合同出版株式会社では、2024年8月22日にAmazonや楽天ブックス、全国の書店等で『WISC-V・KABC-II対応版 子どもの心理検査・知能検査』を刊行しました。
2020年に『子どもの心理検査・知能検査』が出版され、子どもの発達で悩みを抱えている親や、学校の教員、特別支援コーディネーター、心理職はじめ多くの支援者の方に読んでいただきました。この本は心理検査がどんなものであるかを知るだけでなく、検査をうける意味とその結果を子どもの支援に生かすための方法を紹介しています。
その後2021年に日本版WISC-Ⅴ(第5版)が発売され、構成や指標の変更があったことを機に、改訂版としてWISC-Ⅴの検査例や支援について加筆しまとめました。とくにKABC-Ⅱとのクロスバッテリーアプローチに注目し新しい見解を解説しています。
巻末には、心理検査の結果を、幼稚園(保育園)や学校の先生方と情報を共有するための「心理検査サポートシート」も作りました。苦戦している子どもを、親だけでなく、学校の先生や支援者、そして子どもも一つのチームとなって支えていくためにご活用いただければと思っています。
医学博士の平岩幹男先生による特別寄稿も掲載しています。
もくじ
WISC-ⅤとKABC-Ⅱの場合(クロスバッテリーアプローチ)
もくじ
Part1 IQと心理検査・知能検査
●IQ(知能指数)ってなんだろう?
●心理検査・知能検査はどのようなものがあるの?
【コラム】偏差値とIQは違うの?
Part2 心理検査報告書の読み取り方と活用例
1 WISC-VとKABC-IIの場合
(クロスバッテリーアプローチ)
2 WISC-V の場合
3 田中ビネー知能検査Vの場合
4 WISC- IVの場合
5 KABC-IIの場合
【コラム】アセスメントする側の難しさ
Part3 子どもを支援する10のポイント
1 検査を受ける前から、支援が始まっていると考える
2 短所改善型ではなく「長所活用型」で応援する
3 子どもの気持ちを聴く、汲みとる
4 検査結果の受け取り方について話し合う
【コラム】家族間の温度差は心配?
5 チームで目標を共有する
6 親自身の長所を活かして子育てをする
7 子どもが気軽に相談できる環境をつくる
8 子どもの自己理解を促す
9 特性を生かして社会参加していけるよう応援する
10 きょうだいにも配慮する
【コラム】マイノートを作ってみよう
書誌情報
『WISC-Ⅴ・KABC-Ⅱ対応版 子どもの心理検査・知能検査』
https://www.godo-shuppan.co.jp/book/b648961.html
熊上 崇 【著】
星井 純子 【著】
熊上 藤子 【著】
□定価=本体2,000円+税
□B5判並製/112ページ
□ISBNコード:978-4-7726-1567-9
★園や学校で共有できる検査活用サポートシートつき!