日野市は、改正気候変動適応法(令和6年4月1日施行)に基づき、「クーリングシェルター」(指定暑熱避難施設)を指定しています。
「クーリングシェルター」は、「熱中症特別警戒アラート」の発令時に、熱中症による健康被害を防止し、暑さをしのぐ為の一時避難施設となっています。
「熱中症特別警戒アラート」の発令時だけでなく、「熱中症警戒アラート」時などの高温時にも、避暑地としてどなたでもご利用可能です。
「地球沸騰化」と呼ばれ、既に酷暑が続く現代で、熱中症対策の重要性はこれまで以上に高まっています。
公共施設の他、イオンモール多摩平の森なども指定されています。熱中症予防のため、ぜひクーリングシェルターをご利用ください。
市は令和5年度に「気候市民会議」を実施し、会議に参加した市民よりカーボンニュートラル達成に向けた「政策提言書」を令和6年2月に受領しています。
政策提言書の提言1の中で、行政の役割として「⑨事業者と行政が連携して環境問題に対して取り組む」と求められています。今後も順次、クーリングシェルターにご協力いただける店舗や施設を増やしてまいります。
■指定施設について
令和6年8月1日時点で、30か所を指定しています。施設の利用可能時間などの詳細は、日野市のホームページをご覧ください。
https://www.city.hino.lg.jp/kurashi/kankyo/1026638/1027110.html
※施設によって受入可能人数や利用可能時間などは異なります。
……【参考】……
■日野市気候市民会議について
日野市気候市民会議は、市のカーボンニュートラルを実現するため、令和5年8月より開催されました。会議の参加者は、年代と性別の構成が、日野市全域の構成に近づくように、①住民基本台帳から4,500人をランダム(無作為)に抽出 ⇒ ②各々へ参加希望を確認 ⇒ ③参加希望者154人から40人が選定されました。無作為抽出による市民参画の方式は「ミニ・パブリックス」と呼ばれ、参加者は有識者や企業などから多角的な情報提供を受け、全5回の会議による熟議のもと行政、市民、事業者それぞれが取り組むべき気候変動対策をとりまとめ、令和6年2月に提言書として完成させました。