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生成AIへの不安第一位は「自ら考えるチカラの低下」
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子どもに習い事をさせる理由に「個性や才能の発見」、「自立心と独立心の育成」といった“まだ知らない世界とも対話していくココロの成長”を育むチカラがキーワードに
総合教育サービス事業の株式会社やる気スイッチグループ(東京・中央区、代表取締役社長:高橋 直司、以下 やる気スイッチグループ)は、未就学児から15歳の子どもを持つ837名の保護者を対象に
「生成AIと習い事に関する意識調査」
を実施しました。
日常生活においてChatGPTをはじめとした“生成AI”が急速に浸透していく中、子どもの教育環境や習い事にどういった影響を与えているのか、保護者からの視点を明らかにしました。やる気スイッチグループの研究所「やる気の科学研究所※1」庭野 匠所長の解説も交えて紹介いたします。
■調査結果のポイント
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(1)子どもが生成AIを活用している割合は39.8%
学習含む日常生活で生成AI(ChatGPTなど)を活用しているかについて尋ねたところ、「とてもしている」(15.4%)、「ややしている」(24.4%)となり約4割が活用していることがわかりました。一方、「禁止している(されている)」(1.2%)を除いても、活用していない層の方が多数派(59.0%)という結果になりました。
(2)生成AIが子どもの教育環境に与える影響を好意的に捉えている保護者と、不安に感じている保護者はほぼ同率
生成AIが子どもの教育環境に与える影響について、保護者にどう感じているか尋ねたところ、結果がほぼ半々に分かれました。全体の45.9%の保護者が生成AIに対して好意的に感じており(うち、14.1%が「非常に好意的」、31.8%が「やや好意的」)、一方で、42.2%の保護者は生成AIに対して不安を感じています(うち、13.9%が「非常に不安」、28.3%が「やや不安」)。この結果から、保護者がやや慎重な態度をとっていることがうかがえます。
(3)不安に感じている理由の1位は「自ら考えるチカラの低下」が圧倒的に多い(77.9%)
生成AIが子どもの教育環境に与える影響を不安視している保護者を対象に、その理由を尋ねた結果、「自ら考えるチカラの低下」(77.9%)と回答した人が圧倒的に多く、次いで「間違った情報のインプット」(44.8%)、「学習の質低下」(43.3%)、「依存症のリスク」(42.5%)が上位となり、生成AIの信頼性のほか子どもの思考力・想像力や学習力が低下する可能性を危惧している保護者が多く存在しました。
(4)夏休みの宿題で子どもに生成AIを活用して欲しいと思っている保護者は55.2%
さらに、夏休みの宿題における子どもの生成AIの活用意向について尋ねたところ、「活用して欲しい」(21.0%)、「やや活用して欲しい」(34.2%)といった肯定派(55.2%)が否定派(44.8%、活用して欲しくない・あまりして欲しくないの合計)よりも10pts近く多い結果になりました。夏休みの宿題での活用については保護者としても寛容な姿勢が見え隠れします。
(5)子どもに習い事をさせる理由1位「学力およびスキルの向上」に匹敵するのは“まだ知らない世界とも対話していくココロの成長”を育む、「興味や関心の育成」「集中力と忍耐力の養成」、「自立心と独立心の育成」
子どもに習い事をさせる理由について質問したところ、最も多かったのは「学力およびスキルの向上」(41.0%)でした。ほぼ同じ割合で「興味や関心の育成」(40.0%)が続きました。その他にも「集中力と忍耐力の養成」(36.1%)、「個性や才能の発見」(34.3%)、「自主性と独立心の育成」(27.5%)が挙げられました。これらの理由は総じて、子どもが“まだ知らない世界とも対話していくココロの成長”を期待していることがうかがえます。
(6)習い事先を選ぶ際の環境や特長については「子どもが楽しめる」が半数以上。また、「成績やスキルの向上が見込める」ことよりも、「先生とのコミュニケーションが良好」「先生の質が高い」ことのほうが重視される結果に
「子どもが楽しめる」(50.3%)が最も支持され、次いで「適正な費用」(43.4%)、「アクセスが良い」(43.1%)が上位に挙げられました。一方で、「先生のコミュニケーションが良好」(35.2%)、「先生の質が高い」(33.8%)が、「成績やスキルの向上が見込める」(33.3%)と同程度になったことから、子どもの “まだ知らない世界とも対話していくココロの成長”を育む要素に関心を持っていることがわかります。
