ライブ・イベントや飲食店向けのデジタルソリューションを提供する3bitter株式会社(東京都渋谷区)は、2024年8月1日(木)から、現金券売機と同様に食券などの”券”を印刷できるキャッシュレス券売機”ISSUE PANDA”の提供を開始しました。
ISSUE PANDAでは、Web上に公開されたお店メニューからお客様が注文を選択、スマホ上で決済が可能です。
決済後表示されるQRコードを店頭設置のリーダーに読み込ませることで現金券売機と同様の食券が印刷されます。そのため、食券で運用する店舗のオペレーションを変えずにキャッシュレス決済を導入できます。ISSUE PANDAの登場で券売機等を活用している店舗でも、低コストで現在の現金券売機を買い替えずに併用しながらキャッシュレス決済を導入することが可能になりました。
食券券売機を利用した店舗の課題
感染症の拡大等の影響で、飲食店をはじめとした店舗でもキャッシュレス決済の利用需要が高まっており、QR決済などに対応する店舗が増えています。
しかし、実際には下記のような課題があり導入に際して負担になっています
・食券券売機を利用して運営している飲食店では、決済後にお客様に直接注文内容を確認し、紙にメモ書きして食券とするなど、複雑なオペレーションが発生する場合が多い。
・お客様側もQR決済サービスを利用する際には、QRコードを読み取り、金額を入力するという手間が発生。その際に合計金額を自ら計算する必要があり、誤った決済が発生しやすい。
・訪日外国人のお客様への接客対応、メニューの外国語対応などが難しい。
このような背景もあり、キャッシュレス決済付き券売機の購入を検討している飲食店/企業も増加していますが、キャッシュレス券売機の導入費用が高額であるため導入に難航する店舗が多くあります。特に人件費が高騰する中で、キャッシュレス決済を利用するお客様に対する追加の対応が必要な状況が導入の大きなハードルになっています。
ISSUE PANDAでの解決
そこで、3bitterでは飲食店等における課題解決のため、ネット決済型のチケット販売サービス「ISSUE PANDA」を開発。関東近郊の十数店舗にご協力をいただき、実際の店舗での課題解決に向けて約半年間にわたり実証実験を行ってまいりました。
ISSUE PANDAではスマホ上に店舗メニューを掲載し、お客様のスマホでその場で決済が可能です。決済後に表示されるQRコードを店舗で読み取らせることで食券を発行することができます。
ISSUE PANDAでは現金券売機で発券されるものと同一のデザイン/内容の食券を発券します。そのため店舗スタッフは現金・キャッシュレス決済を問わず、同一のフローでお客様対応が可能となり、複雑な対応は不要になりました。
また訪日外国人のお客様には、スマホの言語設定に応じた英語等で翻訳されたメニューを表示します。これにより個別のメニュー案内などの対応も削減し、お客様の利便性も大幅に向上しています。
導入による売上の向上
食券券売機での注文では、券売機の前に立つことで初めて商品一覧を見ることになるため、注文する商品を決める時間が短く、切迫感を感じるお客様が多くいます。
ISSUE PANDA導入後の注文体験では、お客様自身のスマホでゆっくり注文内容を選ぶことができます。自分の好きなものを吟味したうえで注文ができるためお客様の注文体験が向上します。
また、都度入金の手間が無いことや複数注文が可能なUIを提供するなどの工夫で、お客様あたりの売上が平均8%向上しました。
ISSUE PANDAによる飲食店データ活用
ISSUE PANDAではお客様の来店頻度/注文履歴情報を店舗に提供しています。これにより食券運用店舗でもお客様動向を活用した、単価向上のためのメニューの検討が可能になりました。
また複数回来店したお客様にクーポンを提供するスタンプカードなどの施策もISSUE PANDA単体で実施可能です。従来準備に非常に手間が必要であったキャンペーンの省力化/自動化などの分野へのデータ活用も期待されています。
3bitterではISSUE PANDAを活用して様々な再来店施策を実施できるよう、さらなるサービス改善を進めてまいります。
店舗様の声
スパイスラーメン 点と線.(東京都世田谷区)でも同様の問題を抱えており、QR決済を導入したものの、利用客に対する個別対応の手間が店舗運営上の大きな問題になっていました。またスパイスが特徴となる様々なメニューを提供しており、インドなどからの訪日外国人旅行客へのメニュー説明などの対応も必要でした。
そこで3bitterは「スパイスラーメン 点と線.」においてもISSUE PANDAの提供を開始しました。
「スパイスラーメン専門店 点と線.」店長の岡田様にISSUE PANDAを導入した感想について伺っています。
