農林水産省が2024年6月21日に発表した日本の食品ロス量*³は472万トン、また食品スーパーにおける食品ロス発生金額*⁴ は年間約4490億円と推計されており、食品ロスの削減は企業の社会的責任であるとともに、売上・利益を確保するための経営課題の一つとなっています。
sinopsシリーズは、小売業をはじめとした流通業向けの需要予測型自動発注サービスです。グロサリー*⁵や雑貨のほか、賞味期限が短く商品管理がむずかしい日配品*⁶、惣菜、パンなどさまざまなカテゴリに対応しているのが特徴で、値引き・廃棄ロス率の削減に大きく貢献します。導入企業複数社の平均で日配は15%、惣菜は5%のロス削減に成功しています。業務の効率化や食品ロス削減だけでなく、利益率の改善といった経営課題も同時に解決できるのがsinopの強みです。
同レポートによると、2023年度の需要予測や自動発注ツールを対象とした食品ロス削減ソリューション市場において、小売業向けでのsinopsのシェアは31.1%とされ、シェア第1位を獲得しました。今後も小売業をはじめ多岐にわたる業種の値引き・廃棄ロスを緩和し、当社のビジョンである「世界中の無駄を10%削減する」を実現していきます。
■「sinops」シリーズについて
「sinops」とは、需要予測をコアとした流通業向けITソリューション(sinops = Strategic Inventory Optimum Solution (戦略的在庫最適化ソリューション))です。 “1つ売れたら1つ発注する” といった「セルワンバイワン」システムではなく、過去の販売などの実績などから需要を予測し、発注を行う「需要予測型」の自動発注サービスです。従来は経験と勘に頼っていた部分を、販売実績・販売価格・天候などのデータに基づきAIが分析し、需要予測・自動発注を行うことで流通業の在庫を最適化する ITソリューションを各種展開しています。
「sinops-CLOUD」製品サイト:
https://www.cloud.sinops.jp
■株式会社シノプスについて
株式会社シノプスは、「世界中の無駄を10%削減する」をビジョンに掲げ、需要予測型自動発注サービス「sinops」(シノプス)を開発・販売しているソフトウェアメーカーです。日配食品や惣菜といった賞味期限が短く需要予測がむずかしいとされるカテゴリのシステム化に成功。多くの食品小売企業に採用いただいております。在庫に関わる人、もの、金、時間、情報を最適化するITソリューションを提供し、限りある資源を有効活用することで、広く社会に貢献していきます。東証グロース上場(証券コード:4428)。
*1:株式会社富士キメラ総研「業種別IT投資/デジタルソリューション市場 2024年版」〈食品ロス削減ソリューション市場〉
*2:株式会社富士キメラ総研「2023 SX/GXによって実現するサステナビリティ/ESG支援関連市場の現状と将来展望-ESG経営、サステナブルな社会の実現に向け拡大するIT関連市場の動向分析-」〈食品ロス削減ソリューション市場〉
*3:農林水産省「~食品ロス量(令和4年度推計値)を公表~」
*4:みずほ総合研究所株式会社「食品ロス削減の強化に向けた動き」
*5:スーパーマーケットにおいて加工食品のことを指す。調味料や乾物、お菓子、レトルト製品、カレールー、缶詰、酒類のほか、トイレットペーパー、洗剤などの日用品にまでわたる場合もある
*6: 毎日店舗に配達される牛乳、乳製品、豆腐、生麺やデザート類といった賞味期限の短い食品の総称。デイリーとも呼ばれる
【参考】
「sinopsシリーズ」が需要予測や自動発注ツールを対象とした 食品ロス削減ソリューション市場シェア1位を獲得