(7)習い事先の先生に期待する役割は「知識やスキルの提供」ではなく、「子どもの可能性を引き出すこと」
「子どもの自信・可能性を育む」(45.5%)、「子どもの興味や関心を引き出す」(44.4%)、「子どものモチベーション向上」(43.0%)がTOP3となり、「専門的な知識とスキルの提供」(36.0%)よりも重視されていることが明らかになりました。学びの現場において、保護者の意識にも変化があると言えそうです。
<調査結果の解説>
やる気の科学研究所 所長 庭野 匠
東京大学大学院 人文社会系研究科 修士課程修了。2019年4月に株式会社やる気スイッチグループに入社し、社内シンクタンクのやる気の科学研究所 所長に就任。
やる気スイッチグループの指導メソッドである「やる気メソッド」の体系化・浸透等のナレッジマネジメント、サービス企画、システム開発等を担う。
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子どもの教育環境(夏休みの宿題への活用含む)おける生成AIの影響への賛否が二分化されました。子どもの教育環境での生成AI活用について保護者の意見は、期待と不安が入り混じっている状況だと考えられます。最も心配されているのは「自ら考える力の低下」であり、思考力や創造力が育たないのではないかという懸念です。それに加え、生成AIが誤った情報をインプットする可能性や学習の質の低下、さらには依存症のリスクにも不安を感じているのではないでしょうか。
一方で、肯定派の保護者は、生成AIが学習の補助や創造力の向上に貢献する可能性を評価しているのではないでしょうか。保護者たちは、このようなAIの利便性とリスクを考慮しながら、子どもの教育において最適なバランスを見つけようとしています。
また、子どもに習い事をさせる理由として「学力・スキルの向上」が多く挙げられましたが、それだけでなく“まだ知らない世界とも対話していくココロの成長”を重視されたものも上位に挙がりました。保護者たちは、予測が難しい先行き不透明なVUCAと呼ばれる時代において、子どもが未知のものとも対話できる力や姿勢が重要だと考えています。
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※1 やる気の科学研究所:
人々がやる気スイッチを入れて、①主体性(自分で考え、自分で決めて、自分で行動し、主体的に生きる力)②自己理解(自分の才能を知り、それを活かして生きていく力)③環境選択(自分の才能が生きる環境を選んで生きていく力)――これらによって発揮される「自分力」を育むメカニズムを研究し、実践するための幅広い活動を行っている社内シンクタンク
<調査概要>
・調査内容:普段の生活に関するアンケート
・調査期間:2024年7 月22日(月)~7月25日(木)
・調査対象:1都3県在住、未就学児から中学生まで、かつ、何らかの習い事をしている子どもを持つ25~49歳の保護者
・有効回答数:837名
・性別:男性314名(37.5%)、女性523名(62.5%)
・調査主体:株式会社やる気スイッチグループ
・調査会社:株式会社ジャストシステム
・調査方法:インターネット調査
※本アンケート結果は小数点以下任意の桁を四捨五入しているので、合計が100%にならない場合があります。
やる気スイッチグループが2024年7月5日(金)に公開したブランド動画第二弾では、子どもたちにとって「出会いと環境」が重要であることを伝えています。やる気スイッチグループは、教育環境をつくり上げている「先生」はただ教えるだけではなく、子どもたちが自分の道を見つけ、自らの力で進むことができるように、サポートしていくことが何よりも大切であると信じています。
■ブランド動画第二弾
・映像
https://bit.ly/4bvoLf7
・リリース
やる気スイッチグループのブランド動画第二弾公開~テーマは子どもの教育の鍵となる「出会いと環境」~
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000657.000028894.html
やる気スイッチグループでは夏休み期間中に
英語
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スポーツ
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知育
・
プログラミング
・
学習塾
など多様なジャンルでお子さまが楽しみながら新たなチャレンジができるプログラムを提供しています。
