鳴門市では、「NARUTO CONNECT Vol.1 EdTech/Baby Tech」と題し、鳴門を舞台に成長機会の創出を図るアーリーステージ(起業直後の初期段階)のスタートアップのアクセラレーションプログラムとして、令和6年7月24日に鳴門市役所を現地会場とし、市とスタートアップとのオンラインによるマッチングイベントを開催しました。
このイベントでは、市が重点的に取り組む「なると まるごと子育て応援パッケージ」「なると うずっ子学力向上パッケージ」のアップグレードを目的とし、子育て・教育領域のスタートアップ6社が登壇し、泉市長や市職員などへのピッチを行いました。
イベントの概要
イベント冒頭では、泉市長が「鳴門市における子育ての現状」と題し、市の抱える課題を説明。
若年層人口や出生数の減少といった課題について述べ、その打開策として「なると まるごと 子育て応援パッケージ」や「なると うずっ子 学力向上パッケージ」といった2つのパッケージ事業が生まれた背景をスタートアップの皆様へお伝えしました。
その後、子育て・教育領域のスタートアップ6社が順次登壇し、それぞれのプロダクトや鳴門市との実証アイデアについて、ピッチを行いました。
これに対し、市長や市職員からは、事業スキームの詳細や実証案の実現可能性などについて質疑がありました。
鳴門市の子育て・教育に関する取り組み
<なると まるごと 子育て応援パッケージ/なると うずっ子 学力向上パッケージ>
https://www.city.naruto.tokushima.jp/_files/00564694/oamphret_r6.pdf
鳴門市では、令和4年度から7年度までの4年間を「子育て世帯定住促進施策の集中実施期間」と位置づけ、出会い・結婚・新生活、妊娠・出産、就学前から高校、住宅取得の各ステージの子育て世代を包括的にサポートする「なると まるごと 子育て応援パッケージ事業」を実施しています。
令和5年度からは、”鳴門市独自の特色ある教育”を実施し、教育環境のさらなる充実を図るため、「なると うずっ子 学力向上パッケージ」も開始しました。
鳴門市が県内随一の子育て応援都市に生まれ変わり、子育て世代の定住人口の確保を実現していくための切り札として、強力に推進しています。
参加者の声
イベント参加者からは、「新たな事業のヒントを得た」「様々な知見を持った起業家の方と直接お話ができてよかった」という感想が得られ、スタートアップの持つ革新的なビジネスモデルが今後鳴門市を変えていく可能性を感じられました。また、「スタートアップの皆様の感性や視点が新鮮で興味深く聞かせていただいた」という声もあり、これまで触れ合う機会の少なかったスタートアップとの関わりそのものに刺激を受けられた方もいました。
さらに、「時間が短く感じた」「もっと質疑応答の時間が欲しい」との意見もあり、スタートアップの皆様のピッチが参加者を惹きつけていたことが伺えます。
今後に向けて
鳴門市では、本イベントを通じてスタートアップに実証実験の場を提供し、スタートアップの成長と本市の子育て環境の向上を目指しています。今回のマッチングイベントを契機に、オンライン商談・視察などを通じて実証実験を行うなど、「スタートアップ×鳴門市」で”子どもファーストの未来実現”に向けて取り組んでまいります。
鳴門市でのチャレンジを後押しします!
鳴門市では、今回のイベントに参加できなかった・イベントを後で知ったスタートアップの皆様からも広くご提案を受け付けております。今回ご紹介した子育て・教育をはじめ、様々な事業領域において、鳴門市をフィールドとしたビジネスに興味のあるスタートアップの皆様からのご連絡をお待ちしております。
問い合わせ先
鳴門市役所 産業振興部 商工政策課
TEL:088-684-1213
E-Mail:shokoseisaku@city.naruto.i-tokushima.jp