株式会社harmony(本社:東京都港区、代表取締役CEO:原島篤史)は、DRG Fund、Link Capital、インキュベイトファンドからの第三者割当増資によりシードラウンドで総額4,500万円の資金調達を実施いたしました。
(コーポレートサイト:https://harmonyinc.ai/)
■背景
Robloxを中心として、メタバース市場が急速に勃興しつつある中で、アバターの着るファッションという新しい市場が立ち上がっています。デジタルファッション市場は、2022年時点で約2億ドルあり、2030年には350億ドルにも上ると予想されています(※)。
今後、ARグラスなどの先端デバイスが普及することで、デジタルファッションがアパレル業界の抱える大量廃棄などの社会課題を解決できる可能性を秘めていると私たちは考えています。この分野は海外では既に注目されているため、日本ならではのアプローチでデジタルファッションを日本から発信していくことが必要です。
※ RobloxとFortniteを除いての市場規模。出典は、Business Research Insights社 Digital Fashion Professional Market Size, Share [2024 To 2030]。
■事業概要
harmonyは、アパレル企業やクリエイターおよびユーザーにデジタルファッションを始める機会を提供します。マルチプラットフォームのメタバースで着用可能なアイテムを販売するマーケットプレイスの開発を行ないながら、デジタルファッションを日常の現実世界で楽しむためのSNSアプリ「flah(フラー)」の運営も行っています。また、これからデジタルファッションを始めたい方から既に取り組んでいる方までを広く対象に、情報提供、技術提供、販売支援を通じて次世代のファッションをともに模索する事業を運営しています。特に、近年国内でもユーザー数が急増しているRobloxやすでに一定のユーザー数のいるVRChatを中心としてデジタルファッションアイテムの企画制作・販売を行っています。
■私たちの思想
harmonyは、次世代のファッションを模索し、新たなファッションインフラを構築するチームです。「流行」という意味の言葉であるファッションの代表格が衣服ですが、衣服について考えることは、私たち人間の身体について考えることに他なりません。なぜならば、衣服は身体によって着られることで初めて衣服となるからです。私たちは、デジタルファッションとは何かを探求する中で、ヴァーチャルな世界における人間の身体と現実世界における人間の身体、その両方を考えています。そして、身体について考えることは、コミュニケーションについて考えることに他なりません。なぜならば、人間は他者とのコミュニケーションなしに自身の身体の輪郭を捉えられないからです。つまり、harmonyとはデジタルファッションによって人間の身体とコミュニケーションに優しい変化をもたらそうとするチームです。
■資金調達の目的
今回調達した資金によって、組織体制の強化を行うとともに、RobloxやVRChatをはじめとするマルチプラットフォームのメタバースで着用可能なアイテムを企画、開発、販売する他、アイテムを購入できるマーケットプレイスの開発、運営を行い、事業拡大を目指してまいります。
■採用・インターン情報
私たちはまだスタートラインに立ったばかりです。そして、デジタルファッションもまた黎明期にある分野だと考えております。多様な分野の触媒となるデジタルファッションは特定のスキルだけではなく、様々な分野に興味があり、それらを繋ぐことのできる人を必要としています。一緒にデジタルファッションの探究と次世代ファッションインフラの構築に挑戦したい方のご応募をお待ちしております。
■投資家コメント
DRG Fund :General Partner 日下部 竜氏
株式会社harmonyは、デジタルファッションという次世代の産業のリーディングカンパニーを目指すスタートアップです。
ARを活用したファッションアイテムの着用や購買、メタバース空間上のファッションアイテムの制作など、将来性の見込まれる事業を行っております。
DRG Fundは、当社の考える未来に共感し次世代のファッション業界を切り開く会社になるポテンシャルに確信を持ち出資いたしました。
今回の出資を通して当社の想いを実現するための事業拡大や経営支援を経営陣・社員と共に取り組んでいきます。
Link Capital : 青野 佑樹氏
デジタルファッション領域はこれから大きく伸びる産業の一つです。harmony社はその領域のトップランナーとなる企業だと確信しており、これから一緒にチャレンジできることを嬉しく思います。
デジタル空間同士の障壁、リアルとデジタルの障壁を取り除くことで、次世代における自由なファッション体験を実現していくべく、原島さんを中心としたチームを全力で支援していきます。
インキュベイトファンド株式会社:
代表パートナー Paul Mclnerney氏/事業開発アナリスト 竹之内 結斗氏
デジタルファッションという新しいファッションインフラを作るスタートアップharmonyの最初の株主としてジョインさせていただきました。
CEOの原島さんは音大の作曲科出身で、その後メタバースの社会実装に取り組むなど、自己表現のあり方について深く考えられてきた方です。
harmonyが対象とするデジタルファッション市場は、メタバースの急速な立ち上がりによってまだまだインフラが整っておらず、市場を形成していく段階にあります。
harmony経営陣と共に、我々もこの市場の形成にZero to impactの想いでコミットしていきます。 この度harmonyのチームの一員になれたことを非常に嬉しく思います。
■harmony代表 原島 篤史 メッセージ
この度、3つの強力なパートナーと共に、私たちのビジョンを社会に具現化できる確信を持ち、心強さも感じています。しかし、私たちが目指す次世代のファッションインフラは、私たちだけでは作れないと考えています。 次世代のファッションインフラは、アパレル業界の皆様はもちろん、服を着るすべての人々と共に創り上げていくものだと信じています。このリリースに興味を持ち、私たちのビジョンに共感してくださったあなたと、作り上げたいと願っています。 これからの私たちの活動に、ぜひご注目頂ければ嬉しいです。皆様と共に、様々な活動を進めていける日を心待ちにしています。
経歴
東京音楽大学を作曲専攻で卒業後、同大学の新キャンパスプロジェクトのリードを担い、キャンパス設計・総合ソフトウェア開発に取り組む。2020年からは東京音楽大学付属高等学校でDX推進およびイノベーションプログラムの講師を務めるほか、クリエイティブエージェンシーsencrにて映像制作やWeb制作のディレクターを務める。その後、空間コンピューティング企業MESONのディレクターを経て、株式会社harmony創業。
■株式会社harmonyについて
私たちは、デジタルファッションが人々のコミュニケーションをより優しく、リスペクトに溢れるものにすると信じています。ファッションは極めて社会的な営みであり、同時に人間のさまざまな営みが交差する要衝でもあります。ファッションにデジタルの力を加えることによって、人間はこれまでよりも衣服と創造的な関係を取り結べるようになるだけでなく、音楽やアートといった衣服以外の表現をもその身体に「着る」ようになるのかもしれません。なにかを着るということは、誰かに自分の想いを伝えようとすることです。もしどんなものでも着られるとしたら、あなたはいまなにを着てみたいですか。
株式会社harmonyは、デジタルファッションとは何かを探究し、次世代のファッションインフラを構築するチームです。
株式会社harmony(harmony Inc.):https://harmonyinc.ai/
代表取締役CEO:原島 篤史
設立:2023年6月
所在地:〒106-6116
東京都港区六本木6-10-1六本木ヒルズ森タワー16F
——————————————
【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社harmony 広報
E-mail:hello@harmonyinc.ai
——————————————