株式会社リコシス(代表取締役社長 山本卓也)は、リノベーション事業における省エネ性能向上普及に向け、リノベーション事業者様と様々なサポートを行っています。
このたび、事業者様から最も多くご要望をいただきました、「施工手間やコストを抑えた断熱性能向上の新たな手法」と「快適な温熱環境が実現できる床下ダクト式全熱交換型換気システム」の開発が完了いたしましたことを発表いたします。
1 新たな断熱工法の内容
マンションリノベーションする際、断熱性能の強化は、施工手間やコストが課題でした。従来の施工方法は、左図にあるように、既存石膏ボードを剥がし、コンクリートに付着している「発泡ウレタン」の除去を行い、断熱施工を行うことが標準的な工程です。また、マンション床の断熱性能強化改修の際、配管の取り合いなどにより施工手間がかかり、効率的な施工方法が求められています。
(1) AIB工法(attach insulation board)~施工手間、コストを抑えた壁の断熱性能向上の新工法~
AIB工法は、「既存石膏ボード及び既存断熱材を活かし、その既存石膏ボードに断熱材を貼り、しっかりと断熱性能が確保できる」という新たな断熱性能強化のための工法です。断熱性能を確保するために、既存石膏ボードと既存断熱材の間の隙間に生じる連通性を止めるための気密処理が必要ですが、当社では細かな施工仕様を定めています。(※特許出願中)
樹脂窓などの内窓とAIB工法との併用により、マンションの中間階中住戸はもとより、中間階角住戸や最上階‧最下階の中住戸において「省エネ基準適合」が可能となります。(5地域から7地域の場合)
また、内窓設置のための窓枠補強も合板付きのボード系断熱材で行えば、容易に施工可能です。
断熱性能向上効果、概算コスト(モデルプラン)は以下のとおりです。
(2) シーフェル ~床の断熱性能向上~
シーフェルとは、マンションで床下空間がある場合、「床のボード裏に高性能な断熱材を貼り付ける」工法です。当工法は、床下の取合部に関して連通性を止めるための処理が必要です。(※特許出願中)
樹脂窓などの内窓、AIB工法(壁の断熱)とシーフェル(床断熱)の併用により、マンションにおいて条件的に厳しい最上階角住戸、最下階角住戸でも「省エネ基準適合」が可能です。更に中間階中住戸では、断熱性能に関してZEH水準も可能(5地域から7地域の場合)となります。
2 ダクト式全熱交換型換気システムの開発
全熱交換型換気は、排気の際に室内の熱を蓄積し、給気の際に熱交換を行い室内に戻します。この熱回収により空調負荷を軽減でき冷暖房コストを抑えられ、新鮮な空気を室温に近い温度で給気しますので、快適です。更に、当換気システムは、フィルターの掃除も簡単です。
3 利用方法
当社が運営している「フランチャイズ」に加盟いただき、AIB工法及びシーフェル等の施工のための
「断熱工法管理技術者講習会」(1社1名以上(支店等があれば+事業所数))の受講が必要です。
詳細は次のサイトにてご確認ください。
URL
https://www.recosys.co.jp/service/productlp
また、当工法は省エネルギー性能も向上します。お客様に省エネルギー性能向上の説明ツールとし、
「エコキューブ」の名称活用とともに「省エネルギー性能レポート」のご利用を想定しています。
※断熱工法管理技術者講習会は、順次実施します。
※AIB工法及びシーフェルの資材の受注受付は、2024年8月5日(月)開始。
※全熱交換型換気システム「VAF-Re24」の受注受付は、2024年10月(納品11月)の予定。
フランチャイズへの加入や断熱工法管理技術者講習会に関して、必要書類や弊社審査等を並行して行うことがございます。その他、ご不明点等ございましたら、ご相談ください。
4 現場見学会のお知らせ
上記発表内容の「AIB工法」、「シーフェル」及び「全熱交換型換気システムVAF‐Re24」を備えた展示スペースを設けております。
定期的に商品‧施工方法の説明と展示の見学会を開催します。
開催スケジュールや、申し込み方法などは下記URLでご案内いたします。
URL
https://www.recosys.co.jp/service/productlp
■場所 〒152-0004東京都目黒区鷹番1丁目 (インテリックス空間設計 本社内1階)
※ お申し込みいただきました方へのご案内になります。
事前にお申し込みいただき、ご来場ください。
株式会社リコシス
〒104-0031 東京都中央区京橋1-1-5 セントラルビル13階
電話番号 0120-859-117
メールアドレス info@recosys.co.jp
営業担当 川野・三石