なお、すべての調査結果は、Webマーケティングメディア「Growthseed」よりダウンロードいただけます。
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調査背景
近年、ECサイトをはじめとしたインターネット上で商品を購入する利用者が増加しています。また、ECサイトや実店舗を持つ企業では、集客強化を目的にインターネット広告を活用するケースが増えています。企業のマーケティング活動において、成果獲得を期待できるアフィリエイト広告の活用への注目が高まっています。
アフィリエイト広告は費用対効果が高く、新規顧客獲得や商品販売、店舗予約など、多岐にわたるビジネス目標に対応できる特徴があります。近年、アフィリエイト広告運用において「掲載するメディアを管理するASP(アフィリエイトサービスプロバイダー)の選定の重要性」と、「運用管理の効率化を実現するためのツールであるワンタグツールへの注目度」が高まっています。
今回、アフィリエイト広告運用に取り組む企業は、実際に何社程度のASPを利用しているのか、そして運用時にワンタグツールをどの程度利用しているのかに関する現状把握を目的とした調査を実施しました。
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調査概要
調査概要:企業のアフィリエイト広告運用者の「ASP利用数」、「ワンタグツール利用有無」等の実態調査
調査方法:ジャストシステムが提供する「ファストアスク」によるインターネット調査
調査日:2024年7月18日
有効回答:アフィリエイト広告を行っている企業のマーケティング担当者188名
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調査サマリー
・アフィリエイト広告運用企業の77.7%が複数のASPを利用、さらに63.8%がワンタグツールを導入
・ASP利用社数が多い企業ほど成果・CV獲得数の悩みが少ない傾向
・アフィリエイト広告運用担当者の多くがメディア管理や成果承認作業工数に悩んでいる
・ASP利用社数が6社以上の企業のワンタグツール利用率は9割以上。 ASP利用社数が増えるほど、ワンタグツールの利用率が高まる傾向
調査結果(一部抜粋)アフィリエイト広告運用企業の77.7%がASPを複数利用、63.8%がワンタグツールを導入
今回の調査結果の一覧まとめが下図となる。
着目すべき結果は「②ASPを何社利用しているか?」について、2社以上のASPを利用していると回答した企業が77.7%存在している点だ。およそ8割の企業が複数社のASPを活用していることが分かった。
つづいて、「④アフィリエイト広告用のワンタグツールの導入状況は?」の質問に対し「ワンタグツールを導入している」と回答した運用者が63.8%であったことにも注目したい。つまりアフィリエイト広告に取り組むおよそ6割以上の企業が既にワンタグツールを活用しているという結果が得られた。
この結果から、既にアフィリエイト広告運用に取り組んでいる企業の多くが「複数ASPの利用」と「ワンタグツールの活用」を行っていることが分かる。
ASPの利用社数が多い企業ほど、成果・CV獲得数の悩みが少ない傾向
企業が実際に利用しているASPの数によって、成果への悩みや満足度に違いはあるのだろうか。
今回、ASPの利用社数別に「CV数の少なさへの悩みの有無」について調査を行った結果が下記である。
「成果・CV獲得数に悩みを持つ企業」のASP利用数は1社または2社のみであると回答した割合がそれぞれ約21%と、成果・CV獲得数に悩みを持たない企業と比較すると、割合が多いと読み取れる結果となった。一方、「成果・CV獲得数に悩みを持たない企業」はASP数を3社以上利用している企業の割合が多いことも集計結果から分かった。つまりASP利用社数が多い企業ほど、成果・CV獲得数への悩みが少ない傾向にあることが分かる。言い換えれば、利用するASPの数を増やすことで成果獲得につながると考察できる。
アフィリエイト広告運用担当者の多くがメディア管理や成果承認作業にかかる運用工数に悩んでいる
では、成果やCV獲得の他にも、アフィリエイト広告運用担当者が抱える悩みはどこにあるのだろうか。この問いに関する回答が下記である。
・メディア管理(紹介されている掲載面に問題がないかどうかのチェック)が大変:38.3%
・メディア管理(どのメディアで成果が発生したか、などをまとめる作業)が大変:42.6%
・成果承認作業(重複した成果がないかの確認)が大変:44.1%
アフィリエイト広告の成果・CV獲得数や、ASPとの連絡工数に関する悩みもあるものの、それ以上に多いのが、上述のメディア管理および成果承認作業に関する運用工数に関する内容という結果であった。
このことから、アフィリエイト広告を運用する企業は「メディア管理」や「成果承認作業」といった管理に関わる工数に悩みを抱えていることが分かる。これらに関する悩みは、活用するASPが増えるほど、メディア管理や成果承認に必要な工数も増える傾向が高いため、成果獲得を狙って多数のASPを活用している企業ほど直面する悩みなのではないかと考える。また、上記回答には既にワンタグツールを利用している企業も含まれるため、現状以上に運用工数の削減を望んでいる企業が多いのではないかと考えられる。
6社以上のASPを利用する企業におけるワンタグツールの利用率は9割以上! ASP利用社数が増えるほど、ワンタグツールの利用率が高まる傾向。
冒頭で紹介した通り、既に多くの企業が運用の効率化を実現するワンタグツールを利用しているという結果がでているが、各企業が利用するASPの社数とワンタグツールの利用率に相関はあるのだろうか。 「ASP利用社数別のワンタグツール利用率」への回答をまとめた図が下図である。
ワンタグツールの利用率が最も高かったのは6社以上利用している企業で約93%、次いで5社利用の約78%という結果であった。その他の結果をみてもASP利用社数が多いほど、ワンタグツールの利用率が高いという結果がでている。
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本調査のまとめ
当社は今回の調査結果を以下の通り分析する。
・複数のASPを利用する企業ほど成果を得ている傾向がある、ゆえにアフィリエイト広告運用の満足度が高い。
・多くのアフィリエイト広告活用企業が、メディア管理や成果承認の管理工数に課題を感じている。
・複数のASPを利用する企業ほど管理工数が増える傾向が高い、そのため運用管理の効率化を実現するワンタグツールの必要性が高い。ASP利用数が増加するほどワンタグツールも利用される。
要するに「アフィリエイト広告で成果を創出するためには複数のASP利用が有効であり、複数のASPを利用する際の運用管理工数を抑制するためにはワンタグツールの利用が有用である。」と考える。
さらには、今回の調査結果からも分かる通り、アフィリエイト広告を活用する多くの企業が複数社のASP利用ならびにワンタグツールを導入しているという実情をふまえ、他社との優位性を保持するためにも複数ASPの利用やワンタグツールの導入は検討すべきであると考察する。
本調査の結果や考察内容をもっと詳しく知りたい方は、Webマーケティングメディア「Growth seed」よりダウンロードください。
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