韓国、高陽(コヤン)市は市内の大規模都市開発の一環として、Goyang Global IP City Project(高陽市グローバルIPシティプロジェクト)の取り組みを公開いたします。また日本のエンターテインメントプロデュース会社である株式会社NAITY(ナイティ)(本社:東京都渋谷区、代表取締役:米山 祐一)と、韓国のIT開発会社株式会社COARSOFT(コアソフト)(本社:韓国ソウル特別区、代表取締役:リ·ジョンフン)との提携により、IP(知的財産)との具体的な展開を目指す、日韓IP制作委員会を設立したことをお知らせいたします。
本発表に合わせて、高陽市長イ・ドンファンが来日し8月6日にShibuya Sakura Stageの4階クリエイティブハブ「404 Not Found」にてプロジェクトの発表会をいたしましたのでご報告いたします。
●高陽市市長イ・ドンファンより都市開発全体の取り組みをご紹介
韓国においては今、K-POPや韓国映画、webtoonなどコンテンツ、各エンターテインメントが盛り上がりを見せる中、ソウル特別区の北に隣する高陽市はそれらのエンターテインメントコンテンツ制作企業も多く集まるエリアとして様々なサポートを実施してきた。
高陽市の都市開発としては、韓国の主要放送局が集まる拠点として放送映像メディアコンテンツ産業や医療バイオメディカル産業へのエリア開発を進める中で、新たな拠点として今後よりコンテンツ、IPを生み出す会社への応援を強化し、ファンに向けてもコンテンツ、IPを楽しめる拠点を目指しGoyang Global IP City Projectをスタートする。
すでに計画中であるK-Cultureのアリーナ構想や国際展示場のKINTEXの新たな第3展示場建設とグローバルに向けたコンテンツを楽しむ環境を整えている中で、さらにIP、コンテンツが集合するIPコンテンツクラスタ複合施設を計画。他、様々な事業を計画し、グローバルに展開をしているIPが集まり、またクリエイターと共にIPを生み出していける環境を用意。そのためにも隣国のIP大国ともいえる日本との連携が必須であり、今回はまずは東京、渋谷での発表とした。日本のIPを展開する各会社とぜひ連携をしていきたい。
●高陽市産業振興院長ハン・ドンギョンよりIPコンテンツクラスタのご紹介
IPコンテンツクラスタは計画中のアリーナやKINTEXの拡張エリアなどを融合する形で実現する、世界的にもここまでの充実環境はない規模で、IPの様々な展開を実現するIPハブとなる施設となる。
グローバルIPの展開をより支援するためのPOPUPエリアや、国内外で生まれる新規コンテンツやクリエイターが簡易に展開できるオープンマーケット、ビジネス面ではシェアクリエイターオフィスの提供やコンテンツへ資金提供、企業間のネットワーキングのサポートなど、そしてクリエイティブ人材育成やその最先端の知識を得るための研究環境を用意。
韓国のコンテンツはもちろん、日本のコンテンツやIPとの連動の場と考えており、さらにそれらのIPをグローバルに向けて展開するサポートを行う。また、グローバルのIPを韓国に展開するための中心的拠点を目指す。
さらに具体的なIP展開やその中でのビジネスの成立をサポートするためにアドバイスかつ協力をいただけるパートナーと共に日韓IP制作委員会を創設しこれらの実現が加速した。
是非日本が誇るIPとの展開や、新しいIPを生み出す新進気鋭なクリエイターとこの場でコラボレーションをしたい。
●日韓IP制作委員会代表 伊東章成より日韓プロジェクトご紹介
ゲーム事業をはじめ、様々なコンテンツへのプロデュースやクリエイターの皆さんのビジネス面の環境構築を行う中で、高陽市とそしてハンさんと出会う機会を得る。それぞれのプロジェクトを伺う中でそれらをまとめた強いコンセプトが必要だと思い、グローバルIPシティプロジェクトとしてプロジェクトを細かくつなぎ合わせる提案をし、全体の計画が大きく動いた。
グローバルIPを主体とした計画の中ではIPとどのようにご一緒していくのかの細かな提案や計画が必要。その点をサポートしていく必要があると捉え、日本と韓国のそれぞれに計画し動いていく仲間を集め、具体化する組織が必要であると捉え、準備を始める。
