京都高島屋S.C.では夏休み期間中、7 階グランドホールで「プラレール」のレールを使った遊び心のあるインスタレーションの作品展示「中野裕介/パラモデル展:□とか△、できかけのP の話」を開催します。
京都市立芸術大学大学院を卒業し、現在京都精華大学芸術学部の教授である中野裕介氏。
今回、京都にもゆかりのある語り物「おぐり判官」「しゅんとく丸」などをモデルにした新作は、キャラクターをポップにアレンジした遊び心あふれるインスタレーションを展開。会場内の壁や床に広がり続ける「プラレール」のレールは、巨大なシートに描かれた図解や絵画、流れる文字の映像、TV ゲームなどを連結し、過去と今、リアルと空想が交錯する大規模な作品空間が出現します 。
※© TOMY 「プラレール」は株式会社タカラトミーの登録商標です。
■会 場 : 京都高島屋S.C.(百貨店)7階催会場(京都市下京区)
■会 期 : 2024 年8 月8 日(木)~8 月20 日(火) 〔13 日間〕
■ご入場時間:午前10 時〜午後6 時30 分(午後7 時閉場)
※ 最終日8 月20 日(火)は午後4 時30 分まで(午後5 時閉場)
■入場料〈税込〉
一般1,200 円/大学・高校生1,000 円/中学生以下無料
※安全の為、小学生以下のおこさまは必ず保護者の方ご同伴でご入場ください。
■企画制作:株式会社オーク
■協力:MORI YU GALLERY、株式会社WEST、株式会社タカラトミー、株式会社フジオ・プロダクション、大阪石材工業株式会社、京都精華大学、大阪電気通信大学、倉地宏幸[大阪電気通信大学]、高野友実、中市和磨、今井健太郎[山/完全版]、軸原ヨウスケ[COCHAE]
【アーティスト 紹介】
中野裕介/パラモデル
〈略歴〉
1976年 東大阪市生まれ。2002年 京都市立芸術大学大学院絵画専攻 日本画 ) 修了。2003 年 同大学の林泰彦とアートユニット「パラモデル」結成。メタフィジカルな「模型遊び」をテーマに、
玩具「プラレール」を用いた大規模なインスタレーションなど、多様な形式の作品を発表。
2011~2017 年の図書館勤務を経た現在のソロ活動では、描画やテキスト・空間表現を軸に、文学・哲学・マンガ・建築・郷土文化・古典芸能など、古今の書物を横断し題材とする創作を続ける。単著に 『まちがeる読み、iかれた挿し絵』 青幻舎 2021年 、『かなたをよむ:海と空のあいだのP』(P出版 2024 年)。京都精華大学芸術学部教授。
近年の個展に、2024 年「よろぼう少年、かなたの道をゆく ▷▷▷《俊徳丸伝説》であそぶ」(東大阪市民美術センター)、2021年「ま TiGer る読み、いか Re た挿し絵」(高松市美術館/香川)、2018 年「まちが e る読み、 i かれた挿し絵」( MORI YUGALLERY /京都)。グループ展に、2022 年「フジオプロ旧社屋をこわすのだ!!」(フジオプロ旧社屋/東京)など多数。
※© TOMY 「プラレール」は株式会社タカラトミーの登録商標です。
【作品紹介】
TVゲーム版・俊徳丸伝説「よろぼう少年、かなたの道をゆく」(プロトタイプ) 2024
(ビデオゲーム、モニター、 コントローラー)
プログラム:倉地宏幸、サウンド:今井健太郎、情景デザイン:コウ カシュン
©️ Yusuke Nakano / PARAMODEL 2024, Courtesy of MORI YU GALLERY
バカmodelic-Graffiti 2022
(壁面・床面・地面にプラレール、酒、ボール、楽器、ミニカー、ゴミ ほか サイズ可変 フジオプロ旧社屋/東京)
©Fujio Akatsuka – illustrated by Yusuke Nakano 2022 photo: 株式会社フジオ・プロダクション
※© TOMY 「プラレール」は株式会社タカラトミーの登録商標です。
場所をもたない、あいだの物語(きていること) 2022
(デジタルデータ/工事用養生メッシュシートにインクジェット出力、320×226.3cm×6枚)
©️ Yusuke Nakano / PARAMODEL 2024, Courtesy of MORI YU GALLERY
個展「よろぼう少年、かなたの道をゆく ▷▷▷《俊徳丸伝説》であそぶ」 2024
(インスタレーション 東大阪市民美術センター photo: 高野友実)
©️ Yusuke Nakano / PARAMODEL 2024, Courtesy of MORI YU GALLERY
【イベント情報】
■アーティストトーク
中野裕介/パラモデルが展示作品について語ります。
●8月8日(木) 午後2時〜
●京都髙島屋S.C.(百貨店)7階 グランドホール会場内
※ご観覧には当日の入場券が必要です。
■ライヴ「できかけの◇△をきく+かたる」
展示空間で「尸童Yorimashi」(中沢龍心[薩摩琵琶奏者]+満茶乃[語りべ])による、琵琶+語り物ライヴを開催。
●8月12日(月・休)午後2時〜
●京都髙島屋S.C.(百貨店)7階グランドホール会場内
※ご観覧には当日の入場券が必要です。
■中沢 龍心
琵弾き語り、サウンドデザイン(biwa player/singer/soundmaking) 自然音、楽器、声、仏教法具、Digital Audio、エフェクター、サンプラーなどを用いて「肌で感じる音」を出力する。
●俳優 佐野史郎氏主催『小泉八雲朗読のしらべ』出演
●漫画家 山田玲司 個展『秘仏』ゲスト出演
●ギタリスト 山本恭司(共演)
●落合陽一『デジタル,古楽器、千利休』出演 など
後藤幸浩<弦城会>所属
■満茶乃(Masano)
京の古典怪談師(Japanese traditional KWAIDAN storyteller) 依頼を受けた地の伝承を探究し自ら脚本化、古よりの物語に魂を添え伝える “かたりべ” 。
『稲川淳二の怪談グランプリ 2015』準優勝
『島田秀平のお怪談巡り』出演 など。
【書籍販売】
『かなたをよむ:海と空のあいだのP』
著者:中野裕介/パラモデル、デザイン:藤本敏行、編集:里村真理・高野友実、P出版 2024年
税込1,800円
『まちがeる読み、iかれた挿し絵 中野裕介/パラモデル 2010-2020 Paradoxical Reading, Plastic Paratext Yusuke Nakano /PARAMODEL 2010-2020 』
著者:中野裕介/パラモデル、アートディレクション:豊永政史、デザイン:豊永政史・倉澤洋輝、執筆:宇野邦一・鯖江秀樹、株式会社青幻舎2021年
税込2,420 円
特別装丁本『まちがeる読み、iかれた挿し絵 中野裕介/パラモデル 2010–2020 Paradoxical Reading, Plastic Paratext – Yusuke Nakano / PARAMODEL 2010–2020』
2021年2月発行の作品集『まちがeる読み、~』に、2種の複製作品(シルクスクリーン版画・UVプリント木製絵馬)と特製スリーブケースを付属、[限定50部]
税込33,000円〈サイン・エディション入り〉
*スリーブケース・木製絵馬 デザイン:豊永政史[京都精華大学デザイン学部教員]、シルクスクリーン版画 製作:鳥居本顕史[京都孔版]
※会期・営業時間等が変更になる場合がございます。
※混雑を避けるため、入場制限をさせていただく場合がございます。
※諸般の事情により内容等を変更させていただく場合がございます。
※価格は消費税を含む総額にて表示しております。