キャロウェイゴルフ株式会社(東京都港区白金台 代表取締役社長:アレックス・ボーズマン)では、鳥取県智頭町(町長:金兒英夫) 、智頭町大字芦津財産区(議長:綾木章太郎)、一般社団法人大学ゴルフ授業研究会(代表:北徹朗<武蔵野美術大学 身体運動文化教授>)と一般社団法人more trees(事務局長:水谷伸吉) とのパートナーシップに基づき、第2回「未来へつなぐ森:共創プロジェクト」を2024年9月18日~20日に開催します。第2回では、中央大学と東京海洋大学におけるゴルフ授業への参加学生を対象に鳥取県智頭町に誘致し、未来に向けた人材育成ならびに地域活性化への貢献に取り組んでいきます。
2023年より開始した、「未来へつなぐ森:共創プロジェクト」では、“次世代に環境保全の大切さをつなぐ”ことをテーマに、大学ゴルフ授業研究会に参画する各大学の学生に対して鳥取県智頭町における環境保全体験プログラムを提供しています。第2回目となる今年は、若手林業家でありながら智頭町地域林政アドバイザーも務める國岡将平*1氏をナビゲーターに招き、「地域の課題」と「地域の魅力」を軸にしたプログラムを催行。美しい自然環境を未来につなぐ大切さを考えるきっかけを参加学生に提供していきます。
・・・・・・・・ 第2回「未来へつなぐ森:共創プロジェクト」概要 ・・・・・・・・・
■「地域の課題」を軸にしたプログラム
特別講師に山本福壽*2元鳥取大学教授を招き、放置された人工林の課題ならびに鹿の増加による生態系への影響について学びます。具体的には、今も残る芦津渓谷の豊かな自然環境資源の天然林と現在の人工林の視察を通して多様性のある森づくりの重要性について理解を深めます。また、多様性のある森を再び取り戻していくために、芦津渓谷に位置する「キャロウェイの森」での種蒔き作業などに取り組むほか、捕獲した鹿をジビエとして特産品化することで地域課題を魅力に転換する取り組みについても学びます。
■「地域の魅力」を軸にしたプログラム
住民自治を実践する智頭町百人委員会*3との交流を通じて、住民が自主的に取り組む智頭町独自の課題解決に向けた取り組みを学びます。また、よもぎ摘みや、そのよもぎを使った餅作りにも挑戦し、芦津渓谷の豊富な自然の恵みを体験します。
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その他、伐採によって産出された智頭杉を活用したゴルフのバッグタグ制作や、閉校した小学校を行政と住民が一体となって改装に取り組み、生まれ変わらせたコミュニティスペースでの地元の方々との交流会など、地域に密着した数々のプログラムを通じて、地域課題への関心を高めていきます。
キャロウェイゴルフでは、今後も「未来へつなぐ森:共創プロジェクト」を通じて、若い世代を巻き込みながら多様性のある森づくりを推進。“美しい自然環境を次世代につなぐ”ことを目指していきます。
*1 國岡将平氏:合同会社MANABIYA 代表社員 / 智頭町地域林政アドバイザー
*2 山本福壽氏: 「智頭の山人塾」塾長 /元鳥取大学乾燥地研究センター特任教授
*3 百人委員会:智頭町ならではの住民自治の実践をめざし、住民が身近で関心の高い課題を話し合い、これを解決するための政策を行政に提案していく組織
【「ALL FOR GREEN」とは】
“外遊び”をするための自然環境を保護し、健全な地球環境を次世代につなぐことを目指してキャロウェイゴルフが取り組むサステナビリティ活動。すべて(ALL)のキャロウェイゴルフの活動を、緑(自然環境)を守ることにつなげていくこと、そしてすべて(ALL)のステークホルダーと共に緑(自然環境)を守っていくことを目指しています。
【「未来へつなぐ森:共創プロジェクト」とは】
「未来へつなぐ森:共創プロジェクト」では、大学ゴルフ授業研究会に参画する各大学のゴルフ授業に参加している学生を対象に、鳥取県智頭町でのフィールドワークプログラムを提供していきます。具体的には、芦津財産区議会の協力による「キャロウェイの森」での森林整備作業の体験や、生物多様性講座など、各大学のニーズに合わせてプログラムを構築し、提供しています。本活動を通じて、若い世代を巻き込みながら、多様性のある森づくりを智頭町と共に加速的に推進。同時に未来の人材育成ならびに地域の活性化に貢献していきます。
【智頭町について】
智頭町は鳥取県東部に位置し、岡山県北部に隣接する町面積の93%が森に囲まれた杉の町です。因幡街道と備前街道が交差する要衝で、参勤交代の宿場町として、古くから林業の町として栄え、人を呼び、職を生み、文化を創ってきました。
【智頭町大字芦津財産区について】
智頭町大字芦津財産区は地方自治法上の特別地方公共団体です。地方自治法295条により智頭町財産区議会設置条例が制定され、その18条により、議員6名(任期4年)からなる智頭町大字芦津財産区を設けています。財産区有財産である山林の森林整備と造林、および自伐による間伐に伴う木材販売を主な事業としています。
【大学ゴルフ授業研究会について】
