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3相ゲートドライバIC「STDRIVE101」による高電力密度および、スリープ・モードでの超低消費電力を実現
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実装ボードをSTのオンライン・ストアから入手可能
STマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、3相ゲートドライバ、STM32G0マイクロコントローラ(マイコン)、および750Wのパワー段を直径わずか50mmの円形プリント基板に集積したモータ駆動用リファレンス設計「EVLDRIVE101-HPD(High Power Density)」を発表しました。このリファレンス設計は、スリープ・モードで1uA未満という超低消費電力を特徴とします。また、小型であるため、ヘアドライヤーやハンディ掃除機、電動工具、ファンなどの機器に直接組み込むことができます。ドローンやロボットおよび、ポンプやFAシステムといった産業機器の駆動部にも簡単に組み込むことができます。
堅牢かつ小型の3相ゲートドライバ「STDRIVE101」が搭載されたこのリファレンス設計は、台形波制御やベクトル制御(FOC)、センサ付きまたはセンサレスのロータ位置検出など、モータ制御方法を柔軟に選択できます。STDRIVE101は、600mAの電流駆動能力を持つ3個のハーフ・ブリッジを内蔵しています。5.5V~75Vの範囲で動作するため、あらゆる低電圧アプリケーションに対応可能です。また、ハイサイド / ローサイド・ゲートドライバ用のリニア・レギュレータと、調整可能なドレイン・ソース間電圧(Vds)モニタリングによる保護機能を集積しています。外部入力ピンも備えているため、ハイサイド / ローサイド・ゲートの直接入力制御、またはPWM制御を選択できます。
STM32G0マイコンに搭載されたシングル・ワイヤ・デバッグ(SWD)インタフェースを利用した同マイコンとの通信や、ファームウェアの直接更新によるバグ修正および新機能の実装も可能です。
EVLDRIVE101-HPDのパワー段には、60V耐圧のSTripFET F7シリーズMOSFET「STL220N6F7」が搭載されており、1.2mΩ(Typ.)のオン抵抗(Rds(on))で効率的な動作を維持し、プラグ・アンド・プレイ型のコネクタでモータと簡単に接続できます。また、高速のパワーオン回路が内蔵されているため、アイドル時に電源との接続を切断して消費電力を削減することで、バッテリ駆動アプリケーションの駆動時間延長に貢献します。さらに、パワー段のMOSFETのVdsモニタリングや、低電圧ロックアウト(UVLC)機能、過熱保護、クロス導通保護(ハイサイドとローサイドのトランジスタが同時にオンすると出力電流が流れないように保護する機能)など、システムの安全性および効率向上に貢献する保護機能が多数内蔵されています。
EVLDRIVE101-HPDは、STのeSToreから入手可能で、すぐに使用することができます。単価は、約92.00ドルです。
詳細については、ウェブサイト(
https://www.st.com/ja/evaluation-tools/evldrive101-hpd.html?icmp=tt39912_gl_pron_jul2024
)をご覧ください。
STマイクロエレクトロニクスについて
STは、50,000名以上の従業員を擁し、包括的なサプライ・チェーンと最先端の製造設備を有する世界的な総合半導体メーカーです。約20万社を超えるお客様や数千社のパートナー企業と協力しながら、お客様のビジネス創出や持続可能な社会をサポートする半導体ソリューションの開発ならびにエコシステムの構築に取り組んでいます。STのテクノロジーは、スマート・モビリティ、電力エネルギー管理の効率化、クラウド接続型自律デバイスの普及を可能にします。STは、2027年までのカーボン・ニュートラル(スコープ1、2、および3の一部)の実現を目標にしています。さらに詳しい情報はSTのウェブサイト(
http://www.st.com
)をご覧ください。
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