舞台『ピエル・パオロ・パゾリーニの四つの死』
キャスト、スタッフ、お客さま、全ての熱狂が一体となった奇跡の上演となりました。
イタリア首相官邸・記念官庁の助成金を受け、ピエル・パオロ・パゾリーニを
広く日本に紹介する「パゾリーニの夏」の一環として
演劇集団フンダシオン・エピカ ラ・フラ・デルス・バウス(Fundación Épica La Fura dels Baus)
による『ピエル・パオロ・パゾリーニの四つの死』の来日公演が開催されました。
チケット申込開始からわずか2日でソールドアウトとなり
8月2日、開催場所であるイタリア文化会館に
約150名のお客様が集結!
『ピエル・パオロ・パゾリーニの四つの死』のプレスリリースアーカイブはこちら
そして
その舞台の興奮冷めやらぬうちに、プロジェクト「パゾリーニの夏」はさらに興味深い
「パネルディスカッション」
「リーディング」
二つのプログラムへと続きます。
パネルディスカッション
世界で最も美しい船といわれるアメリゴ・ヴェスプッチ号。国際クルーズターミナル(お台場)寄港に合わせ、「パゾリーニの夏」パネルディスカッションが開催される。
『パゾリーニの夏』〜Polivocale(いくつかの声)〜
開催日時:2024年8月27日 火曜日
開場 14:30 開始 15:00 終了 16:30
内容 : パゾリーニとの関係についてのアーティストによる発表と討論
*イタリア語・日本語の同時通訳付
料金:無料
定員:150名
場所:東京国際クルーズターミナル 3F
〒135-0064
東京都江東区青海二丁目地先
東京国際ターミナルのアクセスはこちら
ご予約サイト:
https://pasol.peatix.com/
企画・主催 : Teatro Stabile delle Arti Medioevali
協力 : 角川文化振興財団
※パネルディスカッションの前後で、寄港中のアメリゴ・ヴェスプッチ号に乗船希望の方は
こちらからご予約をお願いいたします。
パネリストのご紹介
演出家:ジャン・マリア・チェルボ氏
(1970年12月18日、ナポリ生まれ)
イタリアの劇作家、翻訳者、芸術監督、キュレーター
画家:ニコーラ・ヴェルラート氏
(1965年-)
イタリアの画家、彫刻家、建築家、ドラフトマン、ミュージシャン、 そしてビデオメーカー
作家:ラウラ・今井・メッシーナ氏
イタリア共和国ローマ出身 ローマ・ラ・サピエンツァ大学 2005年に来日 2017年東京外国語大学大学院総合国際学研究科博士後期課程修了 2020年小説”Quel che affidiamo al vento”が、国際的なベストセラーとなった。2021年に出版した日本の口承文学などを基にした児童文学”Goro Goro”でイタリアの児童向け文学賞であるラウラ・オルヴィエート賞を受賞。
劇作家・舞台専門家:ロベルト・ダバショ
モデレーター
辻信行氏(東京自由大学・運営委員長)
NPO法人東京自由大学運営委員長、株式会社風と光代表取締役、法政大学沖縄文化研究所国内研究員、中央大学人文科学研究所客員研究員。文学・映像作品から離島の民俗にいたるまで、さまざまな文化にあらわれる他界観や死生観について研究している。
リーディング
数々のパゾリーニ戯曲作品の日本初演、構成・演出を行なった日本の現代演劇を代表する演劇人の一人
川村 毅氏(ティーファクトリー主宰)が
「ピエル・パオロ・パゾリーニの四つの死」のリーディングを演出します。
無観客で収録されるリーディングの全編を、10月3日から YouTube で配信上演いたします。
『ピエル・パオロ・パゾリーニの四つの死』日本語訳リーディング
開催日時:2024年9月3日 火曜日
場所:角川武蔵野ミュージアム 本棚劇場
〒359-0023
埼玉県所沢市東所沢和田3-31-3
演出:川村毅
制作:ティーファクトリー
