川崎市において、最先端の自動運転技術を活用した路線バスの実証実験を行うに当たって、ルートや時期等の事業概要を令和6(2024)年8月2日(金)に開催したプレス向け説明会で発表しました。
令和7(2025)年1月から全国初の都道府県をまたぐルートと1日30万人以上の人が利用する川崎駅前を走行するルートにおいて、最先端技術と最新の自動運転EVバス車両を導入した実証実験を行います。
令和9年度のレベル4実装を目標に、今年度は2つのルートでレベル2での実証実験を重ね、得られた知見やノウハウを活用し、他のバス路線への戦略的導入や臨海部における自動運転を活(い)かしたまちづくりなどを進め、自動運転技術を活用して多くの都市が抱える交通課題への解決策をワンパッケージで横展開できる「川崎モデル」の構築を目指します。
※レベル4:自動運転化レベルの定義において、システムが全ての動的運転タスク及び作動継続が困難な場合への応答を限定領域において実行するもの(国土交通省︓自動運転車の安全技術ガイドライン引用)
※レベル2:自動運転化レベルの定義において、システムが縦方向及び横方向両方の車両運動制御のサブタスクを限定領域において実行するもの(国土交通省:自動運転車の安全技術ガイドライン引用
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1 運行ルート
・羽田連絡線:全国初!都道府県をまたぐルート!多摩川スカイブリッジを走行!
川崎病院線:1日30万人以上が利用する 川崎駅前を自動運転バスが走行!
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2 運行時期(令和6年度)
①テスト走行
令和7(2025)年1月13日(月)頃から開始
[運行形態]
・令和6年度はレベル2で運行します。
・関係者のみの乗車となるため、一般の方はご乗車いただけません。
②実証運行
令和7(2025)年1月27日(月)頃から10日間
[運行形態]
・令和6年度はレベル2で運行します。
・一般の方もご乗車いただけます。(詳細については、決まり次第、お知らせします)
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3 実証実験のポイント
①全国初となる都道府県をまたぐ路線バスルートでの実証実験
・実験ルートの一つは、多摩川スカイブリッジを走行する川崎市の大師橋駅と大田区の天空橋駅を結ぶルート
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2つの自治体や警察が所管するエリアを跨ぐ路線バスルートでのレベル4実装に向けた取組は全国初!
②最先端技術と最新の自動運転EVバス車両の導入
・自動運転のシステムは、高精度3次元地図情報と高度なセンサー技術、さらに信号情報を連携させることで、
自動運転時の最高速度35km/h
の安全かつ効率的な運行を実現!
・自動運転バス車両は、バッテリーの性能を高め、航続距離も1.3倍にアップする
最新型EV車両(ティアフォー製Minibus v2.0)を全国に先駆けて導入!
・EV(電動)の自動運転バスに再生可能エネルギー由来の電力を用いることにより、2050年の脱炭素社会の実現を目指します。(かわさきカーボンゼロチャレンジへの寄与)
③川崎モデルの構築
・自動運転技術の活用と、様々な企業等との連携により、全国的な課題となっている運転手不足への有効な対策として、他の地域へも横展開できる
『川崎モデルの構築』
を目指します。
[地域交通]
運転手不足が深刻化している状況を踏まえ、自動運転と有人運行の組み合わせによる地域交通の環境形成に向け、地域特性に応じた
自動運転バスの戦略的な導入
[地域課題の解決]
企業や大学と連携した取組を進め、
自動運転技術が市民や地域にとって身近なものとなる環境を形成し、地域の社会課題の解決に寄与
[まちづくり]
本市臨海部における大規模土地利用転換の契機をとらえた
自動運転を活かしたまちづくり
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4 プレス向け説明会(8月2日開催)
プレス向け説明会には、令和6(2024)年4月5日(金)に設立した「川崎市自動運転実装推進協議会」の構成員などが出席し、川崎市長から事業概要の説明を行うとともに、自動運転バス車両の展示を行いました。
◆詳細プレスリリースはこちらからダウンロード可能です。
https://prtimes.jp/a/?f=d124454-88-7d741a7e31af62350a3b3fdb9b6e7530.pdf
◆川崎市オンラインプレスルーム