株式会社BIOTA(本社:東京都文京区湯島、代表取締役:伊藤光平、以下BIOTA)は、株式会社ソウワ・ディライト(本社:群馬県前橋市小屋原町、代表取締役:渡邉辰吾、以下:ソウワ・ディライト)と自然資本業務提携を8月1日より開始しました。
<ポイント>
・世界初の自然環境を資本として組み込んだ自然資本業務提携を実施
・まちにおける新たな森づくりについて模索
・自然資本のリソースシェアによる事業推進
<今回の取り組み>
BIOTAは最先端の微生物ゲノム解析を強みに微生物研究事業を主軸として事業を行っております。そして得られた研究成果から建築設計やランドスケープデザインを通じた空間創造事業を推進しています。
一方ソウワ・ディライトは電気工事業を主軸とし、群馬県及び前橋市の行政政策にも深く関与し官民共創のデザインを地域に創り出しています。またデンキが創り出すミライへの可能性を教育や環境分野を中心としてアート的に表現しています。
両社はかねてから、まちづくりやウェルビーイングに基づくワークスタイルの領域で協業を行ってきました。今回は、世界初となる自然資本をベースとした業務提携を通じて、両社の自然資本のシェアリングをスムーズにし、自然資本を活用した事業の拡大につなげます。
<自然資本業務提携とは>
自然資本とは、森林、土壌、水、大気、生物など、自然環境によって形成される資本のことを指します。これらは企業の経営基盤を支える重要な資本であり、自然資本の価値を適切に評価し、管理していくことが企業の経営の持続可能性につながります。
自然資本業務提携とは、事業者が保有する自然資本の拡大や有効活用を目的とした事業者同士の自然資本のシェアを指します。
今回の業務提携によって事業者の経営の持続可能性を高め、中長期的な社会や地域課題の解決に寄与することが期待されます。
<自然資本業務提携を通じた主なシナジー>
・微生物、ロバやヤギ、馬などの企業における人類以外のステークホルダーの採用を拡大し、企業のマルチスピーシーズ化を加速
・ソウワ・ディライトの保有するcoco no mori(本社敷地内の森)の生物多様性の拡張および付加価値の向上
・子どもたちの教育、遊びにつながるサードプレイスの創出
・自然資本のシェアリングの事例と活用例の創出
<関連情報>
電気工事業を生業とする中でデンキが創り出すミライへの可能性を教育や環境分野を中心としてアート的に表現するだけでなく、群馬県及び前橋市の行政政策にも深く関与し官民共創のデザインを地域に創り出している。同社のビジョンである「宇宙のミライにワクワクする」を掲げ地球・ヒト・デンキの共生を可能にするアクションを重ねる中で2022年開催されたサステナブル・ブランド国際会議(横浜)に於いて「地球、人、文化が再生する街のデザイン~自然と人との関係性から変革を生みだすリーダーたち~」として登壇。
2023年にギネスワールドレコーズに世界一小さな本屋として認定された「tiny tiny bookstore」やcoconomoriを通じて地域に新たな生態系を生み出している。
群馬県前橋市との「まちづくり」を中心とする包括連携協定を締結する中でアートやヒカリを通じて様々なデザインを街にインストールするだけでなく前橋のビジョンである「めぶく。」を企業として具現化しミライ型の企業そして企業が創り出す地域エコシステムを自ら創り出している。
BIOTAは、生活空間の微生物の多様性を高めることで健康で持続性のある暮らしの実現を目指して研究活動や事業に取り組んでいます。
弊社のコア技術であるマイクロバイオームのゲノム解析は、生活空間を中心に発酵食品やヒトマイクロバイオームなど多様な分野で用いられ、大学、企業、公共機関と連携し共同研究を進めています (
https://biota.city/news/
)。
BIOTAでは、本取り組みを通して微生物多様性の価値向上と認知拡大を図り、より良い社会実現に活かすために研究開発と社会実装をより一層加速していきます。