企画・主催 : Teatro Stabile delle Arti Medioevali
協力 : 角川文化振興財団
新たな視点を通して知るピエル・パオロ・パゾリーニの世界を数々のパゾリーニ作品の日本初演、構成・演出を行なった日本の現代演劇を代表する演劇人の一人、川村 毅氏の演出によりリーディング上演いたします。来日公演で上演された同作品の初邦訳版です。出演は、これまで氏の演出によるパゾリーニ作品日本初演連続プロジェクトに参加したベテラン舞台俳優たち。
角川武蔵野ミュージアムの本棚劇場という天井まで届く本棚に囲まれた幻想的な空間で
ティーファクトリーによる、視覚的にも聴覚的にもイマ―シブな演出が期待されます。
さらにこのリーディングでは、イタリアでのパゾリーニのイメージと日本でのパゾリーニ
のイメージの違いを発見したり、日本語で語られる物語や語り口を通して
これまでとは違うパゾリーニの人物像を知ることができるでしょう。
物語がリーディングという形で再現され、舞台をご覧いただいた方には新たな視点でこの
パゾリーニの物語をお楽しみ頂けることになり、また初めてパゾリーニに接する方にとっ
ても、興味深いものとなるでしょう。
作:ジャン・マリア・チェルボ
翻訳:石川若枝
演出:川村毅
出演
手塚とおる
笠木誠
谷部央年
福士惠二
大沼百合子
江戸伝内(糸あやつり人形 一糸座)
川村 毅(劇作家・演出家・ティーファクトリー主宰)
川村 毅 Takeshi KAWAMURA
2003年『オルジァ ORGIA』
2011年『豚小屋 PORCILE』
2012年『騙り。 AFFABULAZIONE』
2012年『文体の獣 BESTIA DA STILE』
2013年『ピュラデス PILADE』
2013年『カルデロン CALDERON』
上記、P.P.パゾリーニ戯曲の日本初演を演出
ピエル・パオロ・パゾリーニ
ピエル・パオロ・パゾリーニ(Pier Paolo Pasolini, 1922年3月5日 – 1975年11月2日)は、イタリアの映画監督、詩人、小説家、劇作家、ジャーナリスト、そして彼は本当の意味での哲学者でした。
パゾリーニは、伝統的な価値観と現代社会の変革をテーマにした作品を多く残しており、特に貧困層やマージナルな人々の生活に焦点を当てています。彼の映画作品には、『アッカトーネ』(1961年)、『ママ・ローマ』(1962年)、『テオレマ』(1968年)、そして最も論争を呼んだ『ソドムの市』(1975年)などがあります。
『ソドムの市』は、パゾリーニの遺作であり、非常に過激で挑発的な内容を含むため、多くの国で禁止されるか厳しい検閲を受けました。彼の作品はしばしば社会的なタブーや政治的な問題に挑戦し、既存の権威や制度に対する批判が込められています。
また、パゾリーニはオープンな同性愛者であり、その性的指向は彼の作品と公私両面での生き方に大きな影響を与えました。彼は1975年にローマ近郊で謎の死を遂げ、その死は現在でも謎とされています。彼の死はイタリア社会に大きな衝撃を与え、彼の作品は今でも多くの人々に研究され、影響を与え続けています。
助成 : イタリア首相官邸・記念官庁
企画・主催:Teatro Stabile delle Arti Medioevali
協力:角川文化振興財団 NPO法人東京自由大学 株式会社OFFICE球根/gallry PARADISO
本公演に関するお問い合わせ
lequattromortidipasolini@gmail.com
「パゾリーニの夏」特設ページ
宣伝広報:株式会社OFFICE球根 / gallery PARADISO
〒151-0064 東京都渋谷区上原1丁目23-9
助成 : イタリア首相官邸・記念官庁
企画・主催:Teatro Stabile delle Arti Medioevali