herbr Lin／〈コラム〉C-GRAPHIC の背景を知る（簡体字編）日本在住デザイナー、邵琪が見る中国とデザイン／第3章：華僑文化圏のグラフィックデザイナーたち：Can Yang、FIBI KUNG、Suzy Chan、Research Studio、Text to Type、sunyao.design、Company 2、LAJOS、OU DESIGN LAB／〈コラム〉C-GRAPHIC の背景を知る（書体編） 2000年代からの漢字デザイン風景文：劉慶／カバーデザイン作品集｜コンセプト解説／おわりに