公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京は、東京都とともに、地域社会を担うNPOと協働しながら、社会に対して新たな価値観や創造的な活動を生み出すためのさまざまな「アートポイント」をつくる事業「東京アートポイント計画」に取り組んでいます。その一環として実施しているアートプロジェクト「ACKT(アクト/アートセンタークニタチ)」では、2024年10月5日から20日までの16日間、国立市内を中心に国分寺市や立川市まで全18か所の店舗やギャラリー、カフェ、ショーケースなどを巡り作品や作家と出会うアートイベント「Kunitachi Art Center 2024」を開催します。
Kunitachi Art Center(KAC)は今年で5回目の開催。日本を代表する写真家を世界に送り出した石原悦郎によるコレクションを持つ「ZEIT-FOTO kunitachi」や、富士見台団地商店街にあるシェアする商店「富士見台トンネル」、写真家やイラストレーターが運営するスタジオ「STUDIO322」、現代美術の企画展を中心とした画廊「Gallery Yukihira」など、個性豊かな拠点が参加し、国立市および多摩エリアにゆかりのあるアーティスト36組が作品展示を行います。会期中にはツアー企画やトークイベント、ワークショップのほかスタンプラリーなど関連プログラムを実施し、紅葉のまちを散策しながら芸術・文化を楽しむことができます。
開催概要
【会期】
2024年10月5日(土)~10月20日(日)
*営業日/営業時間は各会場により異なります。詳細は公式ウェブサイトをご覧ください。
【会場(18か所)】
アートスペース88(ギャラリー)、WATERMARK arts and crafts(ギャラリー)、OCUYUKI(インテリアセレクトショップ)、kanariya nook(アトリエ)、Gallery Yukihira(ギャラリー)、Koizumi Studio(設計事務所)、コート・ギャラリー国立(ギャラリー)、さえき洋品●(てん)(プロジェクト拠点)、STUDIO322(スタジオ)、スタジオT.M(アトリエ)、soko(ショーウィンドウ)、ZEIT-FOTO kunitachi(ギャラリー)、Found & Made(テキスタイルショップ)、富士見台トンネル(シェア商店)、Maru Cafe Kitchen(カフェ)、museum shop T(ギャラリー)、YAHHO〜HOUSE(ギャラリー)、lamapacos ラマパコス(ギャラリー)
【インフォメーション(3か所)】
旧国立駅舎[東京都国立市東1丁目1−69]、くにたち市民芸術小ホール[東京都国立市富士見台2丁目48−1]、さえき洋品●(てん)[東京都国立市谷保5014-4]
【参加作家(36組)】 *五十音順
青木智子、青山夢、うなぎの寝床、赤羽佑樹、いしかわみちこ、梶本博司、鹿野震一郎、川崎眞、キンマキ、國時誠、げこる、小島利之、コタニサツキ、五味健悟、鷲巣弘明、佐久間茜、佐藤幸恵、塩野麻理、鋤柄大気、関田孝将、鷹野隆大、竹田佳名子、田村一、TO THE POLE、ドル萌々子、中澤健太郎、西本良太、nuico、のぐちようこ、堀道広、三鑰彩音、宮内賢治、宮本智之、明円光、やまさき薫、山本恵海
【参加費】
無料(申込不要)
*一部の関連プログラムは事前申込制・有料での開催です。
【公式ウェブサイト】
https://www.ackt.jp/event/kac2024
【主催】東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京、国立市、公益財団法人くにたち文化・スポーツ振興財団、一般社団法人ACKT
【後援】国分寺市
【協力】立川市、多摩信用金庫
【企画】Kunitachi Art Center(museum shop T / Gallery Yukihira / STUDIO322)
【企画に関するお問い合わせ】一般社団法人ACKT(info@ackt.jp)
*イベント及び各関連プログラムの内容は変更となる場合がございます。
ステートメント
都会の喧騒から一歩離れた、緑豊かな文教のまち・国立。
ここは日本で4番目に小さな市でありながら、大きな創造性を秘めたまち。
Kunitachi Art Centerは、この小さなまちの隅々までアートの息吹を吹き込むアートイベントです。
国立市を中心として北は国分寺市、西は立川市まで広がる18の展示会場それぞれが結びついて線となり、 このエリアの新たな魅力を映し出す鏡になります。
普段は足を踏み入れない場所で、思いがけない出会いと対話が生まれる。
