「気候変動を食い止め、次世代に美しい地球を残す」をミッションに掲げる東京大学発、日本初のDirect Air Captureスタートアップ、Planet Savers株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:池上京、以下「Planet Savers」)に世界最大のDirect Air CaptureスタートアップClimeworks元Chief Technology OfficerのCarlos Jimenez Haertel氏が技術開発アドバイザーとして就任しました。また、株式会社アストロスケールでVP of Engineering 及び チーフエンジニアを務めた小林裕亮がリード・エンジニアとして参画しました。
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革新的なDirect Air Captureシステムを開発し、CO2排出ネットゼロに貢献
Planet Saversは「2050年に年間1ギガトン(10億トン)のCO₂を回収し、気候変動解決のフロンティアランナーとなる」をビジョンとし、2023年7月に創業した日本初のDirect Air Capture:大気中CO2直接回収技術(以下DAC)スタートアップです。
Planet SaversはDACの実施に必要な①革新的吸着材と②吸着材に最適化されたCO2回収装置開発に取り組んでいます。
この度、開発するDACシステムの技術開発の更なる開発、ひいてはグローバル市場での展開を見据えて体制の強化を図り、世界最大のDirect Air CaptureスタートアップであるClimeworksのChief Technology Officer(CTO)として、DAC市場黎明期の技術開発に大きなリーダーシップを発揮したCarlos Jimenez Haertel氏をアドバイザーに迎えることとなりました。
また、スペースデブリ(宇宙ごみ)除去サービスの開発に取り組む世界初の民間企業である株式会社アストロスケールでVP of Engineering 及び チーフエンジニアを務めた小林裕亮が、Direct Air Captureの装置開発を推進するリード・エンジニアとして新たにPlanet Saversに参画しました。
プロフィールおよび就任コメント
Carlos Jimenez Haertel
<プロフィール>
カルロス・ヘルテルは、主にグリーンテック分野でVCやスタートアップに独立したアドバイザーとして活動しています。以前は、チューリッヒに拠点を置く成長企業であるClimeworks AGの最高技術責任者(CTO)を務めており、大気中の炭素を除去するプラントの開発、建設、運営に携わっていました。
Climeworksに入社する前は、GEヨーロッパのCTOおよび最高イノベーション責任者を務めていました。また、ミュンヘン近郊のガルヒングにあるGEのヨーロッパ技術センターの所長およびGEドイツ&オーストリアの社長兼CEOを務めていました。カルロスは、アーヘン工科大学(RWTH Aachen)とミュンヘン工科大学(TU Munich)で航空宇宙工学を学び、博士号も取得しました。ドイツ航空宇宙センター(DLR)とチューリッヒ工科大学(ETH Zurich)で数年間研究に従事しました。カルロスは、欧州産業研究管理協会(EIRMA)の元会長でもあります。
<就任コメント>
“I am thrilled to announce my appointment as a Technical Advisor for Planet Savers, Japan’s pioneering Direct Air Capture startup. Planet Savers is at the forefront of innovation, striving to capture CO2 directly from the atmosphere to combat global warming. I am excited to join forces with a team that is dedicated to making a significant impact on our planet’s future.
In my new role, I will leverage my expertise in research and technology development for Direct Air Capture to support Planet Savers in advancing their groundbreaking DAC technologies. I am committed to contributing to their mission and helping drive the development of sustainable solutions.
I look forward to working closely with the talented team at Planet Savers and making meaningful strides toward a more sustainable world.”
「この度、日本の先駆的な直接空気回収(Direct Air Capture)スタートアップであるPlanet Savers株式会社の技術顧問に就任することとなり、大変嬉しく思います。Planet Saversは、地球温暖化と戦うために大気から直接CO2を回収することに取り組む、革新の最前線に立つ企業です。私は、地球の未来に大きな影響を与えることに献身するチームと協力できることを楽しみにしています。
新しい役割では、直接空気回収に関する研究と技術開発の専門知識を活かし、Planet Saversの革新的なDAC技術の進展を支援していきます。彼らの使命に貢献し、持続可能なソリューションの開発を推進することを誓います。
Planet Saversの才能あるチームと密に連携し、より持続可能な世界に向けた意義のある前進を共に実現していくことを楽しみにしています。」
小林裕亮
<プロフィール>
NEC及びアストロスケールにてそれぞれ、地球観測衛星及びデブリ除去技術実証衛星ELSA-dをはじめとした軌道上サービスを提供する宇宙システムの開発に従事。多岐にわたる技術領域を統合するシステムズエンジニアリングとチームビルディングの知見を獲得し、アストロスケールでは VP of Engineering 及び チーフエンジニアを務めた。地球環境を子供達の世代に残すために技術の力で貢献したい思いから 2024年に Planet Savers に参画。
マサチューセッツ工科大学大学院 修士課程修了。
<就任コメント>
「気候変動阻止という重要で喫緊の課題に技術の力で挑むチームに参加することが出来、ワクワクしています。自分にとって新たな技術領域でのチャレンジになりますが、これまでの経験と知識を活かし、実用的なDACシステムを迅速に世に出せるようチーム一丸で努力してまいります。」
【採用情報】
Planet Saversでは、事業開発、エンジニア、研究・技術開発等の人材採用を積極拡大中で、一緒に働いてくれる仲間を募集しています。下記のホームページからエントリーしてください。
▶Planet Saversキャリアサイト:
https://planetsavers.earth/career
【Planet Savers株式会社について】
大気中CO2の直接除去技術(DAC:Direct Air Capture )を実用化可能なレベルのコストで実現すべく、革新的なCO2吸着材開発と、我々の吸着材に最適化されたCO2回収装置の開発を行う東京大学発のスタートアップ。
DACはCO2排出量ネットゼロ実現の切り札とされているが、DACを通じたCO2回収コストは未だ$1,000/t-CO2近くを推移し普及が進んでいない。しかし、ゼオライトをベースとした革新的な吸着材と、それに最適化されたDAC装置はコストを大幅に削減可能であると期待され、理論的には回収コスト$100/t-CO2まで下げることが可能である。
Planet Saversは日本初のDACスタートアップとして、DACを社会実装し、2050年CO2排出量ネットゼロ実現に貢献する。
名称:Planet Savers株式会社
所在地:
本社
〒150-0001
東京都渋谷区神宮前6-23-4桑野ビル2階
文京オフィス
〒113-0033
東京都文京区本郷5-33-10 いちご本郷ビル 2F
代表者:池上京
設立:2023年7月