弊社は、電動アシスト自転車用フレームにおいて、日本で開発された高強度アルミニウム合金A7204を採用し、独自の5曲げ加工技術を用いた革新的なフレームを開発しました。
採用素材: UACJのA7204アルミパイプ
A7204は日本で開発された高強度アルミニウム合金です。その卓越した強度は新幹線や航空機にも用いられているほどです。また、この合金は溶接性に優れており、溶接による熱影響部も自然時効により母材に近い強度回復を見せます。この特長により、A7204材は電動アシスト自転車の強度と軽量性を両立させるとともに、リサイクル性や成形性にも優れています。従来自転車製造で必須とされている熱処理が不要なため、製造工程でのCO2削減にも寄与します。
独自の5曲げフレーム技術
1本(1950mm)の高性能アルミパイプを5箇所曲げる独自の設計・加工技術曲げ加工により様々なスタイルを実現し、従来の自転車製造で必要な溶接を省くことで、高い強度と剛性を維持しながら、デザイン性に富んだ画期的なフレームを実現しました。
信頼の検査体制
弊社の新しい電動アシスト自転車は、一般財団法人日本車両検査協会大阪検査所において
フレーム試験を行い、見事合格しました。この試験を通じて、製品の信頼性と安全性を保障することができました。
この成果を踏まえ、今後は型式認定の取得を目指してまいります。型式認定を取得することで、弊社の電動アシスト自転車は正式に「メイドインジャパン」の製品として市場に投入されることになります。日本の厳格な品質基準を満たし、国内で製造された製品として、お客様により高い信頼性と安心感をお届けできると確信しております。
←これが1950㎜のアルミパイプで、5箇所曲げ加工を行うことに
よってフレームができます。
次回、5箇所曲げ加工後のアルミをお見せします。
弊社は引き続き、品質と安全性の向上に努め、お客様のニーズに応える革新的な製品開発に取り組んでまいります。
また、環境性、安全性を兼ね備えた製品を提供し、電動モビリティの発展に貢献してまいります。