背景
室内飼が基本になった今、飼い猫の平均寿命は1990年5.1歳から2022年15.66歳と3倍に伸びました。(一般社団法 人ペットフード協会調べ)。高齢猫の死因第1位は腎不全。7歳以上のネコの2頭に1頭が腎臓病のリスクを抱えている とも言われ、治療には定期的な皮下点滴が必要で飼い主が自宅で皮下点滴をするケースも増えています。しかし一人暮らしの飼い主にとって、猫を押さえる人がいない中での点滴は難しく、決まった頻度でも点滴ができなくなっています。そ こで、一人でも安全に皮下点滴がスムーズにできる「ねこずきのおくるみ」を開発、わたしの飼い猫と一緒に6年の試行 錯誤の末、この度発売に至りました。
自宅での皮下点滴で難しかったこと1位は「保定」
自宅での皮下点滴においてネコが動かないように保定する必要があります。
(※保定とはネコが動かないよう安全を確保しながら固定すること。)
全国の愛猫家111名に対象に「自宅でのネコの皮下点滴経験者が困ったこと」アンケート(株式会社クロス・クローバー・ジャパン)を2024年7月に実施しました。
第1位は保定で半数の方が苦手と回答、1人でも簡単にネコを保定可能な皮下点滴補助具の需要が高まっています。
商品概要 ねこずきのおくるみ開発のきっかけ
開発のきっかけは私自身の後悔、腎不全の愛猫と暮らしていました。異変に気づき病院に連れて行った 時には重度の腎機能低下に陥っており、手遅れに近い状態で入院中に亡くなってしまいました。もし、自宅で介護できていたら、通院ストレスを減らせ、もっと生きられ、自宅で看取ってあげることもできたか もしれません。同じような思いをするネコと飼い主を減らしたいという気持ちから開発をしました。
飼い猫でもあるネコ社員と100回以上の試作を製作し、失敗作から偶然「前足が出ていると落ち着くネコの習性」を発見。従来の保定袋のネコが暴れて1人で保定できないという課題をネコの習性を活用することで解決しました。
ねこずきのおくるみ商品概要
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前足が地面についていると落ち着くネコの習性を活用
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ネコがリラックスするから1人でも保定可能
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着せやすい
販売価格(税込み)20,000円
ネコの自宅での皮下点滴サポートアイテム。
耐久性に優れ丸洗い可能でいつも清潔に使用可能。
薬品に強い撥水生地を採用。
3サイズ(S・M・L)展開
縫製業が息づく町「岩手県久慈市」の縫製職人が手作り
商品ページ
nekozuki(ねこずき)ECサイト
ねこずきのおくるみ 皮下点滴補助具(保定服/保定袋)
8/8 予約販売開始(9月上旬発送)
https://kurokuro.jp/c/list/nursingcare/nursingcare07/set157103
会社概要:
代表取締役 太野 由佳子 (ふとの ゆかこ)
株式会社クロス・クローバー・ジャパン
(ブランド名:nekozukiねこずき)
代表取締役 兼 プロダクトデザイナー 太野 由佳子 (ふとの ゆかこ)
岩手県盛岡市出身
大好きな猫の役に立てる仕事をするため、2005年に起業。たとえば、猫砂は人間の都合で、ネコの健康に害を与えかねない仕様となっています。現在、市場で人気の猫砂の多くは、固める、消臭、香料、抗菌など、人の利便性を考慮し、化学物質が添加されています。これでは猫は排泄後に足裏を舐める習性があるので、化学物質を体に溜めてしまいます。また、トイレ掃除をする飼い主にとっても、危険があります。私たちは「木だけの無添加猫砂」で健康猫砂市場を創出しています。また、現在、飼い主が使用している合成洗剤や柔軟剤などに含まれる合成香料による香害がネコの健康を脅かすおそれがあります。
ネコの理解のため飼い主に知ってほしい情報を専門家とともに発信する「ねこずきの学校」を2024年8月から開始。ネコの本能を抑えつけるのではなく自由に発揮できる商品開発やサービスを通じて、ネコがネコらしく生きられる幸せな未来を築くサポートをしています。将来の夢は「ネコがネコらしく生きるのが当たり前に」なることです。
地域未来牽引企業(経済産業省)、東北アントレプレナー大賞(東北ニュービジネス協議会)
農林水産省より令和5年12月12日 第3種動物用医療機器製造販売業の登録 および動物用医療機器製造販売業の許可をいただきました。 いっそうネコたちのための商品開発につとめます。