東海旅客鉄道株式会社(以下「JR東海」)、ミズノ株式会社(以下「ミズノ」)、ジェイアール東海商事株式会社は、東海道新幹線の車両に使用していたアルミをリサイクルした子供用の金属バットを共同開発し、昨年10月に発売しました。
このたび、第2弾として、初代新幹線「0系」をモデルとしたバットを10月1日より販売しますので、お知らせします。
1971年にミズノが「日本で初めて製造・販売した国産の金属バット」と、1964年に登場した「日本で初めての新幹線0系」は同じ時代を歩み、進化を遂げてきました。JR東海とミズノは「夢を追いかける少年少女を応援していきたい。」という思いを込め、東海道新幹線開業60周年を記念して、再び『東海道新幹線再生アルミ』を活用し、子供たちの夢や希望が詰まった野球のバットをご提供します。
JR東海グループとミズノは、『東海道新幹線再生アルミ』を活用した金属バットの製作をはじめ、今後も地球環境保全を通じた持続可能な社会の実現に向け、取り組んでまいります。
JR東海グループとミズノは、『東海道新幹線再生アルミ』を活用した金属バットの製作をはじめ、今後も地球環境保全を通じた持続可能な社会の実現に向け、取り組んでまいります。
1.商品概要
(1)商品名 「0(ゼロ) KONG-1964」
(2)素 材 東海道新幹線N700系※1車両をリサイクルした
『東海道新幹線再生アルミ』
※1一部700系車両も使用
(3)発売日 10月1日(9月19日予約開始)
(4)金 額 ¥17,600(本体価格¥16,000)
(5)サイズ 74cm/440g
(6)カラー ホワイト×ブルー
(7) 原産国 日本
(8)対象者 小学校1-3年生、新幹線ファン
(9)発売本数 500本(予定)
(10)販売店舗 ミズノ直営店、ミズノ公式オンライン
▼『東海道新幹線再生アルミ』バットの詳細はこちら
URL:https://jpn.mizuno.com/baseball/sdgs
▼ ご購入はこちら
URL:https://jpn.mizuno.com/ec/disp/attgrp/1CJMY19074/
2.商品の特長
・ミズノ史上初のアルミリサイクルバットの第2弾。(『東海道新幹線再生アルミ』約95%使用)
バットの形状は同じですが、デザイン面にこだわり、バットのキャップ部分を新幹線のノーズに見立てて、新幹線0系の独特な愛らしいフォルムを表現するとともに、窓は1964年当初の「0系初期型」で用いられていた大型タイプをイメージしました。
3.『東海道新幹線再生アルミ』の概要(別紙)
(1)リサイクル技術の開発
・JR東海グループは、新幹線車両に使用されていたアルミから付着物を取り除いて、高純度のア ル ミ合金のみを抽出する手法を開発(特許第6786689号)し、アルミのマテリアルリサイクルを実現しています。
(2)『東海道新幹線再生アルミ』の特長
・『東海道新幹線再生アルミ』は、アルミを新製する場合に比べ、製造時に必要なエネルギーを抑えられるため、CO2排出量を97%削減し、環境への負荷を軽減することができます。
(社団法人日本アルミニウム協会算出データ)
・新幹線車両に使用されていた強度の高いアルミの再生素材のため、装飾だけでなく、建築材料や精密機械にも使用することができます。
4.サステナビリティ活動について
◆ミズノ
・ミズノは、1991年から30年以上にわたり環境保全活動に取り組んでおり、持続可能な社会の実現に向けて挑戦を続け、「2050年カーボンニュートラルの実現」を目指しています。
いつまでもスポーツが楽しめる豊かな地球環境を守り、次世代に引き継ぐことを目指しています。今回はリサイクルを通して子供たちの夢を後押しするという趣旨に賛同し、商品開発を実施しました。
・野球やソフトボール事業においては、グラブに使用できない残革やバットに不向きな不適格材を新たなものに生まれ変わらせる取り組みを行っています。また、野球用品のメンテナンス方法を伝え、子供たちにモノを大切に、長く使うことを伝えるワークショップも行っています。
◆JR東海
・JR東海では、これまで、地球環境保全を経営上の重要なテーマとして、さまざまな環境関連法令を確実に遵守するとともに、化学物質や廃棄物の適正な管理、削減に取り組んできました。また、廃棄物の適正な管理、削減に取り組み、Reduce(廃棄物の発生抑制)、Reuse(再利用)、Recycle(再生利用)の3Rの取組みを推進するなど、資源の有効利用を進めています。
・当社は、グループ会社以外の企業等とも連携して『東海道新幹線再生アルミ』の用途を拡大し、マテリアルリサイクル※2を通じて環境負荷の低減に取り組んでいきます。
※2マテリアルリサイクル:廃棄物等を原材料として再利用すること
5.今後のサステナブル共同企画について
・新幹線デザインバットの更なるラインナップ充実や従来のバットの材料として商品展開の
拡大を検討していきます。
以上