小児医学・医療・保健の発展のため、小児医学研究者への研究助成や小児医学を志す医学生への奨学金給付を行う公益財団法人川野小児医学奨学財団(所在地:埼玉県川越市、理事長:川野幸夫/株式会社ヤオコー代表取締役会長)は、2024年度小児医学川野賞の応募受付を8月8日より開始いたします。
<小児医学川野賞について>
https://kawanozaidan.or.jp/prize/
小児医学川野賞は、財団設立10周年という大きな節目を迎えた1999年に創設されました。この賞は、基礎医学、臨床医学、社会医学の研究で優れた業績を上げ、その後の活躍も大いに期待できる55歳以下の研究者を表彰するものです。既に残された功績を讃える賞が多い中、この賞の選考ではこれからの躍進にも重きを置いています。そこには、この賞がこれからの小児医学界をリードする存在の輩出、そして若手研究者の意欲の醸成につながって欲しいという思いがあります。
創設から25年で、受賞者は54名に上ります。歴代の受賞者の顔ぶれを改めて見ると、今まさに日本の小児医学界を背負って立つ方々ばかりです。受賞者の目覚ましい活躍がこの賞の価値をさらに高め、財団の存在を小児医学界に広めるきっかけにもなっています。
小児医学、ことに基礎医学・臨床医学・社会医学に関する研究
(1)2025年3月31日時点で55歳以下の方 (2)所属する学会もしくは組織の責任者から推薦を受けた方 ※推薦者については、当財団ウェブサイトの募集要項を確認ください
賞状、トロフィーおよび賞金100 万円
当財団ウェブサイトの「川野賞申請フォーム」に必要事項を記入のうえ、必要書類をアップロード
2024年8月8日(木)~10月15日(火) 小児医療施設支援、医学会助成も8月8日より応募受付を開始します |
<昨年の受賞者コメント>
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基礎医学分野
広島大学大学院医系科学研究科小児科学 教授
岡田 賢 先生
「先天性免疫異常症の病因病態解明」
小児医学川野賞(基礎医学分野)を受賞し、非常に光栄に感じています。約20年間にわたり取り組んできた先天性免疫異常症の基礎研究が、評価されたことを喜んでいます。今回の受賞を励みにして、今後も一層の研究活動に尽力し、小児医療の発展に寄与できればと考えています。
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臨床医学分野
千葉大学大学院医学研究院小児外科学 教授
菱木 知郎 先生
「小児肝腫瘍の予後改善と副作用軽減を目指した治療開発」
この度は名誉ある賞を頂き誠にありがとうございます。私は小児外科医として小児がんの診療と研究に取り組んでまいりました。今回その取り組みをご評価いただいたことはたいへん光栄です。今後も小児がんの診療と研究を通してお子さんたちの明るい未来に貢献できれば幸いです。
●社会医学分野
岡山医療センター新生児科・小児神経内科 臨床研究部副成育医療推進室長
竹内 章人 先生
「NICUを退院した児の発達・発育フォローアップに関わる疫学や新生児神経学」
栄誉ある小児医学川野賞をいただき大変光栄です。NICUを退院したお子さんたちのその後をサポートしていくための研究をご支援、ご指導いただいた皆様、ともに研究を行っていただいた共同研究者の方々に感謝申し上げます。こどもの発達ということを軸に社会のありようについても想いを巡らせながら、研究成果を社会に還元していけるように今後とも尽力していきたいと思います。
<ご参考:過去の受賞者>
小児医学川野賞のページでもご確認いただけます。
https://kawanozaidan.or.jp/prize/
<財団概要>
財団名: 公益財団法人川野小児医学奨学財団
所在地: 〒350-1124 埼玉県川越市新宿町1-10-1
理事長: 川野 幸夫(株式会社ヤオコー 代表取締役会長)
事務局長: 川野 紘子
設立: 1989年12月25日
行政庁: 内閣府
URL:
https://kawanozaidan.or.jp/
TEL: 049-247-1717
Mail: info@kawanozaidan.or.jp
事業内容: 研究助成/奨学金給付/小児医学川野賞/医学会助成
小児医療施設支援/ドクターによる出前セミナー
■財団の創業ストーリーや事業のエピソードをPR TIMES STORYで紹介しております。どうぞご覧ください。
失われた息子の命をきっかけに設立した「川野小児医学奨学財団」ー小児医療をめぐる課題に取り組む中で感じた、子どもたちの心と体を守るために必要なこと
https://prtimes.jp/story/detail/rX5NvZs7GXb