RGAリインシュアランスカンパニー(日本支店:東京都港区、日本における代表者兼最高経営責任者:高橋宏典)は、認定特定非営利活動法人 アースウォッチ・ジャパン(以下アースウォッチ・ジャパン)と国立大学法人 横浜国立大学(以下 横浜国立大学)が一般の協力者を募って進める「日本固有のタンポポ全国調査プログラム」を協賛し、その一環として実施された博物館バックヤードプログラムに社員とその家族がCSR活動として参加しました。
活動の背景
RGAは、業界トップクラスのグローバルな生命再保険会社として、サステナビリティを重視したCSR活動を推進しています。CSRの4つのフォーカスエリアは「すべての人に対して経済的安心の向上を図る慈善事業や教育的取り組み」「多様な学生のキャリア形成など保険業界における人材の拡大」「健康と長寿の促進」「コミュニティーにおけるRGA社員の活動参画」からなります。また、RGA財団を通じて災害時の救援や復興支援を行っています。今回のタンポポ調査は、生物多様性の課題を身近に感じられるよい機会であり、サステナビリティに対して理解を深める研究の重要性を認識し、協賛を決定しました。
バックヤードツアー
7月27日にはRGA日本支店社員やボランティア10人が参加し、相模原市立博物館(相模原市中央区)で、調査を指導した同博物館秋山幸也学芸員の説明の下、参加者は全国各地から送られてきたタンポポから花粉を採取し、顕微鏡で観察して在来種か雑種か見分ける活動を行いました。
冒頭にRGA日本支店を代表して挨拶したヘッド・オブ・ストラテジー高橋幹はRGAはパーパス「すべての人に経済的な安心をお届けする」に基づき、CSR活動にも力を入れています。コアビジネスでも重要な健康と長寿に関しては、ワシントン大学医学部と共同で運営するLonger Life Founda-tionを通してリサーチに対して助成金を提供することで、多様な人々の健康と長寿の伸展に寄与する学術的な分野にも貢献しています。
また、地球環境問題、プラネタリーヘルスが人の健康にも直接関係していることから、気候変動が死亡率・罹患率に与える影響などのリサーチも行っています。エコシステムを支える生物多様性に関わる今回の全国タンポポ調査ですが、RGAの社員がコミュティの活動に参画できることも重視し、協賛させていただくことになりました。4月のアースデーをはじめとして、タンポポの在来種を探して採取する活動にもRGA日本支店の社員が参加しました。
バックヤードプログラムに参画することで、子供たちを含め、参加者には生物多様性への理解を深めたり、顕微鏡を使って観察を行ったり、是非新しいことを経験し、楽しんでほしい」と述べました。
横浜国立大学の倉田薫子教授による生物多様性に関する解説の後、参加者は顕微鏡の使い方を習得し、熱心に識別に励みました。夏休みに子供たちも参加する環境教育イベントともなるバックヤードプログラムに参加した社員とその家族は「顕微鏡で観察するのが楽しかった」「調査に貢献でき、今回の体験は今後の生活や仕事に活かると思った」「生物多様性や環境保全について理解が深まった」と実感しています。
RGA日本支店 日本における代表者兼最高経営責任者 高橋宏典は、調査プログラムへの協賛について「認定特定非営利活動法人 アースウォッチ・ジャパンと国立大学法人 横浜国立大学が実施する調査プログラムについて、RGA日本支店がご支援できることを大変嬉しく思います。環境問題に理解を深め、持続可能な開発を促進する活動にRGA日本支店の社員が参画する機会を頂き感謝しています。RGAは社会的責任に対するコミットメントを重視しております」と述べています。「この度の協賛を通して、生物多様性という重要な課題を我々も身近な問題と捉えることができ、地球規模の環境変化が人間の生活に及ぼす影響に対する理解や対策への第一歩につながる研究にお力添えできれば幸いです。プラネタリーヘルスや人類の未来へ向かってビジョンを共有する皆様と協業する機会を頂き大変光栄に存じます」
アースウォッチ・ジャパンによるタンポポ調査の概要