アーティストの創作の現場に立ち会い、作品が生まれる瞬間の息遣いを感じ取る。
会期中、まちは人々の好奇心と想像力で溢れる特別なミュージアムに変貌します。
アートを通じてまちと人をつなぎ、小さなまちに大きな可能性を見出す創造と発見を。
小さなまちに点在する様々な会場をめぐる16日間。
Kunitachi Art Center、第5回目の開催です。
一般社団法人ACKT
関連プログラム
□ KAC2024ツアー
イベントの開催エリア、南北それぞれをボランティアチームCAST(キャスト)のアテンドで巡ります。
(1)北エリアを巡るコース
日時:10月12日(土)/10月20日(日)、各13:00~16:30
集合場所:旧国立駅舎前[東京都国立市東1丁目1−69]
(2)南エリアを巡るコース
日時:10月13日(日)/10月19日(土)、各13:00~16:30
集合場所:さえき洋品●(てん)[東京都国立市谷保5014-4]
参加費:無料
定員:各回6名(要予約/先着順)
申込方法:公式ウェブサイトよりお申し込みください。
申込受付開始:9月3日(火)18:00頃を予定
*雨天決行、荒天中止
□ KAC5周年記念トーク
2日間にわたり、ゲストとともに「地域とアート」について考えるトークプログラムを開催します。
(1)1日目「地域のアート」
相模原市の橋本を拠点に活動を広げる「アートラボはしもと」の学芸員である加藤慶さん、参加のデザインとアートの研究を行う齋藤啓子さん、国立市を舞台に展開している本事業の関係者が「地域のアート」についてお話しします。
日時:10月12日(土)18:30~20:00
会場:さくらホール[東京都国立市東1-4-6 国立商協ビル2F]
進行:加藤健介(三画舎/一般社団法人ACKT)
登壇:加藤慶(相模原市アートラボはしもと 学芸員)、齋藤啓子(武蔵野美術大学造形学部視覚伝達デザイン学科 教授)、丸山晶崇(museum shop T/一般社団法人ACKT)、楠本聡(国立市教育委員会教育部生涯学習課社会教育・文化芸術係)
(2)2日目「地域でアート」
小平市で一軒家をアトリエ/ギャラリーとして共同運営するWALLA、多摩地域を拠点に作品制作などの活動を行うメンバーで結成されたTama Art Collective、本イベントの企画を担うKunitachi Art Centerのメンバーが「地域でアート」を行うことについてお話しします。
日時:10月13日(日)18:30~20:00
会場:さくらホール[東京都国立市東1-4-6 国立商協ビル2F]
進行:加藤健介(三画舎/一般社団法人ACKT)
登壇:大石一貴/大野陽生/吉野俊太郎(WALLA)、井上光太郎/中村亮一(Tama Art Collective)、福嶋幸平(Gallery Yukihira)、丸山晶崇(museum shop T/一般社団法人ACKT)
参加費:無料
定員:各回50名(予約不要)
*会場の混雑状況により入場制限を行う場合がございます。
□ 公開制作プログラム2024「月夜に提灯と云われども空吹く風と聞き流す」
KAC2024の会期に先駆け、さえき洋品●(てん)にて2名の作家による公開制作を行います。
作家:三鑰彩音/山本恵海
公開制作期間:9月14日(土)、15日(日)、21日(土)、22日(日・祝)
*日程や時間帯によって作家が不在の場合もあります。
展示:10月5日(土)〜20日(日)*火・水・木曜休み
時間:11:00~18:00
会場:さえき洋品●(てん)[東京都国立市谷保5014-4]
□ ワークショップ「石の洋服に岩の絵の具で描いてみよう!」
公開制作の参加作家(三鑰彩音/山本恵海)による、岩絵の具を使ったワークショップを開催します。
日程:①10月12日(土)10:00~12:00、②10月12日(土)14:00~16:00
③10月14日(月・祝)10:00~12:00、④10月14日(月・祝)14:00~16:00
会場:さえき洋品●(てん)[東京都国立市谷保5014-4]
所要時間:1時間30分〜2時間
参加費:各回500円(持ち物不要)
定員:各回5名(要予約/先着順)
申込方法:公式ウェブサイトよりお申し込みください。
申込受付開始:9月3日(火)18:00頃を予定
*定員に空きがある場合のみ、当日受付を行います。
*当日は汚れてもいい服装でご参加ください。
*制作した作品は会期中、作家の作品と一緒に展示します。
*作品は会期終了後にご指定いただいた住所へ発送いたします。
□ KAC2024 スタンプラリー
イベント会期中、参加拠点を巡るスタンプラリーを開催。北・南・西エリアで集めたスタンプの数に応じてオリジナルの参加証をお渡しいたします。
スタンプラリー会場(13か所):
