株式会社日本能率協会マネジメントセンター(代表取締役社長:張 士洛、東京都中央区、以下JMAM〔ジェイマム〕)は、『初学の編集者がわかるまで書き直した 基礎から鍛える量子力学』を2024年8月27日(火)全国の書店、ネット書店にて発売しました。
■本書の内容
基礎となる数理・物理から出発し、丁寧なステップを積み上げながら、量子力学のスタンダードな計算を自分の手で実行できるようになることを目指す、独習可能な教科書。
本書では、古典力学・ベクトルと線形演算子・ハイゼンベルク形式(行列力学)・シュレディンガー形式(波動力学)といった「量子力学の構成」について学び、体系としての量子力学を理解します。
その上でシュレディンガー方程式が手計算で解け、量子の典型的な特性を学べる題材に絞って個別に解説を行います。
・外力が働かない自由粒子
・ポテンシャル障壁をすり抜けるトンネル効果
・「解ける」量子系の典型例である調和振動子
・ひとつの集大成としての水素原子
これらを一通り学び終えた後、読者が「量子力学の基礎を修めた」と自信を持って言える1冊。
自分の言葉で量子力学を理解したい方、社会に出てから改めて量子力学を学びたくなった方、量子力学に初めて触れる大学生・高校生におすすめです。
■概要
タイトル:初学の編集者がわかるまで書き直した 基礎から鍛える量子力学
著 者:松浦 壮
発 売 日 :2024年8月27日(火)
価 格:2,970円(税込)
出 版 社 :株式会社日本能率協会マネジメントセンター
頁 数:424ページ
判 型:A5
ISBN :9784800592521
■目次
はじめに
第1章 日常の底にあるもの 〜位置と速度〜
第2章 ニュートンからハミルトンへ 〜古典力学の洗練〜
第3章 量子の表し方 〜重ね合わせの原理〜
第4章 ベクトルことはじめ 〜矢印で表されるベクトル〜
第5章 本当のベクトルの世界へ 〜ベクトル空間〜
第6章 ベクトルをあやつるもの 〜線形演算子〜
第7章 量子を表す道具たち 〜固有値・固有ベクトル・エルミート演算子〜
第8章 量子力学の完成 〜行列力学〜
第9章 シュレディンガー形式へ 〜波動力学〜
第10章 シュレディンガー方程式をどうやって解く?
第11章 自由粒子
第12章 定数ポテンシャルとトンネル効果
第13章 調和振動子
第14章 水素原子
おわりに
■著者プロフィール
松浦 壮(まつうら そう)
慶應義塾大学 商学部教授 日吉物理学教室所属
1974年生まれ。1998年、京都大学 理学部卒業。2003年、京都大学大学院で博士号(理学)を取得。その後、素粒子物理学者として日本、デンマーク、ポーランドの研究機関を渡り歩き、2009年、慶應義塾大学商学部勤務、2016年から同大学教授。研究テーマは、超弦理論やグラフ理論を使ったゲージ理論の解析。研究の傍ら、自然科学を専門にしない学生を対象に物理学の講義を行う。趣味は、武術、水泳、クラシックギターなど。著書に『時間とはなんだろう』『量子とはなんだろう』(ともに講談社ブルーバックス)、『宇宙を動かす力は何か』(新潮新書)など。
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■紙面のご紹介
数式展開の経過と展開方法のヒントを丁寧に記述し、
初学者が自ら計算できるように配慮した量子力学の基本テキストです