協定締結の背景
2012年から、朝倉市でも移動販売を開始し、現在では5地域22か所で移動販売をおこなっています。朝倉市全体でも、交通弱者や買い物困難者の数は年々増加しています。加えて、スーパーマーケットなどの買い物ができる場所も少ない状態となっています。
このような状況を受けて、グリーンコープ生協ふくおかでは、2017年九州北部豪雨の支援をおこないながら、朝倉市内の移動販売を継続してきました。
災害から約7年が経過しましたが、高齢化などで移動販売、さらには高齢者などの見守りの必要性はさらに高まっています。こうした状況に適切に対応していくため、今回の協定を締結し、2者の協力関係を強固なものとすることになりました。
協定の目的
1:買い物支援
高齢などによって買い物が困難になっている方々への買い物の場を提供します。さらに買い物のために地域の方が集うことで、地域の交流活性化も図ることができます。
2:見守り支援
定期的に移動販売を行うことで、身近な地域内の人と人とのふれあい、交流、コミュニティの場としての見守りや、地域住民の方の異変、生活上の支障、犯罪被害などに気付くことができます。こうした懸念が生じた際には、朝倉市や朝倉市社会福祉協議会などに情報提供することで、問題の早期発見と対応が可能となります。
グリーンコープ生協ふくおかの移動販売 概要
n 毎週木曜日に馬田地区3か所で実施します。
n 必要に応じて、その他の場所で実施することも予定しています。
協定締結式 概要
日時:8月19日(月)9:00~
場所:馬田コミュニティセンター(朝倉市馬田1286番地)
出席者
・馬田地区コミュニティ協議会 手柴 啓司会長
・グリーンコープ生協ふくおか 南地域 永井洋子地域理事長
組織概要
一般社団法人グリーンコープ共同体
福岡市博多区博多駅前一丁目5番1号
代表理事 日高 容子
2018年、グリーンコープ生活協同組合連合会や、社会福祉法人グリーンコープ、労働協同組合など、九州(福岡、佐賀、長崎、大分、熊本、宮崎、鹿児島)、近畿(大阪、兵庫、滋賀)、中国(鳥取、岡山、島根、広島、山口)、そして福島の16の生協、各種団体とともに「一般社団法人グリーンコープ共同体」を設立。ひとつのグリーンコープのように持てるものを共有・連帯しながら、それぞれの地域に根ざした生活協同組合として活動してきました。「安心・安全な食べものを子どもたちに食べさせたい」という母親の想いからはじまって、それぞれの地域を豊かにしていくことを目指しています。