Q. 店舗にISSUE PANDAを導入してみて、率直な感想を教えて下さい
「『点と線.』の特徴としてインバウンドのお客様が多いのですが、券売機の利用方法や個別のメニューのご案内をする運用上の負担がとても大きかったのが課題でした。
また、ご案内をしている間にお客様が券売機の前に行列を作ってしまう、なども問題でした。ISSUE PANDA導入後は、そういったインバウンド客への対応がほとんどなくなったのでとても助かっています。しかも店舗スタッフは従来通りの食券を受け取るだけなので、いつもどおりのオペレーションでインバウンドのお客様にスムーズにご来店いただけている状況がありがたいですね」
Q. 想像していなかったメリットなどがあれば教えて下さい
「『お客様にゆっくりメニューを選んでもらえるようになった』ことが良かったと思っています。特に女性のお客様は券売機の前でメニューを選んでいる間に、後ろから他のお客様がくることをプレッシャーに感じられる方も多く、ゆっくり本当に食べたいメニューを選んでいただける機会を提供できているのはお店としてもとても嬉しいです。
また筐体自体が非常に小さく、デザイン性も良いので、お店の雰囲気を壊さないのも気に入っています。」
Q. 今後ISSUE PANDAに期待することがあれば教えて下さい
お客様の来店データを活用した、再来店施策に期待をしています。
例えばお店はレビューの内容が大変気になるのですが、2回目来店などのある程度お店を気に入っていただいた方に積極的にレビューしてもらうなど、レビューのお願いをご案内するお客様をある程度来店データから絞る、などのデータ活用施策にはとても期待しています。
3bitterの店舗DXの取り組み
3bitterは今回の食券機などの発券機特化型のモバイルオーダーサービス以外にも、ライブ物販におけるモバイルオーダーを始め、スタジアムやフードコート、肉フェス、フードフェス、コラボカフェへのカスタマイズを提供しております。
また、このISSUE PANDAの仕組みを特許出願しており、まずは券売機運用店舗を中心に当社のモバイルオーダーサービスの導入を全国に広げてまいります。
ISSUE PANDAの様々なカスタマイズ、当システムを利用したシステムのOEM提供、APIでの組み込み提供も可能です。お気軽にご相談ください。
ISSUE PANDAをご体験いただける店舗
・店名:スパイスラーメン 点と線. 下北沢店
・住所:〒155-0031 東京都世田谷区北沢3丁目34−2
スープカレー専門店が培った経験を元に作られた、極上のスパイスラーメンを食べられるお店。
スープカレーをベースに楽しめる数々の季節のトッピングも楽しめます。
下北沢らしいおしゃれで落ち着いた店内で、女性でも訪れやすいラーメン店です。
・店名:渋谷中華そば saji.
・住所:〒155-0031 東京都渋谷区南平台町15-11 南平台野坂ビル 1F
“一啜りで、疲れとストレスをぶっ飛ばせ”をテーマに、2024年8月に新規オープンした中華そば店。
鶏の旨味にこだわった中華そばや、鶏出汁昆布水つけ麺はどこか懐かしさを感じられる一杯です。
・店名:麺屋四季 〜Shiki 〜
・住所:〒135-0048 東京都江東区門前仲町1-16-5 門仲原田ビル1F
2024年1月にオープン後、行列の耐えない人気店。「鶏と野菜の芳醇スープ」をコンセプトに、濃厚な鶏と野菜の旨味のほどよいバランスが楽しめます。
・店名:大勝軒 赤ふじ
・住所:〒360-0804 埼玉県熊谷市代1052−12
つけ麺の元祖「東池袋大勝軒」の伝統の味が楽しめるお店。
定番の「もりそば」やボリュームも楽しめる「鉄板赤ふじ」など、地域のお客様に愛されるラーメン店です。
・店名:常勝軒
・住所:〒367-0055 埼玉県本庄市若泉3丁目4-4
超有名店を排出する「麺屋こうじ」の二代目が運営する地元のお客様に愛されるラーメン屋。
濃厚なつけダレと自家製麺をお腹いっぱい楽しめる「とんづけ」は必食です。
*本サービスに関する店舗へのお問い合わせはお控えください
ISSUE PANDAについてはこちら
■3bitter株式会社について
会社名:3bitter株式会社
所在地:東京都渋谷区千駄ヶ谷3-2-6
設立:2014年12月
代表者:佐久間 諒
URL:
https://3bitter.com/
独自開発のワンタイム型BLE Beaconを用いたエリア+限定コンテンツを用いた施策を中心にイベントやライブ物販向けデジタルソリューションの提供をしております
【お問い合わせ先】
3bitter株式会社
con@3bitter.com
ホームページ:
https://3bitter.com/