花王株式会社の柔軟剤「ハミング」は、全国の共働き夫婦300人に対して、共働き夫婦の、家事における“ありがとう”に関する意識調査を実施しました。その結果、約2人に1人が結婚後、夫婦間における“ありがとう”の発言回数が減ったと思うと回答。そのうち、経過年ごとでは結婚3年以内で減ったと答える人が最も多く、夫婦間における「3年目の壁」の存在が明らかになりました。
これを受けて、全国の共働き夫婦間で“ありがとう”を伝える習慣をサポートするべく、『共働き夫婦のおもいやり気づけてない問題』プロジェクトを開始。本プロジェクトの取り組みとして、夫婦間の“ありがとう”に関するあるあるを描いたWEB動画を8/5より公開いたします。これからもハミングは、共働き夫婦が思わずハミングが出てしまうような生活をサポートして参ります。
■共働き夫婦の、家事における“ありがとう”に関する意識調査
共働き世帯は年々増加しており、2021年では夫婦のいる世帯全体の約7割が共働きです(※1)。今回、花王の柔軟剤「ハミング」は、共働き夫婦の“ありがとう“の実態を明らかにするため、全国の共働き夫婦合計300人を対象に意識調査を実施しました。(詳細は次頁)
(※1)内閣府「 男女共同参画白書 令和4年版」(2022年)」
【調査サマリ】
①「3年目の壁」共働き夫婦の“ありがとう”が減るタイミングは、結婚後3年目である
共働き夫婦の約2人に1人(45%)が、結婚後“ありがとう”が減ったと思うと回答。
その中でも、結婚生活3年目の夫婦の約68%で「夫婦間での“ありがとう”が減った」と答え、最も多い結果に。
②「洗濯」は、特に“ありがとう”が言えていない家事である
洗濯に対して“ありがとう”を伝える共働き夫婦は26.3%。他の代表的な家事と比較して、最も低い結果に。
③洗濯の工程で特に“ありがとう”を言われると嬉しいのは、「洗濯物を畳んだとき」
共働き夫婦が、パートナーから洗濯でもっとも“ありがとう”を言われると嬉しい工程を聞いたところ、
一番に「洗濯物を畳んだとき」(約20.2%)次いで、「洗濯物を干したとき」(約15.3%)が挙げられました。
④パートナーから、 “ありがとう”を伝えられて嬉しかったエピソードは、「何気ない日に言われる」
「気付かずに素通りしてしまうような、細かい場所の掃除や片付けに気付いてくれて、お礼を言われる時。」
■調査結果詳細
①「3年目の壁」共働き夫婦の“ありがとう”が減るタイミングは、結婚後3年目である
共働き夫婦は、結婚年数が増えるにつれ、普段の生活の中でありがとうをパートナーから伝えられる回数が減る傾向があることがわかりました。
共働き夫婦の約2人に1人(45%)が、結婚後“ありがとう”が減ったと思うと回答。“ありがとう”が減ったと回答した人の中で、結婚3年以内で「夫婦間での“ありがとう”が減った」と回答する人が約68%で最も多い結果となり、夫婦間における「3年目の壁」の存在が明らかになりました。
②「洗濯」は、特にありがとうが言えていない家事である
普段の家事の中で、“ありがとう”の発言がある家事を聞いたところ、洗濯 26.3%、
料理 53.7%、掃除 51.0%、その他(買い出し~その他)31.7%、特にない 24.3%となり、代表的な家事では「洗濯」が特に“ありがとう”が言えていないという実態がわかりました。
※料理(料理、食後の片づけ、食後の皿洗い)、掃除(トイレ掃除、浴室掃除、リビングや部屋の掃除、ごみ捨て)、その他(買い出し、子供の送迎、ペットの世話、その他)に1つでも回答したサンプルを集計。
③洗濯の工程で、特に“ありがとう”を言われると嬉しいのは「洗濯物を畳んだとき」次いで「洗濯物を干したとき」
共働き夫婦が洗濯で“ありがとう”を言われると嬉しい工程トップ3として、1位が「洗濯物を畳んだとき」(約20.2%)次いで、「洗濯物を干したとき」(約15.3%)、3位には「洗濯物を取り込んでくれたとき(約7.8%)が挙げられました。
また、合わせて自分が面倒だと感じている洗濯工程を聞いたところ、1位に「洗濯物を畳んだとき」(約34.7%)次いで、「洗濯物を干したとき」(約29.5%)と同様の結果に。自分が面倒だと感じている洗濯工程ほど、“ありがとう”を言われると嬉しいということがわかりました。
④“ありがとう”は、「何気に言われると嬉しい」「細かい場所に気づいてくれると嬉しい」
共働き夫婦が、パートナーから、“ありがとう”を伝えられて嬉しかった具体的なエピソードを聞いたところ、「何気ない日に言われる」「気付かずに素通りしてしまうような、細かい場所の掃除や片付けに気付いてくれて、お礼を言われる時。」が挙げられました。日常でこそ、“ありがとう”を伝えられると嬉しいというコメントが見られました。
<調査概要> ※花王株式会社調べ
調査内容 :共働き夫婦の、家事における“ありがとう”に関する意識調査
調査対象者:性別:男女/年齢:20歳~69歳
調査数 :300人(全国)
調査方法 :インターネット調査
調査期間 :2024年6月7日(金)~12日(水)
■公認心理師・大美賀 直子さん「3年目の壁」は“ありがとう”で解決!
