企業向け研修にAI教習車の導入を開始

by GENIC
  • AI教習車導入の背景と目的

 川越自動車学校では、通常の運転免許証取得教習はもちろん、一般企業向けの安全運転研修やペーパードライバー講習は、交通安全の啓蒙の1つとして重要であると考え、如何にして講習の内容をより満足いくものにしていくかを、重要な課題と認識しております。AI教習車の導入により、評価レポートの作成、受講者自身が不足している運転姿勢を動画にて振り返ることができるなど、研修内容をさらに充実させることが可能と考えました。

 また、自動車教習所業界では、教習指導員の高齢化による将来的な指導員不足は、課題の1つとなっております。2021年に全日本指定自動車教習所協会連合会が発表したところによると10年後には教習生に対して指導員が最大35%不足するとの試算がでております。現在はAI教習車を自動車運転免許取得のための教習に使用することができませんが、前もって準備をしておくことで、将来的な指導員不足という課題への対応にもつながるものと考えております。

  • AI教習車の特徴

 AI教習車は、AIや自動運転の技術を活用して自動車学校での技能教習をサポートするシステムを搭載した教習車を指します。

※引用元:AI教習所株式会社

自動運転技術により、車両に後付けしたセンサーにて自車両、他車両の位置や情報を認識、記録することができます。また、車内にカメラを搭載し、運転者の目、鼻、耳などの動きから確認行動の有無を把握しています。その他、車速や舵角などの走行情報も取得しており、これらのデータから検定時の評価基準に基づいて評価する仕組みとなっています。教習終了後はレポートとして評価内容を確認するほか、動画にて、減点された項目について確認することが可能です。

運転する姿勢は、乗れば乗るほど我流になってくる傾向が高くなります。AI教習車では、検定基準に沿って正確に評価することができ、そのレポートや運転動画を活用することで、受講者は普段の運転から忘れてしまっている確認行動や運転姿勢を見直す機会を提供することができます。

  • 参考画像

AI教習車(外観)AI教習車(外観)

車両上部に取り付けたセンサーで位置や周囲の情報を把握します車両上部に取り付けたセンサーで位置や周囲の情報を把握します

車内に取り付けたカメラで運転者の顔の向きを把握します車内に取り付けたカメラで運転者の顔の向きを把握します

運転終了後は搭載されたタブレット画面で減点箇所などの確認を行います運転終了後は搭載されたタブレット画面で減点箇所などの確認を行います

運転の記録はレポートとしてデータを抽出することができ、自身の振り返りや成果物としての保管が可能運転の記録はレポートとしてデータを抽出することができ、自身の振り返りや成果物としての保管が可能

Adblock Detected

Please support us by disabling your AdBlocker extension from your browsers for our website.