2024年9月号の特集「やめて、捨てて、幸せになる!」では、「ESSEフレンズレポーター」(全国の30~50代女性で構成される総勢448人の 読者モニター)に調査しました。その結果、30~50代読者が「50歳以降に最もやりたいこと」は「不要なものを捨てること」であると判明。ESSEの読者代表組織「ESSEフレンズエディター」(計12名)、3名の具体的な意見と併せて調査結果をご紹介します。
調査概要【ESSEフレンズレポーターにwebでアンケート調査】調査対象:全国の30~50代女性
調査人数:333人
調査期間:2024年4月15日~4月21日
調査方法:インターネットによる回答
50歳以降にやりたいことランキング
1位 捨て活 20.7%
2位 新しい趣味 20.1%
3位 学び直し 14.8%
4位 働く 12.1%
5位 資格の取得 9.6%
6位 住み替え(移住) 6.8%
7位 人間関係の整理 5.4%
8位 実家じまい 5.2%
9位 卒婚(離婚・別居) 2.5%
※複数回答可
(n=333)
50歳以降にやりたいことの1位は「捨て活」、2位に「新しい趣味」が続きます。人生に彩りを与える〝新しいアクション″系の「新しい趣味」「住み替え」「資格の取得」なども見られましたが、「捨て活」や「人間関係の整理」など捨てたいものも多い様子。また、仕事に役立つことだけでなく、教養も含めての「学び直し」が3位に。
この結果について、3名の「ESSEフレンズエディター」から、興味深い意見が集まりました。
整理収納アドバイザーでクリンネストの宮入京子さん(50歳)のコメント
「ランキングを見てとても共感しました。50代以降の「捨て活」というのは単純にものを減らして暮らしやすくする以外に、自分にとって「好きなもの」をきちんと見つけることで、充実した第2の人生をスタートさせるという意味ではないかと感じています。そのため、ランキング2位以降の内容が全て捨て活と繋がっていると思いました。私個人は、一人でなんでも楽しめる自分になるために、50歳以降は「一人旅」に挑戦したいと思っています。50代になって子供が離れてゆき気づいたことは、今まで子育てや家族のために自分の時間を犠牲にして、我慢したり諦めたりしたことがたくさんあったことです。人生の折り返し地点で、これからの自分の時間を大切にしようという意識が強くなりました。また、ランキングの中では「新しい趣味を始めたい」というのにとくに共感できます。ただ、私も新しいことを始めたいものの、実際何かを始める余裕(時間やお金)がまだありません。60歳過ぎてからになりそうです…。」
整理収納アドバイザーで心理カウンセラーの名倉永利子さん(46歳)のコメント
「旅行など楽しいことが上位を占めるのかなと思っていたのですが、捨て活のように義務感のあるものが第1位とはとても意外でした。私自身は、50歳以降に新しい趣味をつくりたいです。今後は子育てがひと段落する予定なので、大好きなお笑いをより楽しむために、大阪の「NSC漫才構成作家養成コース」に通いたいなと考えています。子育てを終えて自分時間が増えたら、お笑いのライブを劇場で見られるだけ見たいです。逆に、興味はあるのですが、50歳以降に住み替えをするのは難しいと感じます。費用がかかりますし、住み慣れたところを離れるのも寂しい感じがするので…。」
整理収納アドバイザーで一級建築士のハギヤマジュンコさん(45歳)のコメント
「リ・スタートという印象で、まだまだこれからやりたいことがある方が多いんだなと思いました。私が子どもの頃は50代から何かスタートをするイメージがなかったのですが、今は人生後半戦も楽しもうとされている方が多いと感じます。もうすぐ50歳の私も、ポジティブに50代を迎えられそうです。個人的に、50歳以降でも挑戦したいのは『働くこと』です。私自身、40代で新しい働き方を始めたことで刺激のある出会いを多く得ました。人との出会いを重ねるためにも様々な場所で働き続けたいと思っています。反対に難しいと思うのは、住み替えや移住です。いちばん実現させたいことでもあるのですが、金銭的にも、時間的にも、仕事のことを考えても、まだ自分の中で勇気が持てません。いつか沖縄でのんびり暮らすのが昔からの夢です。」
50歳以降にやりたいことに関する意見はさまざまですが、「一人旅」や「人との出会い」「趣味をより深く楽しむ」など、変化や刺激を絶えず自分に与えたいという認識は共通している様子。一方で、憧れはあるものの、住み替えや移住など大規模な変化には「お金も時間も足りない」という将来の経済状況への不安が伺える結果となりました。
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厳正なる書類審査とエッセ編集部による面接を経て選ばれた、日本全国に暮らすESSE読者の代表組織。収納・家事コツ・プチプラグッズ・節約&マネーなど、さまざまな得意分野をもつ。ESSE&ESSEonline編集部と深くかかわりながら、コンテンツづくりに参加。新商品や話題のアイテムなどのレビューも行っています。実際のユーザー、また、読者の視点を交えながら、わかりやすく忙しい日々に役立つ暮らしのコツや耳より情報を発信中。
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