韓国で高陽市との接点を作り、さらにこの計画を一緒に進めてきたCOARSOFTのリ·ジョンフン代表、そして日本で私も代表取締役副社長として一緒に動くビジネスかつコンテンツプロデュースを展開するNAITYの米山裕一代表と共に
日韓IP制作委員会を組織しIPを最大限に展開できる環境を作る計画を高陽市と立ち上げた。
日韓という組み合わせは今、特にエンターテインメントの中でも化学反応が楽しみな組み合わせとなる。そして、このような広大な環境にIPの複合拠点ができる。ぜひIPの展開をしている各社様での韓国の拠点として。また、コンテンツへの出資体制を含めた新しい日韓でのコンテンツ制作に向けて、一緒に仕掛けを作りたい。
エンターテインメントの人間としては都市計画であれ面白く企画、提案をしていきたい。リ氏、米山氏また協力をしてくれるメンバーと共に進めている計画を紹介する。
① ゲームミュージアム構想発表
ITエンジニアの会社であるCOARSOFTリ氏は大のゲームコレクター。彼が持つ10万本を超えるゲームソフトやアミューズメント筐体を展示、体験ができる世界でも最大規模のゲームミュージアムを本エリアに設立することを高陽市と決定した。彼のコレクトゲームを中心にゲームの展示、体験だけでなく、ゲームのアーカイブやオンラインとのコミュニティー展開、ゲームクリエイター向けの学校を併設するミュージアムかつゲームクリエイティブハブとなる施設の計画を発表。都市開発の更なる拠点としてグローバル集客の話題を作っていく。
② Sakura Stage、404 Not Foundとの提携
日本と韓国のクリエイティブの交流や融合展開を具体的にしていくため、東急不動産が展開するShibuya Sakura Stageとも協力し、世界でも珍しいインディーゲームとクリエイターのコミュニティーエリア「404 Not Found」を運営する一般社団法人 渋谷あそびば制作委員会との相互クリエイター交流と作品制作における共同プロジェクトを展開するためのMOU(覚書)を締結。
東急不動産松田康宏氏の挨拶と共に、渋谷あそびば制作委員会代表理事の村上雅彦氏より「404 Not Found」でのコンセプトを説明した。現在「404 Not Found」ではクリエイターとのつながりを拡張するための展開「クラン」の募集をしつつクリエイターとの様々なイベントを計画。今後高陽市が展開するIPコンテンツクラスタでの日韓のクリエイター交流を進めたり、相互でのクリエイティブノウハウの共有やコンテンツ制作支援など「人」が集まる展開を渋谷あそびば制作委員会が協力していく。
●韓国コンテンツ制作スタジオよりゲスト登壇かつ事業展開協力のご紹介
韓国、高陽市に拠点を置くコンテンツ制作スタジオよりゲストが来日し、それぞれの会社紹介をしつつ、日本で検討していきたい展開を紹介。
‐WESTWROLD CEO ダニエル・ソン氏
「イカゲーム」の制作スタジオとして人気のCG,VFXを手掛ける映像スタジオのWESTWORLDの代表のダニエル・ソン氏より会社紹介。数多くのハリウッド、Netflix作品を手掛ける中で、大の日本コンテンツファンでもあるソン氏としては日本のIPのハイエンド映像作品を制作し共同で仕掛けていく事業を展開していきたいという話を説明した。
日韓IP制作委員会としても協力し世界からも注目が集まるWESTWORLDの日本展開を拡張していく。
‐TappyToon CEO アーネスト・ウ氏
韓国から人気に火が付いたデジタル縦読みマンガの「webtoon」から、北米エリアで特に人気を集めるTappyToon社より代表のアーネスト・ウ氏が来日し会社紹介を行った。
今後はさらにエリアを拡張。日本での展開は悲願として同社への出資等の動きもあり注目が集まっている。日韓IP制作委員会としても早速日本の事業協力会社の相談やコンテンツ展開を行う各社との関係構築をサポートしていく。
高陽市は本発表を皮切りに今後自国韓国においてもGoyang Global IP City Projectの様々な計画を発表してまいります。今後の情報、発表についてもぜひご注目ください。