ビジネス書や実用書を中心に出版する株式会社クロスメディア・パブリッシング(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:小早川幸一郎)は、2024年8月1日に書籍『会社のムダ作業100個まとめてみた』の第3刷重版を実施しました。多くの人が気づかない、「当たり前になってしまっている、実は無くせる作業」に気づくことで、毎日の業務を改善することを目指した1冊です。仕事に追われるすべての方に向けて、「ちょっとした簡単な工夫」から毎日の作業を快適にする方法を伝授します。
● 仕事を「昨日よりラクにする」効率化のノウハウ100選!
テクノロジーの進化によって私たちの働き方は変化し、業務が複雑になった上に、より洗練された高度な仕組みが求められるようになりました。
多くの職場では、新しいテクノロジーやAIを活用して仕事を効率化しようと頑張りますが、「
新しいITソリューションを入れれば入れるほど、仕事は複雑になって、余計に忙しくなる
」と感じている方も多いのではないでしょうか。ITソリューションを導入してみたはいいものの、それを使いこなす手間は増えますし、それを無視して今まで通りのやり方にこだわっていると、さらに仕事は増えてしまいます。
本書は、時代が変わったために、
役目を終えて私たちを苦しめている「ムダ作業」を紹介し、効率化のノウハウ100個を詰め込んだ一冊
です。業務コンサルタントとして、企業や自治体、病院などの業務改善を推進している著者が、複雑なシステムや高いデジタルスキルを持たなくても、「Excel」や「スプレッドシート」などの一般的なツールやコミュニケーションスキルを使いこなして、ムダ作業を簡単に解決する方法を教えます。
読者の方々からは、
「今すぐに始められる方法ばかりですぐに試してみたくなった」
「とても共感できた」
「うちの部長に読ませたい」
など好評の声を数多く集めており、コツコツと売上を伸ばしてきた本書。このたび、第3刷の重版を実施し、紙と電子を合わせた累計部数は1万3000部を突破しました。
さらに本書は、多くの媒体に紹介されるなど、注目を集めています。
本の要約サービス「flier」では、2024年上半期に最も読まれた要約の第2位
にランクインし、ほかにも「週刊実話」「ITmediaビジネスオンライン」など、さまざまな分野の媒体で取り上げられています。
● 相手からのメールの返事が遅くて仕事が進まない→主導権はこちらが握る
「メールを送ったにもかかわらず、待てど暮らせど連絡が来ない。でも催促するのも気が引ける」
こんな経験は誰にでもあるはずです。すぐに返信をもらうためには「相手の脳を使わせない工夫」が大切です。気軽に返信ができる状況をあえて仕込んで自分を楽にする方法を、本書の5章「コミュニケーションのムダ」の一節から紹介します。
①読まれやすい件名を意識する
×「件名:契約書について」
〇「件名:【承認依頼】契約内容の修正箇所と進め方(〇×商事)」
このようにパッと見て相手に何を求めているのかがわかるようにしましょう。何かしらの意思決定や合意をもらうような【判断】を期待するのか、単に今の状況を【把握】しておいてほしいのか、それとも具体的な【作業】をお願いしたいのか。この3つの行動パターンを基本にして考えを整理していくと、相手に読まれやすい件名をつけることができます。
②メールの内容を添付ファイルに頼るのをやめる
添付ファイルを開いて読み込んでもらえば全部わかるのだからと、本文には何も書かず「詳細は添付ファイルをご確認ください」と済ませてしまう人がいます。これでは受け取り手にファイルを開く手間をかけてしまいます。
読ませる工夫として、メール本文にファイルの要約を書くことが大切
です。相手からの仕事の主導権を奪って、自分でコントロールしましょう。
③クローズドクエスチョンを活用する
相手が気軽に返信できるように「はい・いいえ」「Aか・Bか」「①か②か③か」など、相手に選択肢を与えましょう。
× オープンクエスチョン
「契約書をどのように変更しますか?」
〇 クローズドクエスチョン
「契約内容の変更が必要と考えます。まずこの方向で進めて良いでしょうか?」
④複数のツールを使い分ける
これらの工夫をしても、忙しい方はメールにすべて目を通せないことがあります。このような場合は臨機応変に、
電話やチャットなど複数のコミュニケーションツールを使い分けする工夫
が必要です。
このように、本書は誰もが共感できる事例をもとに、効率化を目指す方法がわかりやすく解説されています。難しい複雑なやり方ではなく、今すぐに誰でも実践できる簡単な方法がたくさん紹介されているので、「やり方を変えてみるのは腰が重い」「なんだか面倒くさそうだ」と思いがちな方でも、気軽に試していただける内容になっています。
● 著者紹介
元山文菜(もとやま・あやな)
株式会社リビカル代表取締役、業務コンサルタント
大学卒業後、株式会社サクラクレパスに入社。その後、富士通株式会社に転職。2017年に独立し、現在の株式会社リビカルを設立。障がいや難病女性向けのNPO運営の顔ももつ。「多様性×業務改善で、はたらくを楽しむ人を増やしたい」をテーマに、業務や組織構造の再設計を手がける。個人や企業にとっての「価値ある時間の創出」「経営資源の拡大」を支援。これまで、BPR(ビジネスプロセスリエンジニアリング)、BPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)やRPA(ロボティクスプロセスオートメーション)導入支援と、個々人に対する時間管理術の改善をあわせて実施することで、組織への生産性を最適な手段で向上させる。そのほか、業務プロセス改善、タイムマネジメント、ダイバーシティマネジメントをテーマにした講演活動も精力的におこなっている。著書に『業務改善の問題地図』(技術評論社)がある。
● 書籍情報
『無くせる会社のムダ作業100個まとめてみた』
体裁:四六判 / 240ページ
定価:1,738円(本体1,580円+税)
ISBN:978-4-295-40869-7
発行:株式会社クロスメディア・パブリッシング(クロスメディアグループ株式会社)
発売日:2023年9月1日
▼リンク一覧(クロスメディアグループ)
株式会社クロスメディア・パブリッシング
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株式会社クロスメディア・マーケティング
https://book.cm-marketing.jp/
クロスメディアグループ株式会社
https://cm-group.jp/