NPO法人フードバンク山梨(所在地:山梨県南アルプス市 理事長:米山けい子)は、⼦どもの貧困対策の⼀環として、夏休み中の⼦どものいる世帯と、高校生のいる世帯に⾷料⽀援を⾏っています。
この夏も、高校生と個人のボランティアのみなさんが協力して箱詰めなどを行いました。
「助けが必要な人に自分ができることを」多くの方の想いが20トンの食品寄付に
この春ごろから物価高騰の影響などで、フードバンク山梨への家庭からの食品寄付が大幅に減り、レトルト食品や缶詰・パスタ・調味料といった品目は特に集まりにくい状況になりました。
私たちは、このままでは夏休みの支援を十分に行うことは難しいと判断し、「緊急フードドライブ」として例年よりも期間を拡大して食品寄付を呼び掛けました。
これに対し、個人・学校・企業など多くの皆様がフードドライブに協力して下さいました。一部は購入せざるを得なかったものの、皆様のお力添えで子どもたちのもとへ食品を届けることができております。
改めて感謝いたします。
「誰かのために」を考えるきっかけに。高校生ボランティアも200人以上集結!
8/1から「ナツボラ」(高校生の夏休みボランティア)に、県内の14の高校から208名が参加。また個人ボランティア約60名が一緒に作業をしてくださいました。
ボランティアを初めて体験する高校生も多く、箱を受け取る子どもたちの顔を想像しながら、一つひとつ丁寧に食品を詰める様子が印象的でした。
増え続ける支援に対応するため、皆様のご協力をお願いします
子どものいる世帯への支援数は増え続け、暮らしは厳しさを増しています。
私たちは、必要とするすべての方へ、そしてより生活の困難な世帯に対して手厚い支援を実現するために、取り組みを拡大しています。
2023年度には、これまでの子ども支援に加えて、高校生のいる世帯への月1回の食料支援を開始しました。
2024年度は、より厳しい家庭で暮らす子どもたちには夏休み・冬休みの支援に加えて、10月と来年3月にも食品を届ける予定です。
皆様のお力添えなくして、活動は継続できません。
これからも、フードドライブやボランティアへのご参加、そして宅配料や運営費のご寄付など、身近なところから取り組みへのご参加を、引き続きよろしくお願いいたします。