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日本作業科学研究会 第27回学術大会について
日本作業科学研究会は2006年10月より発足し、作業科学の研究や教育においての最新のトピックの普及や、人の作業に焦点を当てた学際的な研究の促進、作業科学に関する研究・教育・政策をめぐる様々なアイデアを、国内または国際的レベルで交換していくことを目的に活動をしています。
今回、第27回となる作業科学学術大会についてはテーマを「作業と社会変革」とし、個人から集団、地域、社会の視点を盛り込み、社会変革を促進する作業と社会変革の先に不平等の改善や、作業的健康になることを目指すにはどのようなことかなどを参加する皆様と議論していきます。
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大会開催概要
〈テーマ〉作業と社会変革
〈会 期〉2024年9月7日(土)〜8日(日)
〈場 所〉文京学院大学ふじみ野キャンパス (埼玉県ふじみ野市亀久保1196)
〈大会長〉西方 浩一教授 (文京学院大学)
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〈9/7概要〉基調講演:Ryan Lavalley(University of North Carolina at Chapel Hill)
『Fostering Social Transformation with a Pragmatic Imagination 現実的発想をもとにした
社会変革の育み』や一般演題発表など
〈9/8概要〉佐藤剛記念講演:講師 髙島 理沙(北海道大学)
『作業の文脈をデザインする:共創と参加型研究によるエンパワーメントと社会変革』や
ワークショップなど
〈参加費〉両日共に参加費が必要となります。詳しくは以下詳細HPをご確認下さい。
〈詳細HP〉
https://www.ossaitama2024.com/%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%A0
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9/8『やってみて・みて・きいて・話して・考える』 ~社会を変える作業の力を考えるワークショップ~概要
体験型のワークショップを実施します。ユニバーサル野球、フリーコーヒー、アートを体験し、活動が生まれた背景や意図、活動の軌跡、原動力となる熱い思いなどを講師の方に伺います。また、本ワークショップでは、海外招致講師であるRyan氏にも体験やインタビュー、ディスカッションに加わっていただきます。『コミュニティの作業を研究するアメリカの作業科学者』という視点も取り入れ、これらの活動についての作業の力はどのように社会を変えるのか?どんな未来を創れるか?作業の力とこれからを多角的に考え、みんなでディスカッションしていきます。
ユニバーサル野球(講師:中村哲郎氏)
概要:年齢や性別、障がいの有無に関わらず誰もが参加することのできるユニバーサル野球盤を発明し、学校教育の現場や特別支援学校などで、応援することの大切さや応援されることの喜びをみんなに伝える活動をしています。
フリーコーヒー(講師:関根健一氏)
概要:狭山台の商店街の一角で、コーヒーをふるまう活動をおこなっています。フリーコーヒーには、いろいろな人が気軽に集い、偶然の交流が生まれ、作業と作業が結びつき、新たな作業が生まれ、実現しています。
HAMU LAB<アート>(講師:HAMU氏)
概要:狭山台商店街の一角で、誰もが気軽に自由に参加できるアート活動『HAMU LAB』を行っています。「小さなものが大きなものを彩っている世界、異なる存在があるから循環する」を表現し、地域で活動しています。