公立大学法人名桜大学(沖縄県名護市、理事長:高良文雄、学長:砂川昌範、以下、名桜大学)と、沖縄セルラー電話株式会社(本社:沖縄県那覇市、代表取締役社長:宮倉康彰、以下、沖縄セルラー)は、沖縄県北部地域(以下、やんばる地域)が抱える健康課題の解決と持続可能な健康環境の実現に寄与することを目的として、産学連携に関する包括協定(以下、本協定)を 2024 年8月 2 日に締結しました。
1. 本協定の連携・協力する分野
① 健康長寿に資する教育、研究における相互支援に関すること
② ICT等を活用して地域の人々が健康になれる環境づくりに関すること
③ 名桜大学の人材育成・キャリア形成に資する支援に関すること
④ 沖縄セルラーの社会実装における名桜大学の研究成果・活動の活用に関すること
⑤ その他、本協定の趣旨・目的達成のために必要と認める事項
2. 協定締結日
2024 年 8 月 2 日
名桜大学では、2018 年度から「やんばる版プロジェクト健診(※1)」を実施し、健診データに基づく、疾患の予兆を発見する方法論の開発、予防法の開発に取り組んでいます。さらに、2023 年 4 月には人間健康学部に健康情報学科を開設し、健康分野において新たな価値やサービスの創出に貢献できる人材育成を始めています。
沖縄セルラーは、2019 年に医療ヘルスケア事業に参入し、沖縄県民の「健康長寿」を取り戻すことをコンセプトに事業展開しています。
今後、名桜大学の上記健診データを沖縄セルラーのヘルスケアアプリ「JOTO ホームドクター」と連携させ、健診事業に参加された地域の方に対しの健診結果データの返却や健診データ・PHR データの解析による健康アドバイスの発信などの取り組みの実施を検討しています。
また、双方が持つ人的・物的資源を活用した連携により、名桜大学人間健康学部健康情報学科が掲げる学生育成目標の1つである健康分野におけるデータサイエンティストの育成など、新たな価値やサービスの創出に貢献できる人材の育成やキャリア形成の支援を通して、持続可能な健康環境の実現を目指し共創していきます。
本協定を通じて、やんばる地域の抱える健康課題の解決と持続可能な健康環境の実現を目指し連携を図っていきます。
※1 やんばる版プロジェクト健診:弘前大学 COI(※①)連携拠点の一つとして、名桜大学は「やんばる」において疫学研究、「やんばる版プロジェクト健診(Yambaru Health Promotion Project, YHPP)」を行い、「やんばる」のデータに基づく、疾患の予兆を行う方法論の開発、予防法の開発に取り組んでおります。
※① 弘前大学 COI:文部科学省が 2013 年にスタートさせた「革新的イノベーション創出プログラム(Center of Innovation Science and Technology based Radical Innovation and Entrepreneurship Program、COI STREAM)」で実施する COI 事業の一つ。弘前大学 COI は青森県弘前市において疫学研究、「岩木健康増進プロジェクト
(Iwaki Health Promotion Project, IHPP) 」を行い、青森県の「短命県返上」を目指し、疾患の予兆を行う方法論の開発、予防法の開発に取り組んでいます。
【本件に関するお問い合わせ】
□ 名桜大学 地域連携研究推進課 仲榮眞 TEL:0980-51-1555
□ 沖縄セルラー電話 サステナビリティ経営推進部 大城 TEL:098-953-3153