公益財団法人YMCAせとうちは、このたびクラウドファンディングを実施します。
ご寄附はこちらをクリック願います。カードでも銀行振込でもご寄附が可能です。
目標額は50万円で、その目的は「西日本豪雨 被災家庭のこどもたちをYMCAキャンプに招待するため」です。ぜひ全国の多くの方々のご協力をいただければと願っています。
今回使用させていただいている
GIVING100(ギビングハンドレッド)
by yogiboは、
寄付金が100%届く、社会課題解決型の寄付クラウドファンディングです。
一般的なクラウドファンディングサイトでは9〜20%の手数料が発生しますが、GIVING100 by Yogiboでは目標金額を達成することで決済手数料が無料になります。
◯実施するプログラム
西日本豪雨被災児童招待プログラム「今こそ育ちをとめないために」
秋のリフレッシュキャンプ
◆ 豪雨災害被災地のこどもたちを招待します
◆ 参加費は寄附金で全額賄います。
後 援:倉敷市教育委員会
と き:2024年9月28日(土)〜29日(日)
ところ:国立吉備青少年自然の家(岡山県加賀郡吉備中央町)
内 容:1泊2日 /川遊び・キャンプファイヤー・自然観察など
対 象:年長(5歳)児・小学1〜6年生(40名・こどものみの参加)
*貸切バスにて移動します。
*これまで延べ700名の真備・平島のこどもたちをキャンプにご招待してきました。
実施の背景◯西日本豪雨災害。あれから5年という年月が経過しました。
2018年の発災以降、被災したこどもたちのためのリフレッシュキャンプを実施してきました。しかしその後、新型コロナウイルスが世界的にまん延し、大勢の人が集まるキャンプ自体ができなくなりました。その結果、豪雨災害地区である倉敷市真備と岡山市平島のこどもたちに会う機会が減ってしまっていました。しかし一昨年の秋、3年ぶりに被災地のこどもたちを招待するキャンプを実施することができました。今年は9月にリフレッシュキャンプを実施し、被災地のこどもたちをご招待することを計画しました。会場は「国立吉備青少年自然の家」です。総勢40名のこどもたちと15名のリーダーで、楽しい1泊2日を過ごしたいと思っています。
プロジェクトの概要
◯経済格差と体験格差
日本国内には、経済的な理由で
教育を十分に受けることができない子どもたちがいます。
生まれた環境によって子どもたちの将来は
左右されることがあってはいけません。
◯災害は、突然に人々の人生を変えてしまします。
2018年の豪雨災害は、真備地区や、平島地区に暮らしていたご家族の暮らしを大きく変えてしまいました。YMCAせとうちは岡山キリスト災害支援室と共同して、発災以来一貫してこどもたちの支援活動を行ってきました。季節ごとのリフレッシュキャンプに加えて、毎月行うさまざまな本物体験活動にこどもたちをご招待してきました。このような活動が大切なことは親御さんたちも十分理解していましたが、日々の暮らしに精一杯で生活に余裕がなく、ご寄附によって運営した活動は大変好評でした。そんな中発生したのが、新型コロナ感染症拡大事案。以来私たちも十分な支援活動を行うことが難しくなっていました。
◯日本の教育格差は、学校外教育で生まれています
文部科学省の「2014年度こどもの学習費調査」によると、家庭が自己負担する教育支出(学習費)のうち、約6~7割が学校外教育費(学習塾や習い事等の費用)であることが明らかになっています。日本では、経済格差による教育格差は、学校外教育で生まれやすくなっています。日本各地で頻繁に発生する災害は、不意に、しかもいとも簡単に多くの家族を経済的困難な状況に陥れます。
◯経済的困窮状況の世代間連鎖が、生まれています
このようにして突然襲ってきた経済的困窮状況は、子どもたちから学習の機会やさまざまな体験活動の機会を奪うことにつながります。そのような教育機会に恵まれなかったことで低学力・低学歴になってしまった子どもは、大きくなったときに所得の低い職業につかざるを得なくなり、更には彼らの下の世代にもこの貧困が連鎖してしまうのです。
◯なんとかこの状況を断ち切りたいと願っています
ようやくコロナが落ち着いた今、もう一度被災地のこどもたちと出会って、少しでもこのような状況の改善に関わることができればと願っています。豊かな本物体験はこどもたちが希望の光を見出すきっかけになると確信しています。そして何よりYMCAには、これらの体験を共に過ごす「ユースリーダー」たちが多数存在します。リーダーたちの存在は、こどもたちにとってかけがえのないもので、そのことが今までのアンケートからも明確になっています。
リターンは、こどもたちの「よくなる」という名の育ち
ひとりが「よくなる」と、どんなコトが起きるだろう。
ひとりが「よくなる」と、その人と出会った誰かがうれしくなる。
つまり、その人もきっと「よくなる」。
そして「よくなる」の繰り返しは
社会や世界をよりよく変えていくチカラになると思うのです。
その人と出会った誰かが「よくなる」
そんな出会いとつながりをYMCAはこれからも大切にしたいと考えています。
「よくなる」の連鎖はやがて社会や世界を変えていくチカラとなっていく。
そしてきっと平和を形にしていく原動力となっていく。
YMCAは、このことを信じて、すべてのプログラムを実施しています。
プロジェクトの今後の展開
YMCAは、「互いを認め合い、高め合う『ポジティブネット』のある豊かな社会を創る」ことを目的に、さまざまな活動を行っています。 「ポジティブネット」とは、互いの存在や個性を認め合い、高め合うことのできる、善意や前向きな気持ちによってつながるネットワークのこと。課題の多い社会のなかで、それは、生きるためのひとつの選択肢となっていきます。私たちは、グローバルなネットワーク基盤を活かしてポジティブネットを広げ、希望あるより豊かな社会を創ります。そのため、YMCAせとうちは、せとうち地域の方々と以下の3つのやくそくを結んでいます。①「響き愛のこころ」が育つ場を創ります。②「違いを理解しあい、共に生きる力」を養います。③困難な状況にある方々に寄り添い、課題を解決します。これらのやくそくを果たすために、YMCAではさまざまなキャンプやユーススポーツなどの活動を実施しています。そしてこれらの本物体験は、こどもたちの育ちの大きなきっかけとなっています。しかしながら、経済的な状況で活動に参加できないこどもたちがいることも事実です。YMCAは、経済的な格差が、こどもたちの体験の格差となることを良しとしていません。そこでわたしたちはこの「こども希望基金」を創設し、経済的に困難にこどもたちにを活動に招待ししています。今回は特にその中でも、被災地である真備や平島のこどもたちのリフレッシュキャンプ実施のために、この基金を集めます。
担当者コメント
YMCAせとうち 代表 太田直宏
30年にわたり、YMCAで子どもたちが楽しく幸せに育っていく姿を見てきた私は、自身が娘たちの小学校のPTA会長を務めたことで子どもたちの経済格差による体験格差の現状を思い知りました。そして、そのことをきっかけに、その解決策としてYMCAで学童保育や、ファミリーホームという事業を立ち上げました。また、YMCAから積極的にこの問題を解決してくために「こども希望基金」を立ち上げ、活動の門戸も開いてきました。基金開始から10年、今までたくさんの子どもたちが、この基金を利用して、YMCAの諸活動に参加して、育っています。この基金は、子どもたちにとって無くてはならないものになりました。これからも子どもたちを諸活動に残すために皆さまからの温かいご支援をお待ちしています。どうぞよろしくお願いします。