ロート製薬株式会社(本社:大阪府大阪市、社長:杉本雅史)は、「まず社員自身が健康であってこそ世の中へ良い商品やサービスが提供できる」という考えのもと、長年社員の健康に対する活動を推進してきました。
この度、本社食堂(食事提供:シダックスコントラクトフードサービス株式会社)で提供するメニューについて、「健康な食事・食環境(通称:スマートミール)」認証の最高ランクである三ツ星(基準:しっかり)を取得しましたのでお知らせいたします。今後も、社員の健康増進に向けてさまざまな活動に取り組んでまいります。
■ロート製薬の健康経営について
当社は2021年、2023年に向けての健康指標を設定いたしました。健康の土台となる8つの指標を具体的に掲げることで、社員一人ひとりが日々の生活を見直しWell-beingの実現に向けて自走できることを目指し、健康経営を進めてまいりました。
8つの指標のうち、「メタボリックシンドローム(メタボ判定+メタボ予備軍判定)該当者の割合」および「貧血該当者(女性)の割合*1」については目標値に対する乖離が大きい結果となり、重点的に取り組むべき課題の1つと捉え、本社食堂で提供する新しいメニューの検討を重ねてきました。
*1:貧血とはヘモグロビン値12.0g/dl未満を定義する
参考:2024年春、健康経営の進捗と、運動習慣と睡眠の改善に全社で取り組む「とこチャレ2024睡眠+」スタートのお知らせ
■本社食堂での新たな取り組み
当社は、本社食堂において食事提供を受けるシダックスコントラクトフードサービス株式会社と共に、健康に配慮したメニューの開発に取り組んできました。この度、2024年2月にメニューを刷新し、「いいことランチ」「鉄ちゃんとランチ」の2種の定食の提供を開始しました。
メタボリックシンドローム該当者の割合減少を目指し、「いいことランチ」では塩分制限や野菜70g以上を含むなどの認証基準をクリアし、2024年8月1日付でスマートミール認証最高ランクの三ツ星(基準:しっかり)を獲得しました。また、鉄分の補強を目的として、常時鉄分5㎎以上を含む「鉄ちゃんとランチ」のほか、鉄分強化米を使用したご飯を提供しています。
■貧血該当者への効果測定にてヘモグロビン値の改善を確認
新メニュー導入直後(2024年3月)と3か月後(2024年6月)で、有志の女性社員24名のヘモグロビン値の変化を測定*2しました。3月時点で基準値の12.0g/dl を下回っていた13名において、3か月後に全員のヘモグロビン値の改善が確認されました。「鉄ちゃんとランチ」を意識的に選択したことや、鉄分強化米の摂食による効果も大きいと考えています。
*2近赤外分光画像計測法によるヘモグロビン推定値
スマートミール認証とは
「スマートミール」とは、一般社団法人健康な食事・食環境コンソーシアムが推進する、健康に資する要素を含む栄養バランスのとれた食事の通称です。厚生労働省の「生活習慣病予防その他の健康増進を目的として提供する食事の目安」(2015年9月)を基本とし、主に女性向けの栄養バランスを考えた「ちゃんと」と、栄養バランスと満足感を両立した「しっかり」の2種の基準で認証される制度です。どちらの基準も必須項目を満たすことで一ツ星、さらにオプション項目を多く達成することで星が増えていきます(5項目達成で二ツ星、10項目以上で三ツ星)。