株式会社スプリックス(本部:東京都渋谷区/代表取締役社長:常石博之 以下、スプリックス)は、インドネシア共和国東ジャワ州(Jawa Timur)のトゥルンアグン、コタ・ブリタール、カブパテン・ブリタール、トレンガレックの4都市の教育局とMOU(Memorandum of Understanding)を締結いたしました。これにより、スプリックスは各都市の公立・私立の小中学校に国際基礎学力検定TOFAS(Test of Fundamental Academic Skills)を導入します。更に、それ以外の東ジャワ州の多くの都市でもTOFAS導入が続々と決まっており、州全体で大規模の受験を見込んでおります。
1.TOFAS導入の背景
国際基礎学力検定TOFASは2021年3月に開始して以来、世界各国で着実に導入が拡大しており、2024年6月末時点での受験者は51カ国で750万人を超えました。
インドネシアでは、これまで既に複数の都市でTOFASの導入が進んでおりましたが、今回は人口4,000万人以上の東ジャワ州の中の4都市の教育局と、TOFAS導入とそのサポートを約束するMOUの締結に至りました。これを端緒に州内の多くの都市で今後もTOFASやSPRIX LEARNINGの拡大が期待されております。
2.覚書締結について
2024年7月、株式会社スプリックス海外事業部マネージャー 安岡大輔と、トゥルンアグン、コタ・ブリタール、カブパテン・ブリタール、トレンガレックの4都市の教育局にて調印式が行われました。調印式には、教育局関係者や校長先生等、総計200名以上が参加し、TOFASだけでなくSPRIX LEARNINGの紹介にも多くの関心を寄せられました。
3.式典におけるコメント
インドネシア共和国 トゥルンアグン教育局長 ラハディ ピピット局長
インドネシアの子ども達の計算力や読解力は、他国と比べて低い水準にあります。先日、TOFASのインドネシアの他地域と日本を比較したデータを拝見し、その差に非常に驚きました。我々は早急にこの問題に対処したいと考えています。SPRIXはTOFASのみに限らず、様々なソリューションを持っていると聞いています。私たちはSPRIXと共に、インドネシアの子供たちの基礎学力向上を実現することに期待しています。TOFAS導入の取り組みは子ども達にとってだけでなく、我々教育局にとっても有益なものになると考え、公立・私立全ての小中学校での実施を決めました。教育分野におけるインドネシアと日本の協力関係を象徴するものになることと共に、インドネシアの子ども達が算数等の分野で優れた能力を発揮できるような未来に繋がることを期待しています。
株式会社スプリックス 海外事業部 マネージャー 安岡大輔
インドネシアは、TOFASの展開を始めた当初から複数の都市で導入を拡げてくれている国の一つで、感謝と共に非常に期待を込めてプロジェクトを進めてきました。そして今回、東ジャワ州の4都市にてTOFASが導入されることになり、またその他の周辺都市でもTOFASの導入が続々と決まっていることを、大変幸甚に存じます。人口4,000万人を超える東ジャワ州の広範囲にアプローチできていることで、更なる大きな可能性を感じながら今後も世界中の子ども達の将来の選択肢を拡げられるように頑張っていきたいと考えております。