「知って、肝炎プロジェクト」は、2012年より、肝炎に関する知識や肝炎ウイルス検査の必要性を分かりやすく伝え、あらゆる国民が肝炎に対する正しい知識を持ち、早期発見・早期治療に向けて自ら積極的に行動していくことを目的として活動しております。
7月28日(日)の世界・日本肝炎デーにあわせて、肝炎についての知識の普及、予防、治療への理解が進むよう啓発し、国民が「健康」について考えるきっかけを発信するべく、7月23日(火)に、厚生労働省「知って、肝炎プロジェクト」「健康一番プロジェクト」のイベント「健康デー2024」が、東京の八芳園で開催されました。「ダンスで健康を世界に発信」をテーマに、ダンスショー、トークセッション、ダンスチャレンジなどのプログラムが開催され、厚生労働大臣 武見 敬三氏、厚生労働省 健康行政特別参与 杉 良太郎氏、「知って、肝炎プロジェクト」肝炎対策 特別大使 伍代 夏子氏らが登壇しました。
■肝炎対策 特別大使 伍代 夏子氏による開会宣言でイベントがスタート
伍代氏は過去にC型肝炎になった経験があり、つらい治療を乗り越え現在に至ります。そのような経験から自身の健康だけではなく、たくさんの人の健康を願い、歩みを進めてきた伍代氏の開会宣言は、これから始まるイベントへの期待と、改めて「健康」について向き合おうという気持ちへと導いてくれました。
■厚生労働大臣 武見 敬三氏、国民に健康の重要性を伝える
挨拶の中で武見大臣は、「全ての人に、一生に一度は肝炎ウイルス検査を受けていただきたい。近年は脂肪肝といった生活習慣が原因の肝炎が増えていることも課題である。適切な運動習慣や健康に対する幅広い理解を深めてもらうことが大切」と述べ、世代を超えた健康づくり、肝炎対策に対する理解がより一層深まることを期待しました。
■平均年齢83歳!最高年齢95歳によるダンスパフォーマンス
ダンスショーでは、全国から様々な世代のダンスチームが参加し、ステージを彩りました。小学生、高校生、プロチーム、60歳以上のダンスチームの計5組によるパフォーマンスです。中でも、岡山県備前市で活動している、平均年齢83歳、最高年齢95歳の男性5人組のOYAじ~Z(おやじーず)は、まさに「ダンスで健康」を体現しているパフォーマンスを披露し、会場を驚かせました。OYAじ~Zのチームリーダーの小林 建夫さん(78歳)は、健康の秘訣について、「ダンスは、元気の源!ダンスで動けるように毎日ウォーキングを50分やっていて、足腰を鍛えている」とお話をされました。OYAじ~Zのパフォーマンスは、たくさんの人に勇気や希望を与えてくれることとなりました。
■健康行政特別参与 杉 良太郎氏、「なぜダンスで健康なのか」という質問を受けて
厚生労働大臣 武見 敬三氏、健康行政特別参与 杉 良太郎氏、OYAじ~Zによるトークセッションが行われました。会場から「なぜダンスで健康なのか」という質問を受けた杉氏は、「ダンスにはリズムがあり、ダンスをするとリズムが自然と体の中に入っていく。リズムが体に入っていないと、手も足も動かない。ダンスは動作が遅れると音楽が先に行ってしまうが、それに遅れまいとすることが大切」と、元気で長生きをするために、リズムを体に入れていくことの大切さを伝えました。また、「人前で見てもらって、拍手をしてもらい、喜んでもらえる。見ている人にもやりたいと思わせるところが魅力的だと思う」と話し、「緊張とかプレッシャーに勝つという精神状態が、長生きする秘訣である」と想いを語った。
■世界に向けて健康メッセージを発信
肝炎対策 特別大使 伍代 夏子氏が、全出演者の中から代表して、世界に向けて健康を守る決意表明を行いました。
-全文-
私たちの健康を守る決意表明。
健康とは、身体だけではなく、心も健やかである状態です。
その両方のバランスが取れ、初めて人生の豊かさを得られるのです。
私たちは身体の健康を守るために、毎日の食生活に気を配り、
定期的な運動で体力を維持・増進します。
そして、健康のため、定期的な健康診断を受け、病気の早期発見・早期治療を目指します。
私たちの決意と一人ひとりの積極的な取り組みが、
健康で幸せな社会の実現に繋がることを心から願います。
日本そして世界中の皆さんも一緒に、健康を守る努力を続けていきましょう!
■「知って、肝炎プロジェクト」新スペシャルサポーター3組の発表
肝炎に関する普及啓発活動等を行う、厚生労働省「知って、肝炎プロジェクト」の新スペシャルサポーターとして、女優の常盤 貴子氏、ボーカル&パフォーマンスグループのDA PUMP、一卵性三つ子のシンクロアクロバットパフォーマーの佐藤三兄弟の就任が発表されました。3組それぞれからメッセージを預かり、これからの活動の意気込みを語っていただきました。
■国民の健康を願って制作した「健康ダンス」を初披露
イベントの終盤では、「健康一番プロジェクト」のサポーターを務めるMaasa氏と、久留米大学医学部 内科学講座消化器内科部門 主任教授の川口 巧先生らを中心に制作した「健康ダンス」を初披露しました。国民の健康増進を目的とし、ひとつひとつの動きに意味や効果が込められた、幅広い層へ向けたプログラムになっています。そして初披露した「健康ダンス」を、Maasa氏と佐藤三兄弟がステージに立ち、会場に集まった約100人の観客にダンスレクチャーを行いました。Maasa氏は「ダンスを通して健康になりましょう!」と呼びかけながら、身体を動かすことの楽しさを伝えました。ダンスレクチャーの後、音に合わせて全員で踊ったダンスチャレンジでは、皆が笑顔になり、会場に一体感が生まれていました。
■開催概要
催事名 :世界・日本肝炎デーイベント「健康デー2024」ダンスで健康を世界に発信!
日時 :2024年7月23日(火)
開催場所 :八芳園(東京都港区白金台1-1-1)
出席者 :厚生労働大臣 武見 敬三 氏
厚生労働省 健康行政特別参与 杉 良太郎 氏
「知って、肝炎プロジェクト」肝炎対策 特別大使 伍代 夏子 氏
「健康一番プロジェクト」 サポーター Maasa 氏
「知って、肝炎プロジェクト」スペシャルサポーター 佐藤三兄弟
LIFULL ALT-RHYTHM(D.LEAGUE プロチーム)
OYAじ~Z(平均年齢83歳、最高年齢95歳ダンスチーム)
ソウルフルフーズ(GOLD世代ダンスチーム)
EDC family(品川エトワール女子高等学校)
movement Helios (movement dance school)
※「健康一番プロジェクト」では、65歳以上の世代を「GOLD世代」と呼んでいる。
「GOLD」には、Good OLD(古き良き/良い形で年を重ねている)という意味が込められている。