【やる気スイッチグループの夏休み向けプログラム】
やる気スイッチグループはお子さまの新たなチャレンジの後押しをする夏休みのプログラムを実施しております。
■長時間滞在型英語体験 1日最大10時間オールイングリッシュの環境でプチ留学体験
英会話力をぐんぐん伸ばす
「Summer School」
を開催中。「SDGs」をテーマにした「クッキング」「クラフト」など日替わりのアクティビティが目白押し!週末プログラムには夏休みの自由研究にも使える「Science Fair」などもご用意しています。
・英語で預かる学童保育「Kids Duo® (キッズデュオ)」
■短期集中型「サマーコース」で英語体験 初心者から上級者までそれぞれの楽しい学び方
初心者のお子さまでも英語が楽しく身につく「Fun Fun クラフト」から、宇宙や科学などをテーマに英語を学ぶチャレンジコース「English Lab」までレベル別・目的別に選べる9つのプログラムをご用意しています。
・子ども向け英語・英会話スクール「WinBe®(ウィンビー)」
英語上級者向けに新設された「ディベートコース」では相手を説得する思考と海外留学レベルの英語力を養います。その他、英検®(※3)3級~準1級の合格をめざす人を対象とした「英検Ⓡライティングワークショップ」など6つのプログラムを設けています。
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帰国子女・上級者向け英会話スクール「Kids Duo advanced®(キッズデュオアドバンスド)」
■夏の気になる習い事No.1「スポーツ」!猛暑のなかでも安心安全にお子さまの運動習慣を維持
無料体験レッスンを実施中です。お子さまの運動能力と社会性を育てる東大名誉教授監修の独自プログラムで運動能力を引き出していきます。
・幼児・小学生向けスポーツ教室「忍者ナイン®」
■「成長」を実感するプログラミング体験
夏期講習
「サマープログラミングアドベンチャー」
ではプログラミングスキルの習得はもちろん、プログラミング的思考と呼ばれる「考える力」「創造力」「判断力」をのばす初心者~上級者向けのプログラムを開催しています。
・プログラミング教育 HALLO®
■お子さまの特性を分析し、伸ばすきっかけをつくる思考力体験
レッスンを初めて受けるお子さまを対象にした『夏期特別レッスン』を実施しています。全3回の「知能育成チャレンジクラス」に加えて、1回分のIQテストがついてきます。「子どもが得意なことがわからない」とお悩みの方にもおすすめです。
・知能育成(知育)と受験対策の幼児教室「チャイルド・アイズ
®
」
■「学習習慣の乱れ」はここで解決!オーダーメイド型の夏期講習
主要5教科に対応し、生徒一人ひとりの個性と学力に合わせたカリキュラムを作成します。「受験対策」「総復習」「苦手克服」など、さまざまなニーズに応じた専用プランがあり、部活や家庭の予定にも柔軟に対応が可能です。
個別指導塾「スクールIE®」
※3 英検Ⓡ・英検Jr. Ⓡは、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。このコンテンツは、公益財団法人 日本英語検定協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。
株式会社やる気スイッチグループ
株式会社やる気スイッチグループは、個別指導塾「スクールIE®」や知能育成(知育)と受験対策の幼児教室「チャイルド・アイズ®」、子ども向け英語・英会話スクール「WinBe®(ウィンビー)」、英語で預かる学童保育「Kids Duo®(キッズデュオ)」、幼児・小学生向けスポーツ教室「忍者ナイン®」、バイリンガル幼児園「キッズデュオインターナショナル(KDI: Kids Duo International®)」「アイキッズスター(i Kids Star®)」、「プログラミング教育 HALLO®」の8つのスクールブランドを展開する総合教育サービス会社として、現在国内外でおよそ2,300以上の教室を展開し、13万人以上の子どもたちの学びをサポートしています。2020年には「思考力ラボ」といった新しい学びのサービスも立ち上げました。
やる気スイッチグループは、一人ひとりが持つ”宝石”を見つけ、その無限の可能性を引き出すことで、世界中の子どもたちの夢と人生を応援します。公式サイトURL:
https://www.yarukiswitch.jp/
やる気スイッチグループは、私たちと共に子どもたちの学びを支援していくフランチャイズオーナーを募集しています。フランチャイズオーナー募集サイトURL:
https://www.yarukiswitch.jp/fc/