生まれ育つ環境に左右されることなく、すべての子どもたちが夢や希望を持ち、健やかに成長できる足立区の実現に向け、未来へつなぐあだちプロジェクト「あだち子どもの未来応援基金」と「ムーミン こどもミライサポートプログラム」が提携し、2024年8月2日に「ふるさと納税を活用した子どもの未来を応援するための連携協定」を締結しました。
ふるさと納税を活用した子どもの未来を応援するための連携協定締結式には、北欧発祥の人気キャラクター「ムーミン」の日本でのライセンスを一括管理する株式会社ライツ・アンド・ブランズ(東京都港区)の 伊東 久美子 代表取締役社長、ムーミンバレーパークを運営する株式会社ムーミン物語(埼玉県飯能市)の 小幡 匡志 代表取締役社長が出席。
締結式には、お祝いにムーミンバレーパークからムーミンも駆けつけてくれました。
ムーミンが一自治体の返礼品に登場するとはにわかには信じがたかったが、区内の事業者と素晴らしい返礼品を作っていただき感謝申し上げる。協定締結で終わりではなく、ハンディキャップを抱えている子どもを中心に、足立の子どもたちの経験格差を少しでも解消できるような取り組みを皆様と行っていきたい。末永く連携していきたい。
ムーミンは子どものサポートを大切にしており、子どもたちが少しでも未来を考えていけるような世界をつくっていきたい。その取り組みの一つとして「ムーミン こどもミライサポートプログラム」を立ちあげた。そのコンセプトと足立区のコンセプトが合致し、今回の提携に至った。足立区の子どもたちに少しでも多くの経験を提供できればと思っている。
ムーミンバレーパークは森と湖が豊かな場所にあり、親子三世代で来て楽しむことができるつくりになっている。自然やワークショップを通じて、探求したり、クリエイトを楽しむことができる。足立区の子どもたちにも来ていただいて、日常では出来ない体験を楽しんでもらいたい。単発ではなく、長く続けていける連携をしていきたい。
三者の挨拶の後には、足立区の子どもたちの健やかな成長を育む体験機会創出など、未来の支援に向けた連携の可能性、区内事業者との返礼品開発づくりの秘話などについて懇談しました。ムーミンは来年で80周年を迎えます。長く愛されるキャラクターとして、昭和・平成・令和に繋がり、各々がムーミンの思い出についての話で盛り上がり、今後の更なる連携を三者で確認しました。
〇子どもたちの未来をサポートする 足立区ふるさと納税オリジナル・ムーミングッズの返礼品〇
「あだち子どもの未来応援基金」への使途限定型の返礼品は、ムーミンバレーパーク内の物販も手掛ける株式会社ムーミン物語が中心となり開発。革製品や菓子の製造が盛んな足立区のものづくりの特徴を捉え、バッグや革小物を製造するminca(足立区千住3-12)、業界では「がま口の佐藤」として有名なヴェールポイント(足立区舎人5-18-12)、こだわりの素材で丁寧に作るチョコレートショップHIROSEYA(足立区千住関屋町6-18)にムーミングッズの製造を依頼し、足立区のふるさと納税でしか手に入らない同提携プログラム限定のムーミングッズが完成しました。
ふるさとチョイスや楽天ふるさと納税よりお申し込みください。
〇連携のきっかけ〇
株式会社ライツ・アンド・ブランズは、「こどもの生まれながらのHope Gapをなくしたい」という願いを込め、「ムーミン こどもミライサポートプログラム」を立ち上げました。同社は、全国に先駆け、子どもの貧困対策に取組んできた足立区の「未来へつなぐあだちプロジェクト」に基づき設置された「あだち子どもの未来応援基金」の取り組みと通ずるものがあることから提携に至りました。子どもたちの健康を保つための食や心理的安全性を感じられる場所の提供、学ぶ機会・知る機会の提供といった健康な育成をサポートしていきます。
〇あだち子どもの未来応援基金〇
すべての子どもたちが生まれ育った環境に左右されることなく、一人ひとりが夢や希望を持てる地域社会の実現を目指し、令和3年3月に設置しました。この基金を活用し、給食がない夏休み期間中の食の支援や、経済的な理由で学習塾に通えない高校生の難関大学合格を支援する「足立ミライゼミ」の運営委託費、児童養護施設等退所者支援など、子どもの健やかな成長を支援する取組みに役立てています。
(令和5年度の寄附金額25,974,945円)