■結婚3年を過ぎると、家事をするパートナーの姿を「あたりまえ」だと感じ、“ありがとう”を忘れがちに
結婚生活3年目ごろになると、なぜ夫婦の会話に“ありがとう”の一言が減ってしまうのでしょう? 社会心理学の「SVR理論」によると、結婚前のカップルは、恋愛の刺激(Stimulus)と価値観の一致(Value)で愛情を深めていきますが、結婚後はお互いを「家庭を運営するパートナー」という役割(Role)で見るようになります。そのため、結婚生活が3年をも過ぎるころになると、毎日家事をするパートナーの姿を「あたりまえ」にしか思えなくなり、“ありがとう”の一言が出にくくなってしまうと考えられます。
特に共働き夫婦は、フィフティー・フィフティーの家事を「あたりまえ」と捉える傾向にあるため、お互いへの“ありがとう”を忘れがちになってしまうものと考えられます。
■最も“ありがとう”の言葉をかけてもらえていないのが「洗濯」だからこそ”ありがとう”を
毎日の家事の中で、最も“ありがとう”の言葉をかけてもらえていないのが「洗濯」。洗濯はとても手間がかかる作業にもかかわらずなのに、できていなければ不満を言われやすく、できていても感謝されにくい家事の代表です。「洗濯なんてできてあたりまえ」と感じがちなのが夫婦の常だからこそ、あえて「今日も洗ってくれたんだね。“ありがとう”」「この柔軟剤、ふんわりしていい匂いだね。“ありがとう”」というように感謝の言葉をかけあっていきましょう。
洗濯のように目立たない家事に“ありがとう”の言葉を細やかにかけてもらえれば、毎日さりげなく行っている家事の工夫と苦労をわかってもらえていると実感でき、パートナーからの愛情をしみじみと感じることができるでしょう。
All About 公認心理師・産業カウンセラー /ストレス ガイド 大美賀 直子(おおみか なおこ)
「こころと人生と人間関係」のベストバランスを提案します!
メンタルケア・コンサルタント。公認心理師、精神保健福祉士、産業カウンセラーの資格を持ち、カウンセラー、作家、セミナー講師として活動する。現代人を悩ませるストレスに関する基礎知識と対処法を解説。ストレスマネジメントやメンタルケアに関する著書・監修多数。
■新WEB動画『共働き夫婦のおもいやり気づけてない問題』編について
今回の調査結果を踏まえ、花王では全国の共働き夫婦間で“ありがとう”を伝える習慣がより日常になっていくことを目指して、夫婦間の家事におけるあるあると、日頃から“ありがとう”を伝えることへの大切さを描いたWEB動画をを8/5より公開いたします。フォロワー37万越えの大人気育児漫画クリエイター犬犬さんなど、人気クリエイター3名に夫婦間の家事におけるあるあるネタをご提供いただき、思わず頷いてしまうあるあるたっぷりのショートムービーとなっています。
■新WEB動画『共働き夫婦のおもいやり気づけてない問題』編概要
タイトル:『共働き夫婦のおもいやり気づけてない問題』
公開日:2024年8月5日(月)
■ストーリーボード
■花王担当者からのコメント
花王 ファブリックケア事業部 阿部 太郎
花王『ハミング』は、お洗濯や衣生活を通じて、日々の暮らしのなかで、つい「ハミング♪」がでるような’’ささやかなごきげん’’を実現することを目指しています。
今回、公認心理師の大美賀さまよりお話しいただいている通り、日々の家事への”ありがとう”はパートナーへの理解や愛情の表れです。そうした思いやりに触れることもまた、日々の暮らしのごきげんな気持ちにつながると思います。普段から”ありがとう”を伝えることは、夫婦間においても大事なことなのではないかと考え、ハミングとして”ありがとう”を伝え合うきっかけを少しでも作れたらと思い、今回のプロジェクトを始めさせていただきました。
これからも『ハミング』は思わず「ハミング♪」がでるような暮らしを実現できるよう、取り組みを続けて参ります。
■ハミングについて
柔軟剤『ハミング』は、1966年に誕生し、60年近く日本の生活者の暮らしやお洗濯に寄り添い続けてきました。価値観や暮らしのスタイルは変化し続けますが、どんな時代であっても「幸せ」は、日々のささやかなごきげんの積み重ねだと考えます。『ハミング』は、お洗濯を通じて、そんな「ハミング♪」がでるようなお洗濯、毎日の暮らしをお届けしたいと考えています。