【展示会概要】
落合陽一客員教授がおこなう「メディアアート」の授業では、授業開始から、わずか2週間で展示会に出展する作品を制作します。メディアアートを学んだ20名の学生たちが企画から制作した作品をぜひご覧ください。
「メディアアート」成果発表展示会
『差動回展』
「差動回展」は、「差動回転」の考え方から生まれたタイトルです。この展覧会では、内なる平静、哲学、アナログとデジタル、持続性と叡智が、互いに影響し合いながら独自のリズムと変化を生み出します。異なる要素が交わることで、新たな視点や発見を得られる体験を提供します。物理的な境界を超えた、多様な要素が織りなす調和を探求する展示です。
日時:2024年8月27日(火)~31日(土)11時~19時30分
※31日(土)のみ11時~13時まで
会場:デジタルハリウッド大学・駿河台キャンパス
東京都千代田区神田駿河台4-6 御茶ノ水ソラシティ アカデミア3F
(交通アクセス)
JR「御茶ノ水駅」聖橋口より徒歩1分、東京メトロ千代田線「新御茶ノ水駅」直結、
丸ノ内線「御茶ノ水駅」より徒歩4分
参加費:無料
【昨年の展示会の様子】
(作品解説)
「40年後の自分と対峙する」がテーマの「刻限界のゆらぎ」。自分の顔を撮影すると、AIによって生成された40年後の自分が目の前の暖簾に現れます。
「過去は変えられないけれど、未来は変えられる。投影する先をスクリーンではなく暖簾にしたのは揺らいでいるから。未来って決められたものではなく、ゆらぎのあるものだと思うのです。なにげない意思決定の積み重ねでできている。未来の風を起こすのは自分の意志ひとつです。時間の大切に気づき、行動を変えて欲しいというメッセージを、この作品に込めています。」(Ken-ichi Kawamuraさん)
【指導教員】
落合陽一客員教授
メディアアーティスト。1987年生まれ、2010年ごろより作家活動を始める。境界領域における物化や変換、質量への憧憬をモチーフに作品を展開。筑波大学准教授、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)テーマ事業プロデューサー。近年の展示として「おさなごころを、きみに」東京都現代美術館, 2020、「Ars Electronica」オーストリア, 2021、「晴れときどきライカ」ライカギャラリー東京・京都, 2023、「ヌルの共鳴:計算機自然における空性の相互接続」山梨・光の美術館, 2023など多数。
主な著書
「魔法の世紀」、「これからの世界をつくる仲間たちへ」、「超AI時代の生存戦略」
【デジタルハリウッド大学[DHU]とは】
2005年4月、文部科学省認可の株式会社立の大学として東京・秋葉原に開学(現在の所在地は東京・御茶ノ水)。デジタルコミュニケーション学部(4年制大学)とデジタルコンテンツ研究科(専門職大学院)を設置している。
デジタルコミュニケーション学部では、不確実で予測不能な未来を自分らしく生き抜く力を身につける。 デジタルコンテンツ(3DCG/VFX、VR/AR、ゲーム、映像、グラフィック、Webデザイン、メディアアート、プログラミング等)と企画・コミュニケーション(ビジネスプラン、マーケティング、広報PR等)を産業界の第一線で活躍する教員から幅広く学べる一学部一学科制を採用。さらにグローバル人材を育成するために外国語の重点的な学習プログラムを備え、留学を推進している。世界43か国・地域出身の学生が在籍し、御茶ノ水駅前で多様性に富むキャンパスを運営している。
デジタルコンテンツ研究科では、超高度情報化社会においてデジタルコミュニケーションを駆使し、社会に変革を起こすリーダーを輩出すべく、創発的学究領域 [SEAD(Science/Engineering/Art/Design)]の4要素をバランス良く身につけ融合し、理論と実務を架橋する人材育成を行う。新規事業プランニングとプロトタイピングなど、院生のアイデアの実装およびスタートアップ支援により「令和5年度大学発ベンチャー調査」(経済産業省)では全国大学中 13 位、私立大学中5位となっており、多数の起業家を輩出している。