株式会社ビーマップ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:杉野文則、以下当社)は、ドイツ・ベルリンで2024年9月24日(火)~ 27日(金)に開催される国際鉄道技術専門見本市「イノトランス2024」に出展いたします。
当社はイノトランス会場の中でも、自動車や自転車のシェア利用、ライドシェアやライドプーリングなどのファーストないしラストワンマイルのモビリティ、スマートデバイス用のアプリによる交通機関の情報提供、予約、支払い等による利便性向上などにフォーカスした「Mobility +(モビリティ・プラス)」のエリア内に、「デジタルきっぷ」を紹介するブースを設置します。ブース内では、店舗等で取得したQRコード乗車券を、自動改札の読み取り機にかざしたのちに交通機関に乗車するという、デジタルきっぷ「とくチケ」を利用する際の一連の流れを体験していただくことができます。
今回の出展を通じ、世界中の鉄道をはじめとする交通機関の関係者にデジタルきっぷ「とくチケ」を体験していただくことで、当社はデジタルきっぷ「とくチケ」による集客の有効性と、そこから街の賑わいを広げ、街を活性化させる可能性の大きさを訴える所存です。
■イベント概要
【名称】 イノトランス2024(InnoTrans/国際鉄道技術専門見本市)
【開催日】 2024年9月24日(火)~27日(金)
【会場】 メッセ・ベルリン(ドイツ ・ベルリン)
【主催】 メッセ・ベルリン社
【公式サイト】 http://www.innotrans.com/ (英語またはドイツ語)
■出展概要
【ブース番号】ホール7.1C「Mobility +(モビリティ・プラス)」エリア内 425番ブース
【出展内容】店舗で買い物をした特典としてデジタルきっぷ「とくチケ」を取得し、買い物後に鉄道・バスなどの交通機関を無料で利用できる、その一連の流れをブース内にて再現。実際に体験していただくことができます。体験後はささやかながら抽選によりプレゼントもご用意いたします。
■会場内プレゼンテーション
「Mobility +(モビリティ・プラス)」エリア内に設けられたステージにおいて、会期中の下記日程にて当社社員が登壇し、デジタルきっぷ「とくチケ」を紹介するプレゼンテーションを行います。
【日時】2024年9月25日(水)14:30~15:00
【テーマ】世界初!無料デジタルチケットシステムで街に賑わいをつくろう!
【講演内容】受益者負担の考え方による新たな鉄道ビジネスの可能性
デジタルきっぷ「とくチケ」を活用した新たな取組み
当社が出展する「Mobility +(モビリティ・プラス)」エリア内は、ステージ周辺を含めてオープンスペースとなっており、プレゼンテーションも当日の入場者なら誰でもご覧いただけます。世界中から訪れる来場者に向け、デジタルきっぷ「とくチケ」を活用した街の賑わいづくりの可能性をアピールします。
《参考》デジタルきっぷとは
「受益者負担」の考え方に基づき、当社と南海電気鉄道株式会社が共同で開発した、QRコードを活用した鉄道等の交通機関向け乗車券類配信サービスです。
自家用車を利用して商業施設で買い物をすると、駐車場代金の割引や無料化などの特典が受けられるのと同様に、商業施設や公共施設、イベントなどの利用時に往路または復路(もしくはその両方)の鉄道・バスなど交通機関の運賃を割引、または無料とするサービスを提供。これにより利用者に対して施設と交通機関の双方の利用を促す動機付けをはかり、実際の集客に繋げようとするものです。
これを実現するため、各店舗・施設利用時にスマホなどで専用のQRコードを取得し、これを駅の自動改札機などの読み取り機に認識させることで乗車券として利用可能とする、一連のソリューションの開発を行いました。また、現在、複数の国内鉄道会社及び流通業などの企業と勉強会を実施中です。
・日本国内では特許取得済み
【特許】第7235264号
・各国に特許を申請中
デジタルきっぷ「とくチケ」について、海外の鉄道関係者へヒヤリングしたところ高い評価が得られたこと、国際調査報告書(PCT)において新規性と進捗性があるとの評価も得られたことから、この度のイノトランス出展を機に海外でも特許取得に向けた手続きを進めています。
・デジタルきっぷの活用による集客事例については、下記リリースもご参照ください
「【日本初】官民共同で、QRコード乗車券を無償で提供する実証事業を行います ~泉佐野市のイベント参加で、きっぷをもらおう!~」(2024年2月28日発表)
https://www.bemap.co.jp/library_file/cms_file/24022801138.pdf
※「QRコード」は株式会社デンソーウェーブの登録商標です
■出展にあたり、当社代表取締役社長 杉野文則よりコメント
コロナ禍以降、テレワーク、WEB会議等で人の移動が少なくなり、鉄道会社の乗客数は、定期券の利用も含めて、コロナ前の水準に達しておりません。人の移動が少なくなると、消費も減り経済が縮小します。デジタルきっぷ「とくチケ」を通じて、人の移動が盛んとなり、経済の活性化に繋げられればと願っております。一方、いくつかの鉄道会社からは、2026年度末以降、磁気式の「普通乗車券(近距離券)」が廃止され、QRコード乗車券が導入されるとの発表もあり、デジタルきっぷの可能性は益々高まっています。
私どもは、このサービスの先には下記のような未来を描いてます。
大手モールで一定以上の金額の買い物をしたら駐車場が無料になるように、電車で来店した人も同じ条件で買い物をしたら往復のデジタルきっぷがもらえる
住宅展示場に来場すると往復のデジタルきっぷがもらえる
おじいちゃん、おばあちゃんが孫に会いに来てくれるためのデジタルきっぷを、SNSを通じて提供する
競艇場・競馬場に来場すると、帰りに沿線の主要駅までのデジタルきっぷがもらえる
鉄道沿線の住宅物件を購入したら、鉄道が一定期間無料になる
インバウンド客に対して、10万円以上お土産を購入したら電車乗り放題の特典付与
自治体から年配者にデジタルきっぷが支給され、一定金額までは追加の金銭的負担なしで使える
私どもは、「THE NEXT TOWN」(※)も含めて、街が賑わい経済が活性化されて、楽しんでいただける施策をこれからも進めますので、是非ご期待ください。
(※)…「THE NEXT TOWN」の具体的な取り組みについては、下記プレスリリースもご参照ください
「THE NOGIZAKA46 TOWN produced by MEITETSU」
ビーマップが手がける都市ビジネスプラン「THE NEXT TOWN」を乃木坂46×名鉄で開催
(2024年7月18日発表)
https://www.bemap.co.jp/library_file/cms_file/24071901170.pdf