①北エリア|アートスペース88、OCUYUKI、Gallery Yukihira、コート・ギャラリー国立、Found & Made、museum shop T
②南エリア|Koizumi Studio、さえき洋品●(てん)、ZEIT-FOTO kunitachi、lamapacos ラマパコス
③西エリア|kanariya nook、STUDIO322、スタジオT.M
参加証:
… 北・南・西エリアから各1か所(合計3か所以上)|KACロゴステッカー
… 北・南・西エリアから各1か所かつ合計5か所以上|KACロゴ×くにニャンステッカー
… 北・南・西エリアから各1か所かつ合計10か所以上|KACオリジナルトートバッグ
参加証の配布会場:
さえき洋品●(てん)、museum shop T、Gallery Yukihira、STUDIO322
*スタンプラリー用の台紙は各拠点で配布しています。
*営業日・営業時間は各店舗により異なります。
*参加証は数量限定のため、なくなり次第配布を終了します。
*スタンプラリーは会期終了までお楽しみいただけます。
昨年(2023年度)の参加者の声
・知っているまちなのに、知らない場所ばかりでとても新鮮でした。
・作家さんの生の声を聞くことができる良い機会でした。
・ちょうど引越しを考えていることもあり、ギャラリーだけでなくまちの様子も感じられて雰囲気を掴むことができました。
・住宅街の中にあるギャラリーなどはなかなか行く機会がないと思うので、今回行けて良かったです。普段開いていないギャラリーも覗けて良かったです。
・地域としての魅力を堪能できました。芸術という視点から町を巡るというのが初めての体験だったこともありますが、「アート」としての作品、その裏側に触れながら鑑賞することがとても楽しかったです。
参考情報
東京アートポイント計画 について
地域社会を担うNPO*とともに、社会に対して新たな価値観や創造的な活動を生み出すためのさまざまな「アートポイント」をつくる事業です。 当たり前を問い直す、課題をみつける、異なる分野をつなぐ―そうしたアートの特性を活用し、実験的なアートプロジェクトを通して、個人が豊かに生きていくための関係づくりや創造的な活動が生まれる仕組みづくりに取り組んでいます。
2009年から現在(2024年6月)までに、東京都、アーツカウンシル東京、NPOとの共催で56団体と45件のプロジェクトを実施してきました。プロジェクトが地域に根付くために、プロジェクトを担う人材育成や活動基盤の整備なども行っています。
*NPO法人のほか、一般社団法人、社会福祉法人など非営利型の組織も含む
https://www.artscouncil-tokyo.jp/what-we-do/artpoint-concept/
ACKT(アクト/アートセンタークニタチ)について
ACKTはまちなかで生まれる多様なプログラムを通して、アーティストや市民・市外の参加者と交流をしながら活動し、共に成長していくためのアートプロジェクトです。「まちを舞台に編まれる芸術と文化」をテーマにしたプログラムやアクションを通じて、新たなまちの価値を生み出していきます。
Kunitachi Art Center 2024は、ACKTによるネットワーク形成事業の一環として、3つの拠点が提携した団体「Kunitachi Art Center(museum shop T / Gallery Yukihira / STUDIO322)」とともに企画・実施しています。
アーツカウンシル東京 について
世界的な芸術文化都市東京として、芸術文化の創造・発信を推進し、東京の魅力を高める多様な事業を展開しています。新たな芸術文化創造の基盤整備をはじめ、東京の独自性・多様性を追求したプログラムの展開、多様な芸術文化活動を支える人材の育成や国際的な芸術文化交流の推進等に取り組みます。
https://www.artscouncil-tokyo.jp/ja
プレスリリース(PDF)ダウンロード
d38211-692-8a0d7af4b45ccc8f5201eed1c106ca52.pdf
【本事業に関するお問い合わせ】
公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京 事業部事業調整課 事業調整係
TEL:03-6256-8435 E-mail:tarl@artscouncil-tokyo.jp
【本リリース、掲載に関するお問い合わせ】
公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京 企画部広報課 広報係
TEL:03-6256-8432 E-mail:press@artscouncil-tokyo.jp