いつも道端や空き地で見かけるタンポポは、身近な存在でありながら、実は科学的に解明されていないことが多い植物です。この調査プログラムは、地域ごとに固有の日本在来タンポポを全国から集め、在来タンポポと外来タンポポの地理的分布や雑種個体の頻度などを明らかにしていくことを目的に実施されてきました。
RGA日本支店の協賛により、アースウォッチ・ジャパンと横浜国立大学が2024年4月から6月末にかけて行った「日本固有のタンポポ全国調査」では、幅広い一般市民に調査協力を得て、全国から130件もの日本固有のタンポポの花が集まりました。そこで、調査を指導する秋山幸也先生が所属する相模原市立博物館で、集まった花を顕微鏡で観察し、在来種か雑種かを判定する「花粉分析教室」が4回(7月27日、8月4日、8月10日、9月1日)にわたり開催されます。この活動を通して、日本固有の在来タンポポの地理的分布や雑種個体の頻度などが明らかにされます。9月以降にはアースウォッチ・ジャパンにより、調査報告会が実施され、相模原市立博物館でも展示・解説が予定されています。
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■「RGA」について
Reinsurance Group of America, Incorporated (ニューヨーク証券取引所コード: RGA)は生命再保険および財務ソリューションに特化し、お客様のリスク管理や資本最適化を支援する世界有数の生命再保険会社です。1973年に設立し、今日ではグローバルに認められる世界最大級の再保険会社になり、世界で最も賞賛される企業にも選ばれています。RGAは「すべての人に経済的な安心をお届けする」をパーパスに掲げ世界の市場で事業を展開する中、革新的なイノベーション、確固とした実行力、献身的な顧客対応を通してパートナーを支えることで、持続可能な長期的価値を創造しています。RGAは2024年6月30日時点で再保険引受保有額約3兆8000億ドル、総資産1099億ドルを有します。
また、RGAは1995年に東京駐在員事務所を設立し日本での事業を開始しました。2023年には外資系再保険会社として初めて監督当局の認可を取得し「日本支店」を設立。現在では、個人生命再保険、第3分野再保険、団体生命再保険を含む、総合的な商品・サービスを提供しています。RGA日本支店は、財務ソリューションの分野で業界をリードし、商品開発、任意再保険、引受査定における専門性も高く評価されています。
ホームページ https://www.rgare.com / 投資家向けのページ https://investor.rgare.com/ LinkedInやFacebookの当社公式アカウントもご参照ください。
■「認定特定非営利活動法人 アースウォッチ・ジャパン」について
アースウォッチは、1971年に米国ボストン市で設立された国際環境NGOです。地球環境の変化、生物の多様性と生息地、人類の文化遺産など、多くの人手と時間及び費用を必要とする野外調査に一般市民ボランティアを募る仕組みを創出し、創設以来、世界規模で実践を続けています。地球環境に対する理解及び必要な活動の促進に向けて、科学的な野外調査研究に一般市民を参加させるとともに、人類の持続的な未来を可能にする科学的データベースおよび知的資産を構築するための研究開発を支援することをミッションとしています。アースウォッチ・ジャパンは、アースウォッチ・インスティテュートの活動を日本に拡大する目的で1993年1月に設立されました。https://www.earthwatch.jp/
■「横浜国立大学」について
横浜国立大学は、四つの旧制学校を母体に1949年に新制大学として設立した国立総合大学で、建学以来の歴史の中で育まれてきた「実践性」「先進性」「開放性」「国際性」を理念として掲げるとともに、一人一人の在り方を尊重し合う「多様性」を重んじています。グローバルな巨大都市横浜にありながら緑豊かで広大なワンキャンパスに、人文系、社会系、理工系という3分野が集う機動性を活かして特色ある大学改革とイノベーションを推進し、知の統合型大学として世界水準の研究大学を目指しています。https://www.ynu.ac.jp/