親からの虐待を経験し、それでも生き延びて大人になった若者たちは、今どう生きているのか。
虐待をテーマとしたドキュメンタリー映画「REALVOICE」に出演しメッセージを伝えた若者たちに、自らも児童養護施設出身である監督・山本昌子が深掘りインタビューしたリアルな記録です。
言葉に表せなかった苦しさ、成長してから自覚した新たな苦しみ、自立とともに襲ってきた孤独。
必死で出していたSOSと、それを受け止め支えようとする大人たちの奮闘の様子も見えてきます。
消えない苦しみも、回復への歩みも、当事者目線で丁寧に聞き取った胸を打つノンフィクションです。
▼まえがきをnoteで全文公開中
https://note.com/kadobun_note/n/n61555db1af30
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目次
つながり続けてほしい。ただいてくれるだけでいい ――琴海(24歳)
本当はお母さんに迎えにきてほしかった ――杏(19歳)
人生初の親子喧嘩は里親とだった。伝えたい感謝の気持ち ――侑珠(24歳)
困る前に助け合える社会であればいい ――蓮(20歳)
親を庇う気持ちも、親を憎む気持ちも持っていていい ――凜(23歳)
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イベント情報
2024年9月15日(日)にサイボウズ(株)日本橋オフィスにて、出版記念トークイベントを実施します。
▼イベント詳細はこちら
https://peatix.com/event/3964255/view
※イベントに関するお問い合わせは上記リンク先の「主催者へ連絡」よりお願いいたします。
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書誌情報
書名:親が悪い、だけじゃない 虐待経験者たちのREAL VOICE
著者:山本昌子
装丁:二見亜矢子
イラスト:佐藤香苗
発売⽇:2024年8⽉28⽇(水)※電子書籍同時発売
定価:2,090円(本体1,900円+税)
体裁:四六判/並製単⾏本
⾴数:320⾴
ISBN:978-4-04-114595-1
発⾏:株式会社KADOKAWA
KADOKAWAオフィシャル 書誌詳細ページ
https://www.kadokawa.co.jp/product/322310000297/
出版書誌データベース本書ページ
https://www.books.or.jp/book-details/9784041145951
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著者プロフィール
山本昌子(やまもと まさこ)
1993年生まれ、東京都出身。生後4か月から2歳まで乳児院、2歳から18歳まで児童養護施設、18歳から19歳まで自立援助ホームで生活した経験を持つ。児童養護施設出身者の成人をお祝いするボランティア団体「ACHAプロジェクト」の代表を務める。こども家庭審議会こどもの居場所部会委員。
ドキュメンタリー映画「REALVOICE」
https://www.instagram.com/7974lovesmile/
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