見つめるまなざし、しなやかな指先、美しさと力強さを湛える女性像を描き続けている画家・田村能里子氏の
和光では2009年以来、15年ぶり3回目の個展を開催いたします。
田村氏は今から55年前、異国の地インドで制作の原点ともいえる女性のモデルたちと出会い、以後、シルクロードやタイなどの各地で生命感溢れる「姿」を求め、描き続けています。
今展では素描を基にして描いた「四季のミューズ」と題した4枚の壁画の展示を中心に、壁画に描かれた場面と素描のつながりを感じ取っていただく40余点の展覧です。
素描一作一作に宿る、凛とした中にもつややかさを湛える女神(ミューズ)たちの世界をご高覧ください。
田村能里子(たむら・のりこ)略歴
1944年 愛知県一宮市に生まれる
1966年 武蔵野美術大学油絵実技専修科卒業
1969~73年 インド・カルカッタ(現コルカタ)に滞在
1980~87年 安井賞展出品
1982年 昭和会展「鳥と女」優秀賞
1983年 現代の裸婦展大賞
1984~89年 日本青年画家展出品(88年優秀賞)
1985年 個展「陽炎女(かげろうびと)」(和光ホール)
1986年 文化庁在外研修員として北京中央美術学院に留学
1989年 日本秀作美術展出品
壁画「二都花宴図」(中国・西安)に対し中国政府より軒轅杯国際特別賞授賞
前田寛治大賞展「孤のとき」佳作賞
1990~98年 両洋の眼展出品
1994~95年 個展「沙風のかたち」(有楽町アートフォーラムほか、日本経済新聞社主催)
1995~98年 タイ・バンコクに滞在
2008年 個展「宝厳院襖絵完成記念(髙島屋・日本橋ほか、日本経済新聞社主催)
2009年 個展「美神たちのざわめき」(和光ホール)
2012年 DOMANI・明日展出品(新国立美術館)
2015年 「シルクロードの女たちシリーズ」常設展示(パラミタミュージアム・三重県)
2019年 個展「風のまほろば」(そごう横浜、西武池袋本店)
2024年 個展「凛とつややかに」(セイコーハウスホール)
著作 画文集「被衣女群像印度」(形象社)
エッセイ集「陽だまりの女たち」(筑摩書房)
画文集「女ひとりシルクロードを描く」(日本経済新聞社)
画文集「風と沙と女たち」(日本経済新聞社)
「田村能里子素描展 ー凛とつややかにー」
9月26日(木)~10月6日(日)
会場:セイコーハウスホール(東京都中央区銀座4-5-11 セイコーハウス 6階)
お問い合わせ先:03-3562-2111(代表)
営業時間:11:00~19:00(最終日は17:00まで)
休業日:無休
入場料:無料
主催/和光
◎和光ホールは、「セイコーハウスホール」へ名称変更しました。
セイコーグループ事業全般に関連する展示や、アーティストとの共創など、世界に向けてさまざまな発信をしてまいります。
◎撮影をご希望の際は、営業時間外にて承ります。
営業時間および催事は予告なしに変更する場合がございます。
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