多言語を学ぶと良い3つのメリットとは?
幼児・児童の言語教育といえば英語のバイリンガル教育が挙げられるが、トリリンガルやそれ以上の多言語学習となるとそのメリットについてはあまり知られていない。実は多言語学習にはバイリンガル教育だけでは達成できないメリットがいくつかある。
①将来、経済的なチャンスが訪れる
まずは経済的なメリットが挙げられるだろう。国際的にビジネスを展開する上で、英語力は当然のように求められるが、より深いコミュニケーションを図りたいならば、やはり現地の言葉を知っていることが重要である。日本では珍しいが、海外では国際的なビジネスを行う場合、英語話者がフランス語やスペイン語、あるいはドイツ語や中国語を操ることは当然のようにあることなのだ。
②多様性に寛容になり共感力が高い子に育つ
また昨今注目されている多様性に関しても、多言語学習者は寛容である。言語を通して様々な国の文化や人々に触れることが多様性を知るための入り口となる。多言語を知っているだけで、多様性の世界に触れることができるのだ。
③ワーキングメモリが大きくなって頭が良くなる
また多言語学習は、言語だけでなく、思考力においても好影響を与える。言語学習においてワーキングメモリ(言語情報を一時的に操作する領域)にかかる負荷は大きい。そのため多言語学習を行うことでワーキングメモリが大きくなり、与えられた課題を多面的に処理できるようになる。多言語教育は頭の良い子を育てるための最も効率の良い方法の一つだろう。
なぜ、フランス語・スペイン語・ドイツ語・中国語?どの言語を学ぶべきか
英語を使っている人口はインナーサークル(英語を母語とする国)で4.7億人。アウターサークル(英語を第二言語としている国)で20億人で合計25億人弱。これは世界人口の31%を占める数字となっている。ここに日本語を加えると、26億人で世界人口の32%。さらに『パルキッズ多言語版』で提供している【フランス語】【スペイン語】【ドイツ語】【中国語】を加えると実に世界人口の58%をカバーすることになる。
これらの言語が使われている地域は主に北半球に集中しており、ビジネスシーンにおいては、これらの言語に親しんでいれば、一般的にこれ以上は必要ないと言えるだろう。さらには、言語を数多く知っているほど、次の新しい言語を習得しやすくなるというメリットもある。これは、母語に加えて習得した(あるいは学習中の)言語が比較対象となることで、新しい言語の習得がより容易に、速やかに行われるようになるからである。
本シリーズでは、言語の韻律と音節体系、並びに音素を学ぶことができる。また、『パルキッズ』【英語版】と同じ内容(日常会話文・単語など)を各言語で収録しているため、英語と対比しながら学べるのも利点である。
■取り組み方は簡単
『多言語版パルキッズ』の取り組みは非常にシンプルで取り組みやすい構成になっている。まずは1日約30分、『多言語版パルキッズ』の音声をかけ流す最も重要な取り組みがある。と言っても意識して聞くわけではなく、食事中、勉強中にBGMとして流す「ながら聞き」で良いのだ。また週2回、かけ流しの内容と連動した動画を見せる取り組みも行う。かけ流しや動画視聴はすべてスマートフォン、タブレット、PCで行なうことができるので場所を問わず取り組むことができる。
■9月4日まで先行予約価格にて受付中
株式会社児童英語研究所では『多言語版パルキッズ』の新発売にともない、9月4日までの期間限定で先行予約価格での販売を行なっている。詳しくは児童英語研究所公式ウェブサイト内『多言語版パルキッズ』教材ページにて。また本ページではかけ流し音声や動画のサンプルも公開している。