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調布、千歳烏山、仙川…京王線沿線を舞台に「幽霊」を探す男女を描く連作短編集『眼下は昏い京王線です』が8月…



まさに空前のホラーブームといえる昨今において、『異端の祝祭』から始まる「佐々木事務所」シリーズを筆頭に多彩な作品を発表し続け、『このホラーがすごい! 2024年版』でもTOP20に唯一2作品ランクインされるなど、今最も注目されるホラー作家の一人である芦花公園。

最新作となる『眼下は昏い京王線です』はタイトルにある通り、京王線の沿線を舞台に「本当に障る話」を探す一組の男女を描く連作短編集であり、著者の新境地といえる、全く新しい読み口のホラー作品となっている。

著者からコメントが到着!

未知のものを見ると、正体はどんなものだろう、もしかしてこういう意味があるのではないか、と考えてしまうのは、人間誰しも持つ習性です。

ホラーというのは怖いだけのものでなく、興味深く、原始的な感情を揺さぶられるものですから、怖いものが苦手な人にも試してみて欲しいです。

一方的で献身的な全力の恋がどういう結末を迎えるのか、ぜひ見てみてください。

担当編集者からコメント

「怖いものみたさ」という言葉の通り、ホラーというジャンルは苦手な人でさえ惹きつけてしまう奇妙な力があると思います。今回の作品は、その「怖いもの」を非常に多種多様な形で描き、その上でどこか感傷的なメインのストーリーに帰結させる著者の新しい境地であり、ぜひ怖いものが好きな人も、嫌いな人もこぞって読んで頂きたい1冊です。

(双葉社文芸出版部 植木陽平)

あらすじ

大学生の琴葉は、お持ち帰りされそうになっていたところを助けてくれたシマくんにひとめぼれする。

シマくんに振り向いてもらうため、彼が傾倒する「本当に障る話」の調査を手伝う琴葉だが、琴葉は霊や怪異を寄せる体質らしく、いつも命の危険があるような危険な目に遭ってしまう。

その度に大いに反省し、もうこんな無為なことはやめようと思うのだが、シマくんの素晴らしく良い声で誘われるとどうしても誘いを断ることが出来ないのだった――。

ホラー小説界最注目の才能が放つ新感覚のエモーショナル・ホラー!

著者プロフィール


芦花公園 (ろかこうえん)

東京都生まれ。小説投稿サイト「カクヨム」に掲載していた『ほねがらみ―某所怪談レポート―』が、

SNSで大きな話題となり、2021年『ほねがらみ』(幻冬舎)として単行本化されデビュー。

『異端の祝祭』(KADOKAWA)に連なる「佐々木事務所」シリーズを筆頭に、『とらすの子』(創元推理文庫)、『食べると死ぬ花』(新潮社)といった作品でも評価を高め、ホラーブームの昨今で最も注目を浴びる著者の一人である。

書誌情報

書名:眼下は昏い京王線です

著者:芦花公園

定価:1,870円(税込)

判型:四六判

発売元:双葉社

発売日:2024年8月28日

ISBN:9784575247602

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