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日本食品科学工学会第71回大会
日本食品科学工学会は食品科学工学に関する研究の発表、連絡、連携及び促進をはかり、あわせて研究成果の普及、情報の提供を行い、もって科学、技術、文化の発展と国民の食生活の向上に寄与することを意図して設立されました。第71回大会は2024年(令和6年)の8月29日(木)、8月30日(金)、8月31日(土)の3日間、名城大学 天白キャンパス(〒468-8502 名古屋市天白区塩釜口1-501)にて開催されます。【学術大会長】林 利哉(名城大学 農学部)
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発表演題
演題番号 3Fa-07 米ぬか由来フェルラ酸、イノシトールによる加齢に伴う症状に対する予防効果
現在、国内では急激な高齢化が進み、加齢に伴い現れる様々な症状に対する予防対策への関心が高まっています。本大会では、米ぬか由来イノシトール、フェルラ酸について、加齢に伴う症状に対する予防効果を細胞試験及びヒト予備試験にて検証しました。
・イノシトールの膝関節改善効果
軟骨前駆細胞に対してイノシトールを添加することで細胞増殖促進効果を確認しました。加えて、イノシトール添加により軟骨形成に関わる因子であるCOL2、Aggrecanの発現量が上昇しました。
・フェルラ酸の認知機能改善効果
小規模のヒト試験においてCognitrax による認知機能検査を行いました。結果、フェルラ酸摂取群で総合記憶力、視覚記憶力、実行機能の認知機能領域スコアにおいて改善傾向がみられました。
これらの結果から、弊社米ぬか由来フェルラ酸及びイノシトールは加齢に伴う症状に対する予防効果にアプローチ可能な食品素材であることが確認されました。
Cognitrax;コンピューターを用いてウェブ上で実施する認知機能検査。言語記憶や視覚記憶、論理思考、処理能力等、何種類かの検査を用いて被験者の認知機能を測定する。
【築野グループ株式会社の事業概要】
わたしたちは、古来健康と美のシンボルとして親しまれてきた“米ぬか”の高度有効利用を推し進め、「こめ油製造事業」「ファインケミカル事業」「オレオケミカル事業」の3つの事業を展開しています。
設 立: 昭和22年2月1日
代表者:代表取締役社長 築野富美
U R L :
https://www.tsuno.co.jp/
オンラインショップ :
https://www.tsunorice.com/