issue+design(特定非営利活動法人イシュープラスデザイン:東京都文京区)は、今年4月に発刊された書籍『世界がかわるシマ思考 ― 離島に学ぶ、生きるすべ』の出版を記念し、10月6日(日)に神奈川県鎌倉市にて、解剖学者であり東京大学名誉教授である養老孟司氏を特別ゲストに迎えた対談を行います。
本書について
『世界がかわるシマ思考 ― 離島に学ぶ、生きるすべ』は、日本の島々が持つ固有の文化や価値観を未来に継承することを目指し、NPO法人離島経済新聞社を中心に制作された一冊です。日本の離島に住む人々の知恵や工夫から、現代社会に必要な「心豊かに生きるすべ」を学び取ることができる内容となっています。本書は、離島が直面する人口減少や高齢化などの社会課題に対して、どのようにして持続可能な社会を築けるかについてのヒントを提供しています。出版時のプレスリリースはこちら。
対談イベントについて
特別対談では、無類の昆虫好きで知られる養老孟司氏が、NPO法人離島経済新聞社代表理事の鯨本あつこ氏と、issue+design代表の筧裕介氏とともに、離島に学ぶ「心豊かに生きるすべ」について語り合います。会場は、養老氏が生まれ育った鎌倉市にある浄土宗総本山光明寺書院。自然に囲まれたこの場所で、離島型の生き方が現代社会において持つ意味を深く掘り下げていきます。
開催概要
日時: 2024年10月6日(日)13:30~15:00(13:00開場)
会場: 浄土宗総本山光明寺 書院(神奈川県鎌倉市材木座6-17-19)
オンライン配信: 会場からのオンライン配信も行います。アーカイブ視聴も可能です。
参加費: 1,000円 *書籍付チケットもございます。
※ 申込・詳細はこちらから
タイムテーブル
13:30- イントロダクション
13:35-13:55 鯨本あつこ氏「シマ思考とは」
13:55-14:50 対談: 養老孟司氏、鯨本あつこ氏、筧裕介氏
14:50-15:00 質疑応答
ゲストプロフィール
養老孟司(ようろう たけし)解剖学者・東京大学名誉教授
1937年、神奈川県生まれ。東京大学大学院基礎医学博士課程を修了、医学博士号を取得。東京大学助手・助教授を経て、1981年解剖学第二講座教授となる。1995年東大退官。以後、北里大学教授、大正大学客員教授などを歴任。
子供時代から昆虫や動物をこよなく愛す。文化・社会・言語など人の行為がすべて脳の構造に対応しているという唯脳論を提唱。その立場から社会論・文化論・文明論などの領域で幅広く活躍している。2003年、『バカの壁』がベストセラーとなる。他の著書に『ヒトの見方』『からだの見方』『脳の中の過程』『涼しい脳味噌』『唯脳論』『考えるヒト』『養老孟司の<逆さメガネ>』『死の壁』『まっ赤なウソ』など、多数。
鯨本あつこ(いさもと あつこ)NPO法人離島経済新聞社代表理事
1982年生まれ。大分県日田市出身。有人離島専門メディア『ritokei(リトケイ)』統括編集長。地方誌編集者、経済誌の広告ディレクター、イラストレーター等を経て2010年に離島経済新聞社を設立。「島に学ぼう」を合言葉に、国内400島余りの有人離島地域を中心に、小規模コミュニティの魅力と価値を可視化。現在は自らの「シマ」である日田〜那覇を生活拠点に、全国の島々を飛びまわる。美ら島沖縄大使。一般社団法人石垣島クリエイティブフラッグ理事。『世界をかえるシマ思考-離島に学ぶ、生きるすべ』(issue+design)の制作員会として執筆・編集に携わる。
ホストプロフィール
筧 裕介(かけい ゆうすけ) 特定非営利活動法人イシュープラスデザイン 代表
1975年生。一橋大学社会学部卒業。 東京大学大学院工学系研究科修了(工学博士)。 慶應義塾大学大学院特任教授。 2008年ソーシャルデザインプロジェクトissue+ design を設立。以降、社会課題解決のためのデザイン領域の研究、 実践に取り組む。 2017年より認知症未来共創ハブの設立メンバーとして、 認知症のある方が暮らしやすい社会づくりの活動に取り組む。著書に『地域を変えるデザイン』、『 ソーシャルデザイン実践ガイド』、『人口減少×デザイン』、『 持続可能な地域のつくりかた』『認知症世界の歩き方』など。
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書籍情報
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編者:NPO法人離島経済新聞社
著者:世界がかわるシマ思考制作委員会
委員会メンバー:
有川智子(草草社/五島列島)
山下賢太(東シナ海の小さな島ブランド株式会社/甑島列島)
黒島慶子(オリーブ&お醤油のソムリエール/小豆島)
鯨本あつこ 他離島経済新聞社一同
発行日:2024年4月20日
発行者:筧裕介
発行所:issue+design
特定非営利活動法人イシュープラスデザイン
印刷・製本:シナノ書籍印刷株式会社
発売所:英治出版株式会社
販売価格:1,900円+税
言語 : 日本語
単行本 : 200ページ
ISBN-10: 4-9912971-3-3
ISBN-13 : 978-4-9912971-3-7
寸法 : A5版(148mm×210mm)
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主催者
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issue+design
「社会の課題に、市民の創造力を。」を合言葉に、2008年から始まったソーシャルデザインプロジェクト。市民・行政・企業が参加し、地域・日本・世界が抱える社会課題に対して、デザインの持つ美と共感の力で挑む。東日本大震災のボランティアを支援する「できますゼッケン」、妊娠・出産・育児を支える「親子健康手帳」、人との出会いを楽しむ旅のガイドブック「Community Travel Guide」、300人の住民とともに地域の未来を描く「高知県佐川町 みんなでつくる総合計画」、認知症の方が生きる世界を見える化する「認知症世界の歩き方」他、行政や企業とともに多様なアプローチで地域が抱える課題解決に挑むデザインプロジェクトを多数実施中。
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協力
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離島経済新聞社
2010年、瀬戸内海の島で出会った住民から「この島は宝島なんだ」と聞いた数名の編集者、デザイナーが有人離島の営みを追究するメディアを創立。2014年にNPO法人となり、人口減や産業衰退など島々の課題解決をサポートする地域事業もスタート。フリーペーパー『季刊ritokei』は約170島を含む全国1,300ヶ所で配布される国内最大級の島メディアに成長。2023年開始の島と親子をつなぐ『シマ育コミュニティ』や、『世界をかえるシマ思考-離島に学ぶ、生きるすべ』(issue+design)など、心豊かな未来をつくるための「学び」と「つながり」を社会に届けている。
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問い合わせ
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イシュープラスデザイン(担当:森)
メール info@issueplusdesign.jp