■産官学連携でごみの削減と再利用、子育て支援を考える
人間科学部の集中科目「人間社会演習」は、実際に地域の人々と交流し、地域や社会が抱える課題への理解を深め、貢献できる方法を学生自身が考えることを目的とした演習科目です。大学キャンパスでの産官学連携の「こども服の譲渡会」は全国でも珍しい試み。SDGsに関する学びとして、服の回収から譲渡までのイベント一式を学生たち自身が考え実施します。
当日の企画・運営は学生が担当し、サイズアウトして着られなくなったこども服を、必要としている方に無料で提供するとともに、こども服の無料回収も行います。
今回の譲渡会に向けてゼンドラ株式会社に集まったこども服は600点以上。8月に行われた事前学習では、学生がごみ処理やリサイクルに関する文京区独自の取り組みを学び、譲渡会に向けたこども服の仕分けも行いました。
この譲渡会は文京区で推進している、ごみを減らす(Reduce)と再利用(Reuse)の頭文字を取った「2R」の活動で、子育て支援の一環でもあります。これまでにもゼンドラ株式会社と文京区はこの譲渡会を開催しており、今年環境省のモデル実証事業にも選ばれています。
【開催概要】
名称:東洋学園大学×ゼンドラ株式会社×文京区 「こども服の譲渡会」
日時:2024年9月5日(木) 10:00~16:00
場所:東洋学園大学本郷キャンパス 1号館1階エントランスホール(文京区本郷1‐26‐3)
主催:東洋学園大学
共催:ゼンドラ株式会社、文京区
【ゼンドラ株式会社について】
ゼンドラ株式会社は、クリーニング業界の専門紙を編集発行している会社です。読者のクリーニング店や商業施設・地域の幼稚園・保育園を通じて、ご家庭で不要になったこども服の回収を行っています。まだ着られる衣類を必要な方々へ橋渡しする活動を通じて子育て支援やごみの減量を実現しながら、社会課題の解決に積極的に取り組んでいます。こども服の無料回収、無償譲渡会は群馬県から始まり、関東各県から信越・北陸・中部・中国地域など実施エリアを拡大しています。