大学において教養体育科目としてゴルフを担当する教員を対象に、授業づくりに特化した研究を実施。大学ゴルフ授業担当者同士の交流促進と授業実践事例の蓄積をすすめ、大学体育への貢献を目指しています。
URL:
https://daigaku-golf.org/
【more treesについて】
一般社団法人more trees(モア・トゥリーズ)は、音楽家 坂本龍一氏が創立し、建築家 隈研吾氏が代表を務める森林保全団体です。森と人がずっとともに生きる社会を目指し、「都市と森をつなぐ」をキーワードにさまざまな取り組みを行っています。
【キャロウェイゴルフ株式会社について】
世界最大級のゴルフクラブメーカー、キャロウェイゴルフ・カンパニーの日本法人。「キャロウェイ」、「オデッセイ」のゴルフクラブ、ボール、アクセサリーなどの輸入、組立、卸売販売を行っています。2018年以降は「オジオ」、「トラヴィスマシュー」、そして「ジャック・ウルフスキン」といったといったライフスタイルブランドを日本市場へ投入。2021年より「キャロウェイアパレル」を統合し、ゴルフアパレルの拡充を目指しています。日本のカスタマーをリサーチし、開発された日本専用の製品をラインアップするなど、日本市場でのシェア拡大に注力しています。
【「ALL FOR GREEN~”外遊び”の経験を次世代に~」の主な取り組み】
■ キャロウェイの森
森林保全団体である一般社団法人more trees(モア・トゥリーズ)とのパートナーシップに基づき、鳥取県智頭町と協働しながら森の多様性を取り戻す活動を行っています。鳥取砂丘につながる千代川の源流域において、植林や獣害対策等の取り組み、様々な樹種が混在する本来の姿を目指して整備を進めています。
■ RECYCLE(ハードグッズ)
キャロウェイ オンラインストアにて新規でゴルフクラブ(認定中古を除く)、およびパター製品(セール品含む)を購入していただく際に、お客様のお使いのクラブを下取りするサービスを提供しています。本サービスでは、キャロウェイゴルフのクラブやパターはもちろん、他メーカーのクラブやパターであっても直近3年以内に発売したクラブ・パターであれば下取りを行い*、新しいキャロウェイゴルフのクラブやパターをお求めやすくご購入いただけます。また、このサービスを通じて製品循環の促進に取り組んでいます。
*キャロウェイ オンラインストアのクラブ下取りサービスについて:
https://www.callawaygolf.jp/c/tradeIn
■ RECYCLE(アパレル)
衣料品・製品プラスティックのリサイクルプロジェクト「BRING」(株式会社JEPLAN)との連携により、アパレルの回収・仕分け・リサイクルに取り組んでいます。ポリエステルやナイロンの服は、高純度の原料にもどすケミカルリサイクルに、まだ着られる服は寄付やリユースへ回すなど、リサイクルシステムの構築を目指します。「キャロウェイ」、「トラヴィスマシュー」、そして「ジャック・ウルフスキン」の全国直営店舗にて回収ボックスを設置し、キャロウェイ社製品以外のメーカーやブランドの服であっても、その質や状態にかかわらず回収することで、取り組みの拡大を目指しています。
■ プラスティック削減
ゴルフクラブに使用するプラスティック使用量の削減に加え、ゴルフクラブのグリップやヘッドに使用しているシュリンクラップ等の、バイオマスプラスティック*(植物度50%以上のシュリンクフィルム)への変換に取り組んでいます。これにより、環境に配慮した製品開発、および製品供給体制の構築を目指しています。
*バイオマスプラスティック:再生可能なバイオマス資源を原料に科学的、または生物学的に合成することで得られるプラスティックのゴミを再利用して作った固形燃料を使用することで森林伐採抑制にもつなげています。
■ 製品廃棄量の削減/
廃棄予定のゴルフクラブを大学ゴルフ授業へ提供
日本ゴルフ用品協会を通じて、大学ゴルフ授業研究会に参画する各大学のゴルフ授業用に廃棄予定のゴルフクラブを提供する活動を行っています。本活動を通じてゴルフへの参加・体験機会をサポートし、次世代のゴルファーの開拓・育成につなげていくと同時に、製品廃棄量削減につなげ環境保全に貢献していきます。
■ 農業を通じた障がい者雇用/
発展途上国における給食支援ならびに森林伐採の抑止
障がい者雇用創出事業として、企業向け貸し農園 (埼玉県岩槻市/運営:株式会社エスプールプラス)に、「Callaway Farm」を2019年に開園しました。野菜作りを通じて、障がいのある方々が自分らしく長期的に安心して働くことができ、生産された野菜は健康促進のために社員に販売を行っています。そして、2022年1月1日には、特定非営利活動法人TABLE FOR TWO Internationalの理念に賛同し、この「Callaway Farm」で生産される野菜の販売を通じて、飢えに苦しむ子どもに給食を届ける取り組みを行っています。給食の調理には、薪の代わりにおがくずなどのゴミを再利用して作った固形燃料を使用することで森林伐採抑制にもつなげています。