8月27日(火)より資生堂ギャラリー(東京都中央区銀座)で開催する「空想の宙(そら) 『静寂を叩く』 大乗寺十三室|十文字美信」展の関連企画として、「波紋音」によるSpecial Live「静寂を叩くー波紋音(はもん)のしらべ」を、9月20日(金)、同ギャラリーにて開催します。
「波紋音」とは、鉄でできたスリット・ドラムで、水の波紋のように音が広がるというイメージでその名が名づけられました。Special Liveでは、この唯一無二の音「波紋音」で独自の世界観を追求し、国内、海外問わず精力的に演奏活動する打楽器奏者の永田砂知子さんが出演します。
宙をふるわせ、心身と共鳴するような波紋音のしらべが本展の鑑賞体験をより深くいざなうことでしょう。
【概要】
Special Live 静寂を叩くー波紋音(はもん)のしらべ
日時:9月20日(金)19:00~20:00
演奏終了後、30分ほど出演者との交流や本展の鑑賞をお楽しみいただけます。
会場:資生堂ギャラリー(東京銀座資生堂ビルB1F)東京都中央区銀座8-8-3
観覧無料
予約不要
出演:永田砂知子(ながた さちこ) 打楽器奏者
幼少のころよりクラシック音楽の教育を受け東京藝術大学打楽器科を卒業。90年代ころから即興演奏により前衛的な活動を開始するとともに、美術家の創作するサウンド・アートを手掛けるようになる。1997造形作家・斎藤鉄平が水琴窟にインスパイアされ創作した鉄の作品「波紋音」に出会い、全国各地、海外ではパリ・ブリュッセルで演奏。大阪万博・鉄鋼館でフランソワ・バシェが日本に残した音響彫刻を広める活動もしている。
永田砂知子 https://nagatasachiko.com/ バシェ協会 https://baschet.jp.net/
※ご来場者多数の場合、入場を制限させていただくことがあります。予めご了承ください。
■本展について
空想の宙(そら) 『静寂を叩く』 大乗寺十三室|十文字美信
写真家・十文字美信は、古くからの日本の伝統文化に向き合い、そこに底流する普遍的な価値をとらえようと試みてきました。写真を通じて自身の経験や記憶を掘り下げ、独自の思考をめぐらせながら、時を超える日本の美を表現し続けています。
本展では、十文字が撮り下ろした大乗寺客殿(兵庫県美方郡香美町)の写真を、その特徴ある客殿空間を再構成した大型インスタレーションにより展開します。大乗寺は円山応挙とその一門が描いたとされる襖絵で知られます。十文字の独自のまなざしが生みだす新たな空間は、かつて応挙らがつくり上げた仏教的世界観を包み込みながらも、驚きに満ちた体験をもたらすことでしょう。
■作家プロフィール
十文字美信
1947年生まれ。フォトグラファー。1971年に独立。デビュー作「UNTITLED」(首なし)シリーズは、1974年ニューヨーク近代美術館で開催された「New Japanese Photography」展に出展。日本写真協会新人賞、伊奈信男賞、土門拳賞、日本写真協会作家賞、ADC賞などを受賞。資生堂では、「シフォネット」連作広告、「ゆれる、まなざし」の広告の他、企業文化誌『花椿』など多数の撮影を手掛ける。
■空想の宙(そら) 「静寂を叩く」 大乗寺十三室|十文字美信 開催概要
主催:株式会社 資生堂
特別協力:亀居山大乗寺
協力:SHISEIDOフューチャーソリューションLX、株式会社 トライ・トライ、有限会社 仕掛屋、株式会社 イメージスタジオ・イチマルキュウ、株式会社 アフロ
協賛:富士フイルム株式会社
会期: 2024年8月27日(火)~10月20日(日)
会場:資生堂ギャラリー
〒104-0061 東京都中央区銀座 8-8-3 東京銀座資生堂ビル地下 1階
tel . 03 -3572 -3901 fax. 03 -3572-3951
URL: https://gallery.shiseido.com/jp/exhibition/7381/?rt_pr=trr07 (資生堂ギャラリー展覧会詳細)
平日 11:00~19:00 日・祝 11:00~18:00 毎週月曜休 (月曜日が祝日にあたる場合も休館)
入場無料