アクシス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:末永雄大)が運営する転職・キャリアノウハウメディア「すべらない転職」は、日本国内で働く10代から60代300名を対象に、オワハラに関する意識調査を実施しました。
調査背景
オワハラ(就活終われハラスメント)についての認識と経験の実態を明らかにし、社会全体での意識と対応策を検討するために行われた調査です。特に、オワハラの認知度や実際の経験、社会的な影響、そして改善への期待がどのように表れているかを理解することが目的です。
この調査は、オワハラに対する対策や支援が必要であるという意識を促進するための基礎データを提供することを目指しています。
主なトピックス
・オワハラという言葉を知っていると回答した人は42%
・これまでにオワハラのようなものを経験したことがあると回答した人は20%
・オワハラに対して社会全体が変わっていくべきだと回答した人は87%
調査結果詳細
1. オワハラという言葉を知っていますか?
・知っている 126名(42%)
・知らない 121名(40%)
・聞いたことはあるが、意味は知らない 53名(18%)
2. あなたが就職活動をしていたときのご状況をお聞きします。あなたは以前オワハラを経験したことはありますか? (内定をもらった企業から、以降の就職活動を終了するよう促されたり、他社の内定辞退をするよう言われたことはあるか)
・ある 60名(20%)
・ない 229名(76%)
・分からない 11名(4%)
3. 過去にオワハラを受けた経験がある場合、その影響はどのようなものでしたか?
・就職活動の進行に対する影響 29名(10%)
・精神的なストレスや健康への影響 12名(4%)
・キャリアの方向性への影響 10名(3%)
・受けたことがない 219名(73%)
・影響はなかった 18名(6%)
・分からない 12名(4%)
4. オワハラについて、社会全体がどのように変わるべきだと考えますか?
・採用をする上で仕方がないことだが、企業は方法を検討すべきだと思う 155名(52%)
・そもそも良くないことだと思う 105名(35%)
・採用をする上で仕方がないことなので、必要なことだと思う 31名(10%)
・全く問題ないと思う 9名(3%)
5. オワハラに関する情報やサポートについて、どのようなものがあれば良いと感じますか?
・教育やセミナーの開催 54名(18%)
・相談窓口の設置 210名(70%)
・サポートグループやフォーラムの設置 31名(10%)
・その他 5名(2%)
代表取締役 末永雄大のコメント
今回の調査では、オワハラを実際に経験した人は多くはないものの、オワハラに対して世間が否定的な意見を持っていることが分かりました。
「オワハラ」という言葉を知っていると回答した人は全体の8割以上と多くの人が認知していることが分かりました。世間全体で「オワハラ」という言葉が広まってきていることが分かります。
ですが、実際に今までの就職活動中にオワハラを受けた経験があると回答した人は全体の2割と低い結果でした。
一方で、世間の企業が就活生にオワハラを行うことに対する意見は否定的なものでした。約5割の人が企業が何かしらの対応をすべきであると回答し、約3割の人がオワハラの行為はそもそも良くないことであると回答しました。
また、約7割の人がオワハラに対するサポートして「相談窓口の設置」と回答しました。
オワハラは企業が欲しい就活生を確実に確保するために様々な手を使いますが、このような実態に対して世間が否定的な姿勢を示しています。現在では、多くのハラスメントが存在し、世間がハラスメントに対して非常に敏感になっています。また、即座にSNSなどで企業の評判などが広まりやすい環境です。企業側より一層、オワハラを含むハラスメントに対して何かしらのアクションを起こしていく必要があるのではないでしょうか。
まとめ
・全体の60%と半数以上の人がオワハラを認知している。
・実際にオワハラのような行為を受けたことがある人は20%と低い。
・オワハラに対して80%以上の人が否定的な意見を持っており、半数以上の人が企業が何かしらの対応をすべきであると考えている。
調査概要
調査名:日本国内のオワハラに関する意識調査
調査対象:日本国内の就業経験がある10代〜60代の男女 300名
調査年月:2024年8月14日
調査機関:自社調べ
調査方法:インターネット調査(クラウドワークス)
有効回答数:300名
回答者の年齢構成:10代:1名、20代:51名、30代:122名、40代:87名、50代:30名、60代:7名
回答者の雇用形態の構成:正社員191名、契約社員15名、派遣社員11名、アルバイト・パート83名
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